【社員インタビュー】「コアバリュー」を掲げるデザイン会社って、なかなか無い
そもそもデザインに興味を持ったきっかけは何だったんですか?
小学校の時に「ファッションデザイナーになろう」という漫画を読んだ時に、デザイナーという職業があることを知ったんです。以来、デザイナーに対する漠然とした憧れはありました。高校の時にグラフィックデザインの授業があったんですが、そこで「グラフィックデザインって楽しいな」と思ったことから本格的にデザイナーを目指すようになりました。
グラフィックデザインのどんなところに興味をおぼえたんですか?
授業としては「ファッションの服のタグを自分ブランドで作る」という想定だったんですが、自由度が高く好きなようにデザインできたり、本などから自分が良いと感じるデザインを探したりしたことが面白かったです。
デザインの学校に進んだんですね?
高校までは岡山で生まれ育ちましたが、大阪にある専門学校のグラフィックデザイン学科に入って2年間学びました。
その2年間ではどんなことを学んだんですか?
グラフィックデザイン全般を駆け足で学んだという感じです。デッサンなどの基礎的なところから始まり、広告やポストカードのデザインや文字の勉強など、結構広範囲に学びました。
卒業して、最初のキャリアは?
大阪のデザイン会社に就職して8年半ほどいました
どんな領域のデザイン会社だったんですか?
教育関係の学校案内やパンフレット、ファッションや雑貨関係の通販会社のWebやフライヤーなど、他にも幅広く制作する会社でした。
社会人として接したデザインは学校とは違いましたか?
学校では基礎を学ぶことはできましたが、入社1年目の時の学びがすごく大きかったです。
どのように大きかったんですか?
学生の授業で学ぶデザインは、ひとつのものを作る期間が結構長かったんです。でも実際に社会に出て仕事としてやると、1日とか1週間とか、決められた時間と予算でプロとして働いている上に、さらにデザインのレベルを上げないといけなくて。もう時間と闘いながら、先輩に教えてもらいながら頑張ったことがすごく学びになりました。
その時代で、ひとつ記憶に残る仕事を挙げるとすれば?
一番記憶に残っているのは、美容系専門学校の学校案内です、コンペ(競合プレゼンテーション)で取れた仕事ですが、自分で実際にレイアウト、撮影ラフ、撮影の手配あるいは撮影ディレクションまで全部私がほぼ1人で担当しました。
それ自体すごく大変でしたが、それ以上にカメラマンさんやヘアメイクさんなど、私が作ったものをみんなで一生懸命に形にしてくださる流れにすごく感動しました。大変だったけれど楽しかったし、いい思い出です。
その経験から学んだものは何でしたか?
先輩に助けてもらいながらではあったのですが、いろんな人を巻き込みながらほぼ1人で仕切って、失敗はできないですし与えられた時間を守りつつ責任を持ってやるという仕事のやり方について、すごく大きな学びがあったと思います。
L4Dに移ろうと思った理由は何だったんですか?
(前の会社に)8年半もいたので、ある程度自分の仕事の範囲が固まってきたような危機感を感じて、ちょっとステップアップしたいな、と思いました。
いろんなデザイン会社がある中で、なぜL4Dを選んだんですか?
コアバリューを掲げていることです。前の会社も含めて(コアバリューを掲げている)デザイン会社って見たことがなかったですし、その中身にもすごく共感しました。
どういうところに共感したんですか?
掲げている10個のコアバリューはどれも大事だと思いつつ、中でも「困難な道に挑戦しよう」に共感しました。
仕事をしていると、わざわざ大変な道に行くのって嫌だなと思うんですが、それでも楽をした時より困難な道に行った方が成長もできるし自分にとってはプラスになるということが、それまでの経験からわかっていたので・・・。
同じようなことを自分も大事にしていました。それを言語化して掲げているL4Dってすごいな!って思いました。
入社面接のときに記憶に残っていることはありますか?
