miraくるを見出してくれた憧れの宇治抹茶パティシエ
私はひっそり生きていきたい、目立ちたくない。
1年前のmiraくるはこうして公に誰かに何かを訴えるのは
ありえないと思ってた。何故なら!恥ずかしいから!
本当にただ、それだけ。
写真を撮られるのも、人前で何かをするのも恥ずかしい。
気のおける人に自分のことを話すのは良くても…知らない人に
自分の頭の中を表現するのは…いやもう、そんなんあり得へん…。
ビジネスアカウントで社員さん達が顔出しで発信は
今時普通で私も楽しくフォローしてその会社の
ファンになってるけど…私がそれを求められたら手当カットで
いいから嫌、恥ずかしい!と本気で思ってたくらいである。
何より、私を知ってる人に仕事中の自分を知られるのも嫌。
正直、かなり別人やしびっくりされるかも。
プライベートの自堕落な自分でいると仕事中はまずいから。
…そんなmiraくるがこうして自分で事業を始める
きっかけになったケーキ屋さんの紹介をしていこうと思う。
人にあげたくなる小さなスイーツの百貨店
京都府宇治市にある憧れのケーキ屋さん。パティスリーYuji
私はスイーツ詳しくないけど、ここのスイーツがすごく好き。
一見普通のかわいいケーキ屋さんだけど、
私はケーキ屋というより小さなスイーツの百貨店と思っている。
本来、町のケーキ屋は生ケーキが主流。
勿論、パティスリーYuji様も生ケーキが絶品で特別な時はここ。
だけど、それだけでなく焼菓子が絶品。
ケーキ屋でこんなに焼菓子リピートすることないもの。笑
町のケーキ屋で、ケーキか焼菓子どっち買おうか悩む店ここくらい。
結局どっちも買ってることもしばしば。
感動的なサクサクのクッキー、レモンケーキ、シュークリームは
感動し過ぎて友人の旦那様やお子様にもあげてしまうレベル。
そう!
スイーツを独り占めしたい欲深いアラサー女が
人に配り歩く小さなスイーツの百貨店はここだけ。
こんなおいしい物知ってるの私と自慢したくなるのである。
(すごいのは職人さんなんだけどね…)
うーわ…フォローされてしまった…
そんな大好きなケーキ屋のオーナーのInstagramを発見!
当時は鍵アカウントで友人しか繋がっていない私。
それでも、公式アカウントや有名人のアカウントはフォローしてた。
たまに、フォローバックが来ることもあったが、当然【削除する】
ある日、まさかのオーナー様からフォローリクエストが来た…。
「あちゃー--ファンやけど私の素性をわざわざ
明かしたくはないなぁ…はいはい、いつも通り削除っと…」
…間違えて手が滑って【承認する】を押してしまった。
しまった、どうしよ…まぁこんな実力ある経営者がわざわざ
私のアカウントとか見ることないか。…放置しておこう!
単なる暇つぶしだったSNS
そんな感じで特に気にせず、気ままにInstagramを楽しんでた。
楽しんでる、と言っても鍵アカウントなので、
身内だけにストーリーで考え事を呟いてただけ。
どんなことって?今、Twitterで呟いてるようなこと。
別に誰かに訴えたいわけでなくて、考えをつらつらと
話して、後日見返すのにちょうどいい暇つぶしだった。
オーナー様もストーリーでおいしそうなケーキや工房の様子や
抹茶選定の様子をストーリーで流されている。それを見るだけで、
「あたしの好きなケーキ屋のケーキはこんな風に作られてたんだな」
と見て楽しんで、たまにストーリーにコメントをしてたと思う。
(前述ではフォローされてしまったと言ってるけど、私のことなど
こんなすごい人が眼中にないとファンとしてコメントはしてた)
君、おもしろいね
すると知らない間に、しがない主婦の何者でもない私の呟きに
「本当おもしろい!」的なコメントがたまに来るようになった。
「いやいや、面白くないですよ、ただのしがない主婦ですから」
と返したのは覚えてる。だって単に自分が思ってることを
つらつらと書いていただけで…だから、びっくりした。
「そうとは思えませんよ、なかなか面白いですよ」
ずっと憧れてたケーキ屋の経営者さんから
そういわれて嬉しくないわけがなかった。
繋がって知った営業マンなオーナーパティシエ
元々ファンだった私。それでも繋がったことで
常に色んなステージで挑戦されていることを知った。
●通販事業にも力を入れられている
●デパートのイベントケーキにも並んでいる
(クリスマスのカタログの抹茶ケーキとか…)
●結婚式場と提携してウェディングケーキで
新郎新婦の一生の思い出を作っている
●京都伊勢丹の焼き菓子コーナーにも並んでいる
●東京のGINZASIXにもポップアップを出されている
一店舗を運営するだけでも、私には想像しかできない、
想像なんて甘ったるいもので実際は分からない、
とてつもなくすごいことをされているのに、
前回のVOGAと同じ感動だが、営業力すごすぎる…。
よく、以前の仕事柄「うちは細々とやってるんで…」とか
「分かる人に伝わればいい」とかそういった声は聞いていた。
勿論、それも正解だと思う。でも、こうして一人の職人が
自ら営業に行って京都宇治の町だけでなく、結婚式場や
東京やデパートで価値を提供しているその魂!!
