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便秘解消だけじゃない!腸活のすごい効果・前編【初・中級】

今日は腸の健康を維持するメリットについて考えたいと思います。
腸活は奥が深いので、前編と後編に分けようと思います。


腸はヘルスケアのかぎを握る暗躍者

あなたは普段の生活の中で「腸活」って意識してますか?日頃から便秘や下痢になりやすい方は、腸に良い食べ物や習慣について調べたことがあるかもしれません。

でも実は、腸はただの消化器官なだけではありません。「第二の脳」と言われるほど神経細胞が集まっており、腸が不調になるとそれが脳にも反映されます。また、免疫力代謝にもかなり影響する臓器です。

つまり、腸活はただの便秘対策ではなく、カラダ全体の健康管理に欠かせないセルフケアなのです。

リーキーガット(Leaky Gut)って知ってる?

最近は聞く機会が増えたワードなので知ってる方も多いかもしれません。腸の不調の一種で、「Leak」は漏れる「Gut」はを意味します。

何らかの原因で、腸内細菌の悪玉菌の数が善玉菌の数を上回っている状態が続くと、腸の壁のバランスが損なわれて色んなものが通りやすくなります。すると、消化された食物や毒素が腸の壁を通って血液中に漏れ出し、体内の炎症レベルが増加してしまうのです。

リーキーガットによる症状はさまざまで、

  • 不安症

  • 物忘れ

  • 消化不良

  • 食物過敏症

  • 感染症にかかりやすい

  • 栄養失調

  • 肌荒れ

などが挙げられます。あなたの症状で思い当たるものはありますか?

腸活で「何らかの原因」を取り除くことによって、健康な腸を取り戻すことができます。

腸活するメリット

では、具体的に腸活するとどんな良いことがあるかご紹介します。便秘の解消は当たり前の話なので省きます。

効率的に栄養吸収できる

腸はそもそも、私たちが摂取した食物から栄養を吸収する場所です。腸内環境が整っていれば腸の壁が正常に機能し、摂った栄養素が外に漏れ出すことなく効率的に吸収されます。

免疫システムが正常に機能する

健康な腸は、腸内細菌の善玉菌が悪玉菌より多く、有害物質が作られづらい状態です。善玉菌は腸内でバリアとして機能し、病原菌や毒素の侵入を防ぎます。
また、特定の免疫細胞の発生を促進して免疫応答のバランスを調整したりもします。例えば、免疫の過剰反応である花粉症やアレルギーなどが改善することもあります。

炎症が抑えられる

腸の炎症には炎症性腸疾患(IBD)や過敏性腸症候群(IBS)があります。でも実は腸疾患だけでなく、関節リウマチ、2型糖尿病、肥満(メタボリックシンドローム)、心血管疾患など全身の炎症において、それぞれ特定の細菌の増加・減少が相関していることがわかっています。腸活で善玉菌を増やし悪玉菌を減らすことで、これらの炎症を制御する効果が期待できます。

気持ちが前向きになる

なんと、幸せホルモンとして知られるセロトニンの約90%は腸内で生成されています。セロトニンは気分の安定、睡眠の質など、多くの重要な機能を担っています。また、ストレスホルモンのコルチゾールは、腸内細菌のバランスが崩れると分泌が増加します。
つまり、腸が不調になるとイライラしたり落ち込んだりしやすくなりますし、眠りが浅くなることもあります。冒頭でお話ししたように腸は神経が集まる第二の脳であり、気分や精神状態に直接影響を与えるのです。

ホルモンバランスが保たれる

メンタルに関わるセロトニンとコルチゾールだけでなく、その他全身のホルモンの生成と調整にも関与しています。
例えば、婦人科系、糖代謝系、甲状腺、食欲調整など。経験されている方はどんな症状かご存知かと思いますが、どの代謝系もバランスを保つことによって不調が改善され、各疾患のリスクを低く抑えることができます。

続きは後編へ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

腸活のこれだけたくさんのメリットを知ると、やらない理由がありませんよね。

後編では、腸活の方法についてお話ししたいと思いますのでよろしければそちらもお読みください♪

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