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この世は天国なんだ。

オリンピックという
大舞台にも関わらず
守りに入らないで
挑戦し続ける羽生結弦くんの演技に
涙が止まりませんでした。


この子(失礼かな)の顔に
うちのチビは
とてもよく似ているんです。

だから、平然と見ていられません。


人間ってなんて
美しいのでしょうね。



大騒ぎされていた割に
午前中、私の住む街には
雪が降らなかったので、
予定通り健康診断に行きました。


一駅先から歩いて
けっこうかかるこの会場、
最近運動不足なので
電車に乗らずに歩いて行きました。

健康診断や予防接種などで
初対面のお医者さんに会うと
大抵、びっくりされます。


私の持病がね、
特に心臓病が
お医者さんでも
何と言ったら良いのか
分からないような顔を
させてしまいます。


今日のお医者さんは
少し固まってしまいました。
とても心配して下さったみたいで
ガラスの置物に触れるように
丁寧に接して下さいました。


大丈夫ですよ。大丈夫。
私ね、ごく普通に
生活できているんです。


結婚もして、子どもも産みましたよ。


仕事はもしかしたら
毎日8時間以上
正社員で働くのは
喘息やメニエール病が酷いときは
周りの迷惑を考えると
出来ないかもしれないけど、

もうずっと授業は
1日おきにしているから
問題ないですよ。


喘息がひどい時も
インカム(マイク)を
使っているから
ある程度、出来るんです。


この心臓病は
先天性なのですが、
14年前に診断されました。
WPW症候群、と言います。


最初は苦しくて
精神がね、
ずっと落ち込んでいました。


心臓の鼓動が
人より速くなるんです。
2倍くらい。
それ以上の人もいます。


寿命は鼓動の回数で
決まる、なんて言うでしょう?

長生きのカメさんの鼓動は
とても少ないんだって。


そんなことをウジウジ
考え続けていました。


でもね、私、死んでないし。
慣れました。


この病気は千人にひとり、います。
だから、これを読んで下さっている
方の中にもいるかもしれません。


症状がない人もいるんです。
私の義兄がそうで
激しいスポーツをしても
全く問題ありません。


保険には入れないみたいですが。


自分がこの病気であることを
知らないまま
生きている人もいます。


症状がある人は
前職の同僚にもいました。
彼は私より酷くて
発作のたびに死ぬ思い
だったそうですが、
手術して完治しました。


私は首が絞まったり
気持ち悪くなる程度で
寝ていれば治るので
軽い方ですよ。


今日は看護師さんも
腫れ物のように私に接してくれて
お話ついでに


今日は一駅先から
歩いて来た、と言うと

大声をあげて
びっくりされていました。


大変でしたね、と。


いえいえ。
こんな寒くても
着く頃にはポカポカに
なりましたよ。


私の最寄駅周辺は
いろんなお店があって
楽しいけれど、
この界隈もまた
見ているだけでウキウキします。


コロッケ1つ20円のお店。
いつでも安いお菓子屋さん。

輸入食材屋さんでは
大好きな冷麺とフォーを、

特設場ではチビのピアノの先生に
バレンタインのチョコも買いました。

ここに来るたびにフォーと冷麺を買います。


ランチはレストランで
こんなヘルシーなものを
食べました。


ご飯は玄米。
野菜たっぷりなのに
更にサラダがついています。

「これ、プレゼントです」って
お土産まで頂きました。


いやん💕
私が超絶美女だからかしら✨

あ〜、槍で刺さないで〜‼︎


誰かが言っていました。

「この世は天国なんだ」って。


輝くお日様が出る日も
雨音のしっとりする日も
一面、白銀の世界になる日もある。


心までほっかほかになる
あったかい食べ物も、
頭がキーンとする
冷たいものも、
ヒーヒー言って
つい笑ってしまう辛いものも、
うっとりするような可愛いスイーツもある。


気迫あるフィギュアスケーターの
演技に涙して、
心を揺さぶられる絵に
目が釘付けになり、
音楽の存在に
改めて感謝する。

惹きつけられて止まない
文章が、
お腹が痛くなるほどの
笑いが、
色とりどりの草花がある。


立てる。歩ける。見れる。聞こえる。


優しいひとや
明るいひと、
面白いひと、
美しいひと、
安らぐひと、
やる気をくれるひと、
いろんなひとに助けられる。


これが天国でなくて
何と言いましょうね。


落ち込んで、憤って、
苦しい日々もあるけれど、
落ち着いたらこの
天国の存在に
ちゃんとちゃんと気づいて
感謝して生きたいです。

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みおいち@着物で日本語教師のワーママ
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