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【体験談】モーニングページを実践してみた感想

今日は、創造性を高めるワークのひとつ、モーニングページのご紹介と、私がやってみた感想をお話ししたいと思います。


モーニングページとは?

モーニングページとはジュリア・キャメロンのベストセラー著書「The Artist's Way(邦題: ずっとやりたかったことを、やりなさい)」の中に出てくるワークです。

英題の通り、「小説を書きたい」や「音楽家になりたい」など創造性を高めるためのワークではありますが、別にアーティストを目指したい人でなくても十分に意義のあるルーティンだと思います。

実を言うと私は本を読んでいなくて、ホリスティック栄養学を学んだ学校IINで受けた、ジュリアご本人の講義で初めてモーニングページの存在を知りました。講義の内容をもとに実践してこの記事を書いているので、本とは少しズレがあるかもしれませんがご容赦ください。

モーニングページのやり方

  • 朝一番、起きたらすぐに書きはじめる

  • 毎朝取り組む

  • 誰にも邪魔されない場所を確保する

  • 美しく書こうとせず思いつくままに素直に書く

  • A4サイズ3ページ書く

  • 時間制限は設けない

書くことがないと感じたら

  • さっきまで見てた 夢を記録する

  • 感謝の気持ちにフォーカスして前日の感謝を書き出す

実践してみた感想

では、私が実際にやってみた感想をダラダラ書きます。(取り組むメリットについては整理してこの後にまとめていますので、読みづらい方はすっ飛ばしてください。)

モーニングページのルールにはそれぞれ意味があるのですが、全部クリアしようとすると結構ハードルが高いので、個人的には全部守る必要はないと思います。まず、仕事をしていてそれなりに忙しい毎日の中で、ルールを全部守るのは現実的ではありませんでした。特に、「毎朝行う」「A4サイズで3ページ書く」「時間制限なし」は守ろうと思ったら絶対に3日坊主になると思ったので諦めました。継続のコツの話のところでも言いましたが、完璧主義を捨てることが続ける秘訣です。

最初は本当に何も浮かばなくて、冬だったのでただ「寒い」とか「もっと布団にいたい」とか書いてましたが、続けていくうちに思考を吐き出すこと、それを書き出すことに慣れてきます。朝は辛いですが、外的な影響を受けにくい時間帯なので「出来事」より「自分の気持ち」にフォーカスしやすいと思いました。

続けて少し経って感じたのは、忙しい日々の中で埋もれていた自分の中のモヤモヤが浮き彫りになっていくこと。私が何をやりたくて、何を嫌だと思っていて、何を改善したいと思っているのか、それが日常的な小さなことであっても明確化されて気づくことができました。「あ、私ってそう思ってたんだ」という感覚です。たしかに自分の気持ちや本音と向き合う時間になります。

また、誰かに説明しているわけではないので話題の脈絡もないし思考が散らかっているけれど、書いているうちに頭の中が整理されていきます。誰かに悩みを愚痴ることで、物事が自分の中で腑に落ちる感覚に似ていると思いました。頭の中が整理されたことによって、自分の願望を叶えるために今日何をすればいいのかが見えてきます

私は今までこういった頭の中の整理をどうやっていたか思い出してみたら、通勤中や家事をやりながらぼーっと頭の中で行っていました。そして出た結論を忘れないようにメモる、というような感じです。ただそのタイミングは決めているわけではなく不定期だったので、モーニングページのようにルーティーンにすることで時間を無理やり作り出し、スピーディーに理想の自分に近づくことができると思いました。しかも書いてるから考えたことを忘れることもありませんしね。

本当に体調が悪い時はもう取り組むこと自体を放棄したのですが、自分がネガティブな気持ちでいる期間にやると自分や他人、環境に対する不満ばかりが溢れてしまうことに気づきました。あんまりそれが続くようなら、「感謝を書き出す」など意識してポジティブな思考を呼び起こす工夫が必要だと感じました。

朝から「書く」メリット

では、講義内容と私の感想を踏まえて、モーニングページを書くメリットについて整理したいと思います。

自分の中のストッパーを解放する

一日の中で最も思考がクリアな朝に書くことで、まず心に潜んでいる雑念や不安が表面化します。それを文字にすると頭の中が整理され、自分の中のクリエイティビティが自由に発揮できるようになります。例えば「自分には才能がない」とか「そんなの自分には無理だ」などの自己否定的な思いを取り除くために、まずその自分をせき止めている意識を自覚し、本音を吐き出す必要があります。このノートは自分の本当の声とつながるためのスペースなのです。

自己認識を深める

心の中にある小さな不満や不安だけでなく、希望や願いを無意識のレベルから引き出し、表面化させます。普段忙しく過ごしていると気づかない小さな感情や潜在的な欲求が、ページを書く中で浮かび上がり、それによって自己理解が深まるのです。つまり、続けることで、自分の本当の気持ちに気づくことができるということです。

ストレスや不安の軽減

モーニングページはココロの解毒剤のようで、モヤモヤや不安や心配事をノートに書き出すことによって「手放す」ことができます。書くことで感情が整理され、ストレスが軽減されるという効果があるのです。ジュリアは「心のゴミを捨てる行為」だと表現しています。

問題解決能力の向上

日常生活の中で無意識に感じていた問題に気づき、それを解決するのにとても役立ちます。繰り返し同じような問題について書いていると、解決策が自然と思い浮かんでくることがあります。

創造力・自己表現力の向上

日々「書く」という行為を続けることで、文章を書くことや自己表現に対する抵抗がなくなります。創造的な活動を行うためには、まず自分の考えや感情を制限なく表現すること、ありのままの自分でいられることが重要だとジュリアは言います。取り組むことで自己表現の自由度が高まり、他の創造的な活動にも良い影響が期待できます。

行動・選択に対する意識向上

書く習慣を続けると、自分の考えや感じていることを定期的に確認することができ、日常の選択や行動を意識的に行えるようになります。モーニングページは「自己対話の場」であり、自分の内なる声に耳を傾けることで自己成長を促進するツールになり得ます。その中で叶えたい理想の自分をみつけ、今いる場所からそこに到達する方法にフォーカスするのにも役立ちます。

そして私が思うもう1つのメリットは、こんなに効果があるのに準備に手間とコストがかからないことです。ノートとペンさえあれば誰でもできるので、あとは自分がやる時間を作るかどうか。やらない言い訳ができません。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

モーニングページは時間こそ取られるものの、創造力を高め、ココロのバランスを整えるために有効なワークだと思います。

とりあえず1週間やってみてください。もしかしたら、やみつきになってしまうかもしれません。

📘モーニングページが記載されているジュリア・キャメロンのベストセラー↓

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