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あなたの世界を変えたいなら、自分を本気で信じてみよう

自分を本気で信じてみよう
あなたの世界は変わるはず

試験に落ちた
失恋した
家族とケンカした
隣の席のあの人は私より早く昇格した
あの人は皆から好かれるのに、私は避けられる
 
ちょっと列挙してみましたが、
悔しい、悲しい、羨ましい、苦しい、辛いなどなど不快な感情が沸き上がる体験、嫌ですよね?
できれば避けたいし、毎日ポジティブな幸せな感情だけ感じていたい。
 
でも、不快な感情が沸き上がる体験も私たちの人生にはきっと深い意味があるのだと思います。
 
不快な感情から逃げたり、切り捨てたりせず、感じ抜いた先に見える世界。
今までと違った現実が目の前に現れる。
今まで自分が感じていた世界とは全く違う世界が見える。
 
最近、不快な感情に心底揺さぶられ、感じ抜く体験がありました。
 
 不快な感情と向き合い
長年抱えていた思い込みを捨て
そのままの自分を信じてみたら
世界が変わった体験をシェアしたいと思います。

誰かに私を認めてほしい


悔しい
悔しい
悔しい
 
なんで私が落ちて、彼女が受かったの?
0.1点差で合否が分かれる
意味わかんないんだけど?
 
悔しい
悔しい
悔しい
 
私の方が絶対に彼女より優秀なのに
任されている仕事も責任も大きい
また、この人管理職で大丈夫か?と思う人の下で働かなきゃいけないの?
私がマネジャーのほうが、絶対にいい仕事ができる。
どうせ、誰かの下で働くなら、優秀だ!とこの人から学びたい!と思う人の元で働きたいよ。
 
たった0.1点の差で、何で今後の進路が変わるわけ?
この悔しさをどこにぶつけりゃいいんだ?
 
世界はコロナで大変なことになっている。
 
仕事をクビになった
病気や怪我で苦しんでいる
災害で家を無くした
などなどコロナがなくたって苦しんでいる人は山のようにいる
 
なのに
私は取るに足りない出世競争の結果が受け止められない
 
 ちっせー
ちっさ過ぎるでしょ?自分
 
と落ち込み
 
また

悔しい
 
に戻る
 
散々不快な感情に痛みを感じ、苦しめられた週末。
 
始まりは、金曜日午後の部長からのチャットでした。
 
部 「今、時間ある?例の件(管理職アセスメントの結果)で話したいんだけど。」
私 「いいですよ。どうぞ。」
 
ここからオンラインミーティング。
 
部 「惜しかった!マジ惜しかった!こんな点数取れると思ってなかったよ。でも、残念。2.9点だって。0.1点足らずに落ちた。マジ受かっといて欲しかった。なんでかね〜。」
  「けど、100人くらい受けて合格率3割弱だから。落ちた人の中で1番点数高かったよ。」
私 「えー!なにそれ!0.1点ってどういうことですか?そりゃ、最初からほとんどの人は1回で受からないって聞いてましたけど。どうせなら、めっちゃ低い点数だったら諦めついたのに。」
部 「でも、点数ガッツリ低いの1項目だけじゃん。改善点1つだけだ。あと、0.1点だから、そこだけ改善すれば絶対受かるから。
 「あと、試験の合否はともかく、□□さんに付いてもらって、マネジャーとして問題ないレベルまで育成してもらうから。頑張ってよ。」
 「ちなみに、結果の評価コメント見て。どう思う?あと、ぶっちゃけ合否の感触どうだった?」
私「点数はともかく。評価コメントは納得できる。アセッサーよく見てるわ。統率力の部分で人任せにしてるとか、まさにって思った。合否の感触も五分五分だなぁと思ってました。」
 
