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童話/児童小説(たぶん)

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フレックス登校

フレックス登校

 四時間目は、理科だ。

「起立(きりつ)」

「礼」

 日直さんの号令に合わせて、みんなで背すじをのばし、しっかりとおじぎをする。

 今日の日直は、いつもはりきり屋さんのみのりちゃん。

「リラックス!」

 よく通る声で言って、みのりちゃんは、ゆかに腹ばいになった。

 ぼくらも、それぞれリラックスできるしせいをとる。

 美紅(みく)ちゃんは、ソファの上であぐら。

 サッカー少年の冬弥

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児童小説(短編) おとなの味

 ぶあつい、重たいドアを、ユヅキはからだごと、ぶつかるみたいにしておし開けた。頭の上で、カラン、コロンと、そうぞうしい音が鳴った。
 カウベルっていうのだ。
 前に来た時、おじいちゃんから教わった。

「あのぅ。すみません……」
 ユヅキはそう言ったきり、その場でもじもじとした。中に入ったはいいが、そこからどうしていいのかがわからない。
「あら。松本さんのところの」
 よかった。カウンターの中にい

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童話 セイと森のごちそう


1.夜のおでかけ 

 だいぶさむくなってきた、ある土よう日のことでした。

 六さいの男の子、セイのパパとママは、その日、朝からそわそわしていました。
 パパは、こうえんでたっぷりとあそんでくれました。いつもは、すぐに「もう帰ろうか」っていうのに。
 ママの作ったお昼ごはんは、おいなりさんに、グラタン、トマトサラダでした。つまり、セイのすきなものばかり。
 そしてまだお日さまがかくれないうち、

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