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【子育ての悩み】 負の連鎖を断ち切るには?
この記事は2024.12.20の音声配信を文章にしたものです
適応障害での気付きと母になる覚悟
わたしは7歳と2歳の男の子のお母さんをしています。
結婚してすぐ適応障害を発症。
そのあとに長男を授かっています。
適応障害をきっかけに両親への違和感を感じるようになり、自分の生きづらさの原因だと気付いてからは、
カウンセリングなどで自分の価値観や考え方を直していきました。
幼少期のつらい思いをこの子には絶対に引き継がせない。
負の連鎖にはさせない。
そう思いながら子育てをしてきました。
突きつけられる自分の弱さ
でも、やっぱりうまくいかないことが多かったです。
最初からちゃんとできるはずがありませんでした。
むしろ自分がされてきたことが「普通」だったし、他の家庭のことを知らなかったので、それ以外のやり方がわからない。
多分こうした方がいいんだろうな…っていうのはわかる。
「されて嫌だったことの逆」をすればいいんだから簡単でしょ。
そうなのかもしれない。
でも子育てになると理想と現実のギャップを感じ、本当はしたくないのにやってしまう。
はじめての子育て。長男のときは結構しんどかったなと思います。
長男は悪くありません。
自分の弱さや至らなさ。覚悟して出産したはずなのになんでこんなことに…?
母親になる資格があったのか。
そんなことまで考えてしまいました。
母8年目で思うこと。子どもへの嫉妬をなくすには
そんなわたしも、母親になって7年が経ちました。
少しずつ、子どもとの関わりが変わったように思います。
ここ1,2年でわたし自身の人生観が大きく変わり、自分が何を大事にしたいかという優先順位をつけるのを意識しました。
そして、母親としてというよりは「自分」が長男と次男にしてあげられることをすごく考えました。
そうすると、母親だからこうするとか、母親としての役目を…とか、
そういうのはあんまり気にならなくなります。
わたしはわたし。彼らは彼ら。
親子であっても分離して、一人の人間として受け入れられるようになりました。
頭だけで考えて理想を並べるのは簡単ですが、行動に移すのは難しい。
自分を大事にするから、子どもたちのことも大事だと思える。
そんな環境をつくれるかどうかは自分次第。
自分の経験がないと子どもにも伝わらない。
それが、最近の大きな学びです。
最初は本当に、子どもへの嫉妬心がすごかったんです。
自分にしてもらえなかったことを、この子たちはしてもらえる
そう思ってしまいました。
でも今はそんなふうに思いません。
まず、自分を満たす。
それは間違ってなかったなと思いました。
自分が不安定な状態では子どもたちに何も与えられない。
子どもたちを幸せにしてあげることもできない。
今は子どもたちには、誰よりも幸せになってほしいと思っています。
わたしの小さい頃なんかよりもっともっと幸せになって、やりたいことたくさんやって、自分だけの経験を積んでほしいです。
わたしもあなたたちの親であること以上に、自分の人生もちゃんと生きるからね、と伝えていきたいです。
子どもへの嫉妬ってとてもつらいと思います。
自分の子どもだからめちゃくちゃ大事だし、幸せになってほしいのに素直にできない葛藤…。
今同じように悩んでいる方は、自分がこういう気持ちを抱えてしまっていることに気づいている。
だから絶対に大丈夫だと思います。
変える力を必ず持っているので、まず誰よりも一番に自分を信じてあげてほしいと思います。