部 「ある意味予想どおりの結果ってわけだ。ま、大抵の人は一度受けて評価内容を参考にして再受験するから。次は大丈夫だよ。」
  「ちなみに、本来は翌年に再受験するのがルール。けど、待てないから。今年後期の試験に突っ込むから。」
  「Miraさん所属ユニットのマネジャーには〇〇さん(冒頭の同じユニット所属の彼女)がなるけど、システムリスク管理の仕事増えてるから。もう1つマネジャーポジション作る。次は絶対受かってよ!これから関係各所と交渉するから、すぐにって保証は出来ないけど。」
私 「じゃ、□□さん(メンター役。グループ会社の元社長。来年定年で、古巣であるうちのチームに4月に戻ってきた。)に相談します。」
部 「□□さんには、アセスメントの結果共有して、育成お願いするから。鍛えてもらって。優秀な方だから、必要なスキルも知識も出来る限り吸収してね。」
  「アセスメントの合否はさておき、Miraさんも○○さんもマネジャーとして働ける人材だと思うから、アセスメント受けさせた。ただし、現時点で不足してる経験やスキルはある。だから、□□さんに鍛えてもらって。」
 
というやり取りで終了。
 
ここから、悔しい悔しいの週末が始まった。
 
 焦って外側の世界に救いを求めても、大抵失敗するのは体験済み。
なので、悔しさに向き合ってみた。
 
家族に不合格の旨伝えはしたけれど。
家族の前で泣いたり叫んだりは恥ずかしいので、隠れて。(笑)
 
ジョギングや散歩しながら、悔しい気持ちを誰もいない川縁で叫ぶ。
 
悔しい
悔しい
絶対に私の方が優秀なのに
なんで私が落ちて彼女が受かるの?
 
乳幼児2人抱えて
日々忙しく仕事しながら、試験受けて
合格した彼女に素直におめでとうも言えない
 
一緒に試験対策して、分からないながら一緒にもがいて、楽しかったよね?
一人で挑むより仲間がいて良かった・・・確かに感じた瞬間があった。
なのに、彼女の合格を祝福できない。
 
器小さ過ぎでしょ?情けない
 
ドロドロした醜い気持ちを叫んで
叫んで
叫んで
 
また思い出したら、叫んで
 
でも、叫び続けていたら、
何か見えてくるものがあった。
 
 試験に落ちたことより、彼女に負けたことが悔しいんじゃない?

彼女のほうが優秀って、目の前に評価を突き付けられた気がしたから、悔しいんだよね?
自分も彼女も両方落ちていたら、こんなに悔しくなかったはず。
 
試験に合格したい。確かにそう思ってた。
管理職として自分は十分に仕事ができると理解しているから。
転職も異動もせずに、自分のよくわかっている仕事で管理職になれる、得難いチャンスだと思った。
 
でも、難しい試験と聞いて、
私なんか受かりっこないと思っている自分もいた。
自分で自分を信じきれていなかった。
試験の合否だけ気にしていて、管理職になってからの自分のビジョンに自信がなかった。
私が目指す目標は皆に認めてもらえないとどこかで諦めている自分がいた。
 
 何より、試験に受かることより、
彼女より私のほうが優秀ですと認めて欲しい気持ちのほうがきっと強かった。
一緒に試験を受ける人、試験の難易度、などなど自分がコントロールできないことを気にしても仕方なかった。
自分がどうしたいか?どうありたいか?を信じきれなかった
だから合格できなかった。
 
自分の内側の世界が試験の結果に表れていること
初対面のアセッサーがたかだか2時間の試験の様子を見て判断した結果
これが何よりの証拠だ。
 
能力の優劣ではなく、
自分を信じていない、
自分の可能性を諦めていた、
だから、合格できなかった。

自分を信じていなかった
 

吐き出し続けて迎えた月曜日
 
○○さんに
やっと
おめでとうが言えた(というかメールした)
 
