生きづらい人へ 「はみ出す勇気」のすすめ
この記事は2024.7.10の音声配信を文章にしたものです
生きづらさの正体
生きづらさを抱えている人は、誰もが現状を変えたいと思っています。
でもその術がなかったり行動に移せず、「現状にとどまることしかできない窮屈さ」を多かれ少なかれ感じているのではないでしょうか。
この自由に動けないというところから、苦しみが生まれていきます。
わたしの経験
わたしも親の希望通りに公務員になって働いていたときが、一番苦しかったです。
現状に疑問を持ちながらも「辞めてしまったら今までの努力が無駄になるかも」という恐怖もあったし、まず親の期待に背く行動することができませんでした。
結果、病気(適応障害)が原因で退職することになったのですが…
親のレールを外れたその瞬間が、ある意味わたしの本当の人生の始まりだったなあと思っています。
親のレールを外れたといっても、その延長線上に当時の今の自分があるわけで。
開放感はありましたが、どちらかというともやもやの方が大きかったです。
小さな「はみ出し」から始める
そこで意識していたのが、今回のタイトルにもあるように「はみ出す勇気」を持つことでした。
といっても人の言う通りにしか動けなかったところから、じゃあ人生ガラッと変えよう!というのは到底無理だったし、怖さしかありませんでしたね。
そんな大きい勇気は持ち合わせていなかったので、今の場所から少しはみ出すぐらいの気持ちで、新しいことややりたかったことを始めてみようと思ったんですね。
わたしは、
デザインの勉強をする
イラストレーターとかフォトショップとかのソフトを買ってみる
いつもと違うレストランやカフェに行ってみる
…など。人から見たら、やってもやらなくてもいいこと、というのかな。
誰にも迷惑をかけないし自分もしんどくならない、本当に本当に小さなこと。
そんなことでいいのです。
ただそれも最初はね、結構勇気がいったんです、行動するのに。
でも繰り返すうちにハードルがだんだん低くなって、勇気を持てる場面が増えてきました。
その先に、10年前の自分には考えられなかった今の自分がありました。
何か成功したとか劇的に変わった、とかそういうことはないんです。
でも自分や周りを見る視点や考え方…そういうのはすごく変化したし、自分のために生きるにはどうしたらいいかを、日々考えて行動できるようになりました。
小さな勇気が人生を変える
生きづらさも今までの生活でできたものだから、簡単に抜けるわけではありません。
でもこの「はみ出す勇気」を持つことで、人生が活き活きしてくるというか。
自分を大切にする一歩になって、少しずつでも人生がいい方向に変わっていくんじゃないかなって。
これからもそう信じたいな、と思ったので、今日はお話をしてみました。
生きづらさを抱えている人って、本当に毎日いろいろなことで悩んで苦しいこともたくさんあると思います。
今日のお話が、何か日常や考え方のヒントになったら嬉しいです。
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