すごくないですか?元々ケーキ屋のファンだった私。
そんなすごい人におもしろいって言ってもらえるなんて
何か、めっちゃ運がいい気がする!
って、すごいのは職人さんで私は単なる消費者やけど…。
そんなにおもしろいなら発信してみるか。
ってことで、アタイ運がいいわーっと調子に乗って
1年前にmiraくるの前身、bensaikanってアカウント運用を開始。
名前の由来?関西弁を並べ替えただけ(笑)
正直、闇雲にフォローしていって、フォロワー増やすとか
顔出ししてファン増やすとか、フォロワー購入とか
コミュニティ入ってフォローしあうは一切してない。
それこそ、私は前述の「分かる人に伝わればいい」運用である。
それが正解か不正解かは今はまだわからない。
ただ、間違いなくそれで仕事に繋がったり
挨拶に行けたりプラスになっている(Twitter受注が一番強いけど…)
ストーリーや投稿で何かしらあげることで、
【miraくる】をフォロワー様達に周知させることが出来る。
SNSで発信をしてなかったら、多分miraくるは存在していなかった。
(っていっても、実際仕事取りに行くのは直接自分から行ったり、
ココナラの公開依頼に提案したりアタック型がほとんどですが)
間違えて承認して良かった
今は本当に心からそう思う。
実際、自分でmiraくる立ち上げて吐きそうになることもある。
本当に、今顧客に満足してもらってる?
この先、需要がなくなったら?
そもそも、立ち上げて正解だった?
誰かを不幸にしていない?
…と考えればキリがない。
それでも、間違えて【承認する】を押して良かった。
実際、リピートもらえた時や「miraくるいて良かった」の
言葉は自分で事業やってるものにしか分からない喜びは
この私のすかたんなミスが無かったら体感出来なかった。
(勿論、会社員時代も嬉しかったけど、また違う嬉しさ)
憧れてたケーキ屋のオーナーパティシエから「おもしろい」って
言ってもらえたことで、発信しようというきっかけになった。
bensaikanを作ってからmiraくるを形にするのはもう少し先の話。
それでも、前身のこいつがあったから既にいるフォロワー様に
「こんなことしまーす」って言えたわけで。
インスタ運用で慣れてたからTwitter、ココナラ、noteも
すんなり運用していけたわけで…(noteはまだ仕事繋がってないけど)
宇治抹茶を追求する唯一無二のパティシエ
私は抹茶のことは詳しくない。抹茶スイーツは好きだけど。
それでも、パティスリーYuji様のすごい所は…
これ、褒め言葉やけど多分抹茶オタク。
だって、オーナー様のストーリー、抹茶への愛が詰まっている。
素人の私にはよく分からないけど、それでも私の記憶では
抹茶の細かさ?この抹茶にはこれとかそんな選定している
ストーリーが流れてきて、パティシエってすごいな…と。
お店のライトも抹茶の影響とか考えられている。
そんなことまで考えて、あんなに綺麗な抹茶スイーツを
宇治に、京都に、全国にお届けされている。
そりゃあPRポスターも目に優しいグリーンである!
どこの食べても戻ってきちゃう。
結局私は何故数あるケーキ屋の中からここが一番好きなのか。
正直、確実な答えはない。ただ、一つ言えることは…
どんだけ有名なおいしい所のケーキを食べても、
幸せな気持ちになっても、映える写真をとっても
「あぁ、Yujiのケーキ食べたい」と思ってしまうのだ。
そもそも、パティスリーYuji様のすごい所は
通常、こういったケーキ屋で生ケーキが売り切れ状態…
すごくがっかりするのに、それが無い。
「じゃあ、焼き菓子にしよかな?マカロンかな?」
なーんて、違う方向でワクワク出来るから。
未だにテリーヌ食べたことないから挑戦したいなぁ。
そう、だから私は小さなスイーツの百貨店と思っている。
食べる時だけでなく、選ぶときもワクワクさせてくれる。
アニバーサリーケーキを頼んだ時はアフターで
ありがとうのはがきが来たよ。それ持っていったら
ささやかなプレゼントがもらえるんだって。
多分私は、経営者として営業としてかなり尊敬している。
そうかは分からないが、これだけ立地にも実力にも
人気にも恵まれても…常に顧客を飽きさせない。
顧客の心をガッツリ掴んでいる!だから私は
そんな人に「おもしろい」って言ってもらえたから
miraくるが立ち上がったんだとそう思わずにはいられないのだ。
※画像はオーナーYuji様に許可とってお借りしております。