最終面接の時に、清水さんが私の前の会社をすごく褒めてくださったんです。(前の会社は)50年ほどやっている会社なんですが「それだけ長くやっている会社ってすごいね」っておっしゃってくださって。
私のことについても「8年半もよく頑張ったね」と言ってくださいました。清水さんは、基本的には否定をしない方なんですが、そうやってストレートに褒めてもらえることって今まで経験がなかったので、シンプルにすごく嬉しかったですし、そういう社長がいる会社っていいなって思いました。
L4Dでは、これまでどのような仕事を担当してきましたか?
企業の会社案内や学校案内や塾のパンフレット・チラシ、あるいは地域系の仕事などです。
これまでのL4Dでの仕事で一つ記憶に残っている仕事を挙げてください。
奈良県飛鳥村の冊子です。現地に行って探索もして、長期間に渡って制作し、現在販売しています。大変だった分、やってよかったなという思いがあります。
その仕事を通じて何かデザイナーとしての成長がありましたか?
自分で大事にして来たことですが、ページ数も多くて大変だったけれど、
ちゃんと最後まで責任を持ってやり切ったという点で、ひとつ成長できたと思います。
実際にL4Dに入社して、改めて会社の雰囲気や仕事のやり方はどう感じましたか?
面接の時に職場見学をさせていただいた時に思ったのですが「この会社すごく楽しそうだな」って。みんながわいわい話していて、すごく人間関係も雰囲気も良い印象でした。その印象は入社しても変わらないですね。
仕事についてはどうですか?
デザイナーの仕事って割と体力勝負みたいなところがあります。でも。この会社の人たちは全員とても真面目で、時間がかかってもデザインに対して妥協しないです。仕事に対して真摯に向き合っている人たちばかりだな、と感じています。
L4Dに入って、デザインに対する考え方や向き合い方は変わりましたか?
それまでは割と自分が作りたいものを優先していたというか「かわいいものを作りたい」とか「流行を追いたい」みたいな想いがあったのですが、L4Dに入ってからは見た目の部分より前の「お客さんが何を求めているのか?何に困っているのか?」を一番大事にしていると思います。
これからやりたいことや学びたいことはありますか?
「お客様の想いをくみ取る」ということは難しいだけに、これからも頑張って伸ばしていきたいです。
デザイナーとしては、もう少し個性が欲しいなと思っていて。誰に頼んでも同じようなもの上がってくるんだったら誰でもいいと思うんですよ。なので、何か自分のデザインの個性のようなものを付けたいなと思っています。好きなアナログの手書きなどを今後は勉強して、デザインに活かしながら個性のあるデザインを目指したいと思っています。
では、最後にいくつかお聞かせください。
まずL4Dは「ブランディング・デザイン」をテーマにしていますが、山下さんにとって「ブランディング」ってどういうことですか?
「クライアントの会社や商品に対する想いを汲み取って、それを広く社会に伝えてファンを増やす」ということだと思います。
次に、山下さんにとって「デザイン」とは?
最近思っていることなんですが・・・クリエイティブデイレクターの水野学さんが「デザイナーとは医者である」というお話をされていて、そこにとても共感しています。クライアントの中には、困ってはいるけれど何に困っているかわからない、何が悪いのかわからないという場合もあります。
そのような時に「見た目を良くする」ということではなくて、本質的に何が良くないのか、良くないとすれば何か原因があるんじゃないか。そういったことをしっかり聴いて、課題の本質を探って解決していくことが大事だと思うんです。そういう意味で「デザイナーとは医者である」ってすごくわかります。ですが、まだまだ勉強中です。
山下さんから見たL4Dとは?
すごく挑戦をさせてくれる会社だと思います。
「挑戦するのが怖い、どうしよう」っていつも思いますが、良い意味ですごく背中を押してくれる、挑戦を後押ししてくれる会社だと思っています。
社員それぞれ、イラストが描きたいとか動画やりたいとかWebやりたいとか方向性がバラバラなんですが、それでも矢印の方向はうまい具合に同じ会社ですね。
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