50代の就職 その2
最初は、正社員として働ける仕事を探していたので、
転職サイトにいくつか登録しました。
マイナビ、doda、エン転職などの数社に登録。
その中の一つから、スカウトメールがきました!という、
メールが来たので、
どんな仕事だろうと見てみると、
国際VIP専属のハイヤー運転手
これ、と〜ってもお給料がいいです。
でも、私には不適性で、笑い話になりました。
20年も日本で運転してない私が、
都内で運転なんて、
しかも、VIP相手に英語で対応…。
世の中には、いろいろな職業があることが、分かりました。
転職サイトから、
毎日、山のようなメールが届き、
それに目を通してるだけでも、
1日があっという間に過ぎていきます。
事務職をひたすら探すのですが、
紹介したもらえる仕事は、
たくさんあるにもかかわらず、
似たり寄ったりの仕事の内容で、
どこに応募すればいいのか、
わからなくなりました。
事務職を探せば探すほど、
心がどーんと押しつぶされたように、
重くなり、
辛くなっていきました。
どうしても、
自分がオフィスで働いてる姿が想像できず、
それと、キラキラした20代に囲まれて、
一緒に働くことへの違和感もありました。
企業側が、
私のような事務職のブランクが長く、
キャリアも資格もない、
50代を正社員で雇うのには、
かなりハードルが高いのではないか?
そう感じた後、
今度は、派遣サイトに登録しました。
派遣事務の方が、まだ気楽だと感じたものの、
毎日、川のように流れてくる派遣サイトからの
仕事紹介メールの中から、
応募先を選べない私がいました。
事務以外に、多岐に渡り、幅を広げて、
仕事探しを始めてみました。
児童指導員や保育の仕事を見つけ、
本当は、こちらのほうをやりたいのだけど、
時給1400円〜1800円の派遣事務の仕事と比べて、
児童指導員や保育の系の仕事は、
時給1000円〜1200円。
私1人ならば、ダブルワークでも、
トリプルワークでもして、
がむしゃらに働いて、
好きな仕事を選びたいところですが、
娘がいるので、
あまり娘を、1人にさせることもできません。
事務職か、児童指導員か、
私の心は、その二つに、大きく揺れました。
まるで、振り子のように、
右(事務職)、左(児童指導員)と
毎日、揺れました。
時間だけが無駄に費やされる中、
ゴールデンウィーク前に、
正社員の児童指導員の仕事 一件
出版社の派遣事務の仕事 一件
応募しました。
正社員の児童指導員の会社から、
すぐに連絡が来て、
ぜひ面接をしたいとのこと。
すぐに返信して、
ゴールデンウィークに入りました。
仕事探しを一旦休憩。
やっと探して見つけた、正社員の児童指導員の仕事。
そこでは、英語教育に力を入れてるので、
海外滞在歴のある私に、需要があると思いました。
私には、児童保育系の資格が何もないので、
正社員、又は、時給が高めの派遣先を見つけるには、
かなり苦労しました。
ゴールデンウィーク明けて、
応募した、二つの会社から、
まだ返事がありません。
正社員の児童指導員のお仕事は、
派遣サイトにからだったので、
派遣サイトに連絡して、
返事が来ないことを伝えると、
派遣先からも、連絡してるけれど、
何の音沙汰もないと言われてしまいました。
せっかくゴールデンウィーク中、
返事を期待して待っていたのに、
かなりガッカリしました。
ゴールデンウィークが過ぎて、
どんどん焦り始めた私は、
介護派遣に登録してみました。
福祉系だから、似たようなものだろうと、
思っていましたが、大違い。
介護派遣会社から、すぐに電話があり、
いくつか質問をされました。
介護未経験な私に、
看取りは大丈夫ですか?
と、いきなり聞かれました。
入浴や排泄、その他の介護ならできるにしても、
看取りは、無理です。
慣れてきた後に、
看取りをしてもらうこともありますが、
大丈夫ですか?
と、聞かれたら、
受け入れていた可能性はありました。
時給はいくら、お考えですか?、と
聞かれたので、
正直に、1500円は欲しいです、と言うと、
苦笑いされて、
通常こちらでは、
平均1300円で、
未経験の方は、1200円からスタートしてもらってます、と、
言われました。
あんなに重労働で、大変な仕事が、
時給1300円?
きっと、この派遣コーディネーターの仕事の方が、
1日椅子に座って、電話で話すだけで、
現場の介護スタッフよりもお金をもらってるに違いない、と
思うと、
世の中、不公平に思えてきました。
保育や介護は、とても重要なお仕事です。
特に保育は、これから日本の社会を担う子供たちへの
成長と教育の場であるのに、
コールセンターやデーター入力のお仕事の方が、
お給料がいいなんて、
なんだか、おかしくないですか?
今回の仕事探しで、
いろいろなことを学びました。