一緒に試験対策をしていた別のチームメンバーからの「おめでとう」に被せる形だったけど。
でも、「おめでとう」と言えたら、ちょっと何かが変わってきた。
 
悔しい気持ちはある。
だけど、自分を信じていなかった感覚の方が腹落ちしてきた。
 
 火曜日、□□さん宛にメンターになってのお願いメールを作成し始めた。
 
そのタイミングで□□さんから、
「今、ちょっといい?」の連絡が。
 
□□さん 「アセスメントの結果見たよ。惜しかったね。」
私 「いやぁ、0.1点足りないって・・・笑えますよね。」
□□さん 「でも、この前に言ったこと、ゴールを考えて、そこから情報発信する覚えてる?この点が足りないこと、今回の試験の結果にも出てるよね。」
 「Miraさんには自分の思いや考えがある。自分で考える力があることはリーダーとして重要だと思う。ただ、リーダーは周りを巻き込んで自分の考えを実行、推進していくことが必要だよね?声を上げる。自分の声を周りと共有する。目標を達成するために他者を活用する。これを積み重ねる必要がある。」
私 「合否はともかく、評価コメントは納得しています。試験の時、確かに私は自分の意見や考えを表現しました。だけど、自分の提案を採用してもらえたらうれしいなあくらいの意識でした。どうするかは、グループのみんな次第だよね。と人任せにしていました。」
  「チームの課題解決を誰かが進めてくれるなら、私は乗せてもらえばいいや。自分がコミットして進めていかなくてもいいよねと勝手に諦めていました。」
□□さん 「そりゃ誰かがやってくれるなら、乗っかりたいよね。ただ、試験の時はそれじゃダメでしょ(笑)自分の考えは表現して、周りと共有していいんだよ。例えば、Miraさんは管理職なりたい理由で色々書いてたよね?例えば、このチームをどうしたいんだっけ?」
私 「お客様や社内の皆さんのために仕事をすることはもちろんですが、幸せなチームを作りたいです。
  「みんながいつも自分の思いどおりに快適に仕事ができるという意味ではないですよ。例えば、育児や介護などで働く時間が制限される方が引け目を感じないチーム。私なんかと尻込みしたり、どうせ自分なんてと投げやりにならないチーム。よく言われる安心安全な環境で自分の強みや意見を発揮して、達成感を感じられる仕事ができるチーム。そういうチームにしたい。」
 「リーダーとして何でもできるとか、ついてこい!とかとても言えないんで(笑)あと、一人の素晴らしいリーダーについていくより、みんなで強みや意見を出し合って協働して仕事ができるチームのほうが強いと思います。」
□□さん 「うん。いい目標だと思うよ。そういうチームは強いよ。一緒に達成しよう。」
 
言われて、びっくりした。

管理職って上から言われたことを部下に伝えて実行させる役目だと思っていました。

あなたはどうしたい?
が大切だなんて思ってもみなかった。

幸せなチームを作りたい

こんな青くさい目標
恥ずかしくて、言えなかった。

今の会社に5年ほど勤めていますが、
会社の人に伝えたのは初めてでした。
 
□□さんの本心は、本当のところは分からない。
けれど、嬉しかった。すごく。
 
他の誰でもない、自分の思いや目標を口にしていい。
仮にに□□さんが賛同してくれなかったとしても、
みんなが乗り気じゃないかったとしても、
やめようと諦める必要はない。
みんなで話し合って、それぞれの思いを共有する。
その上で、目標を定め、チームのみんなとコミットして、推進していけばいい。
 
と言ってもらえた気がしました。
 
私 「メンターになってくださること、大変有り難いんですけど。ぶっちゃけ、今回のアセスメントって、私が受けたいって言って。すでに候補者は〇〇さんだったのに、部長が無理矢理突っ込んでくれたんですよね。しかも、これから作るポジションのためにメンターをお願いするという・・・。こんな応援していただいて・・・いいんでしょうか?」
□□さん 「私も△△さん(部長)もMiraさんがマネジャーとして働けると思ってるよ。だから、試験を受けてもらった。ただ、足りないところはあると認識しているから、そこはサポートしていく。気づいた点は適宜コメントするよ。」
 
私 「そうなんだ・・・。受けたいって言ったから、しょうがないなぁって対応してくれただけかと。じゃ、改めてお願いします。私を育ててください。□□さんが信頼できるマネジャーに必ずなります。」
 
