子どもキャリアインタビュー
キャリア教育で
インタビュー経験を通じて子どもたちは自信をつけた様子
夏休みのことです。
外で子ども達と歩いている時
一軒家の2階で外構塗装と
テラスの取り付けをしているお家がありました。
それを見つけて
「あの人、何してるの?お仕事インタビューをしたい」と
みーちゃん(仮名)が言い出しました。
一瞬、私は驚き
そして迷いました。
子どもたちに任せてみようと思い、
ご迷惑だったら謝り、責任を取ろうと思いました。
私は「いいよ。聞いてみよう。」と返事しました。
子どもたちは「やったー!!」と言って
円になり相談を始めました。
「どうする?どうしよう?。何ていう?」
「まず、挨拶して」
「何をしているか聞いて
仕事で嬉しいこととかあるかを聞こう。」などいろいろ言っていました。
なかなか決まらず
やっと話がまとまったようです。
そして、その後すぐに声をかけるのかと思いきや
そうではなく💦
その人の近くに行っては、少し後戻りして、
何度かそんなことを繰り返しました😅
言ってみたものの
恥ずかしくて行動には移せなかったのでしょう。
やっと勇気を出して
みーちゃんが「こんにちは〜」と大きな声で話しかけました。
子どもたちに突然、声をかけられた塗装屋さんは、
初めはびっくりした様子で
この子達は何だろうと思ったのか
2階から下まで降りてきて子どもたちに向き合ってくれました。
子どもたちから
「今、お話を聞いてもよろしいですか?」
「お仕事のお話を聞かせてください」と
お仕事の話を聞かせて欲しいと
お願いすることに成功しました!
「お仕事をしていて何が楽しいですか?」
「大変なことは何ですか?」という質問に
「お客さんにありがとうって喜んでもらえた時が嬉しいなー😊
大変なことは、お天気が晴れの日は良いけど雨やったら困るな〜」
と笑顔で答えてくれました。
何と有難い😭
インタビューが終わって子どもたちと一緒にお礼を言い
改めて「お忙しい中、ありがとうございました。
子どもたちにとってとても良い経験になりました。」
これまで、
子どもたちはインタビューの練習を重ねてきたことなどもお伝えすると
「自分の仕事のことを聞いてもらうことも、
子どもに自分の仕事のことを話したこともなかった。
こちらこそありがとう。」と笑顔で言ってくれました。
お声かけする前には黙々とお仕事されていました。
子どもにお話をしてくれている時、仕事に戻られる時も
イキイキとした表情に変化され、何だか私もとても嬉しくなりました。
子どもたちは塗装屋さんが見えない角まで来ると
「あ〜、緊張した〜」とそれぞれに大きく息を吐き出していました。
その顔もまたイキイキとしていました。
子どもたちは今までとは違う
「知らない人にインタビューをする」という
新しい経験を積むことができたのです。
インタビューを引き受けてくれた方も
ご自分の仕事の楽しさなどを話す機会を得られたことで、
お互いにとって素晴らしい時間になり、
価値のある経験になったのではと感じました。
何よりキャリアインタビューができる6歳(小1)が頼もしいです✨
お迎えに来られたみーちゃん(仮名)のお母様に
その日の出来事を報告すると
「みーちゃん(仮名)は人見知りが激しくて、
そんなことが出来るなんて、信じられません。
家でもたくさん我慢をさせてしまっていて、
言いたいことが言えなくて。
すごく嬉しいです。泣きそうです。」と
言ってくださいました。
実は私も泣きそうでした😂
「インタビューしたい」と最初に言ったみーちゃん、
普段は、自分からはほとんど発言しないおとなしい子なのです。
そんな姿からは想像できないくらい堂々と
笑顔でしっかりインタビューをしていました。
子どもたちの秘めたる力を発揮する瞬間に立ち会えたこと
子どもにいいよと任せることができる自分でいられたことが
今でも忘れられない一コマです。
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