□□さん 「あはは。俺が引退するまでに頼むよ。」
 
 意見や考えを表現して
出来たら嬉しいけど、
みんな次第だよね
と人任せにしてきた。
 
他の誰かがやってくれるかもしれない
自分がコミットして進めていくものではない
と勝手に諦めていた。
 
さらに言えば、
周りの人が自分の可能性を信じてくれていること、受け取っていなかった。
他の誰でもない自分が自分を信じていなかった。
自分の限界を勝手に決めて、言い訳を作って逃げていた。

自分の可能性を信じられず
自分で決めた限界で満足してしまったから、
あと一歩のところで目標に届かなかった体験

過去にもあったなぁ。

今の私は、あの頃の私と同じだ。

大好きなスラムダンクの有名なセリフ

諦めたら試合終了だよ

が胸に響く。
 
そりゃそうだ。
自分が自分の可能性を諦めていたら、勝利は逃げていく。
未来に視点を向けて「私なんかどうせ受からない」と思い込む必要はなかった。
自分を信じて目の前にあるすべきことを淡々とやればよかった。

自分を信じてみる

私はこう考える
私はこう思う
私はこうしたい
 を表現できることは楽しい。
 
自分の考えや思いが全て認められるから楽しい
 という事ではないです。
 
自分の思いを表現する
チームのメンバーの思いを聞く
失敗したり迷ったりしながら
みんなで協議しながらベストな形の成果物を作っていくこと
これが、たまらなく楽しい。
 
××より素晴らしい意見を言わねば
 
とか
 
私の意見なんて価値がない
 
とか
 
間違えたらどうしよう
 
とか

悩む必要がなくなりました。

自分の内側の声を聞き、思いや意見を共有する。
皆がそれぞれ意見を言い合い、協働している。
間違えたら、軌道修正すればいい。

私が目指したいチームは、既にあったんだなぁ。

チームのメンバーが変わった
チームメンバーに私の思いを共有した
とかではないです。

 つまらない思い込み

私は優秀であらねばならない

とか

自分には価値がない

を手放して、
自分の思いを共有しただけ。

私が目指す環境は手の中にありました。
なのに、ただ、自分が受け取っていなかった。

目指すゴールは○だと思う。
私はこのゴールを目指したい。
みんなはどう思う?

を意識して発信し、
みんなで決めたゴールに向かって船を漕ぐ。

今まで認識していた世界と全然違う。

自分の優劣にこだわって
自分の限界を諦めていた時より、
広くて可能性に溢れた世界が見える気がします。

自分は優秀だとか、すごいとか無理に思い込むわけではなく
わがままに自己主張するわけでもなく
自分の内側にあるものに向き合う
良い悪いではなく、色々あるけど「これが私」。
上手くいくことも失敗することもあるけど、私をまるごと認めて、信じる。
自分の可能性を諦めない。

権力や名誉とか
優秀と認められるスキルとか
人望とか
社会というヒエラルキーのこの辺にいるから
とか
気にする必要なんてない

今、ここにいるあなたは
そのままで価値がある

自分を信じて
自分を表現する

そうすれば、必ず見える世界が変わると思います。

私なんて価値がない。
私の感情や意見なんて取るに足らない。

そんな風に感じている方がいたら、
ぜひ自分を本気で信じてみてください。
自分自身を大切にしてください。

○○が出来るからとか関係なく、
誰かと比較した自分を評価するのではなく、
ただの私、
今ここにいる私を認めて、信じてください。

自分を本気で信じたら、自分を大切にします。
自分の内側から湧き出る感情や思いに耳を傾けるようになります。
自分の身体を丁寧に扱うようになります。
自分を丁寧に扱えば、周りの人を同じように丁寧に扱うようになります。

そこから見える世界は、必ず今までとは違った世界になるはずです。

もがいたり、傷ついたり、
時に諦めそうになることもあるでしょう。
でも、私は自分の内側にあるものを見つめ、信じていきたいと思います。

不都合な体験と
不快な感情に向き合って
自分の内側を見つめたら、
きっと思いがけないギフトを見つけられると思うから。 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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