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『勉強って何のためにするの?』

私は個人指導の塾でアルバイトをしている。

そのため、子どもとお話しする機会が多い。

そこで以前、あるあるではあるが「勉強って何のためにするの?」と聞かれた。


少し前の時代であれば、この質問には「たくさん稼げるようになるから」と答えればよかった。

みんなが高級車やブランド品など、お金を稼ぐことを目指していた。


今から勉強しておけば、いい大学に入れる。いい大学に入ればいい会社に入れて、たくさんお給料をもらえる。たくさんお給料があれば好きなものが買えて幸せ。

社会全体がこの考え方であった。


しかし現代は違う。

人の考え方は本当に多種多様になった。

幸せの形も人それぞれ。お金はなくていいから穏やかに暮らしたい、という人も多い。


だから子供たちに、「たくさん稼げるようになるから」と言っても響かない。

ではどう答えればよいのか。


私は「学ぶ姿勢を身に着けるため」と答えた。

お金がたくさん欲しい人、そんなにいらない人にも、この姿勢は万人にとって必要である。


例えばPCを買った時。

初期設定を業者、お店の人にやってもらうと数千円取られることがあるが、

実は自分で調べれば15分ほどで簡単にできる。


絡まったケーブルが気になるとき。

ケーブルホルダーを買えば、当然お金がかかる。いいものだと3000円ほど。

しかしネットで調べて、他の人の事例を見て、紙袋でできることが分かれば0円で済む。


もっと大きな額だと、保険とか。

「みんながやってるから」と安易な気持ちで加入して払い続けるのと、

自分で投資信託で運用し続ける。

果たして何十万、何百万の差になるだろうか。


このように、学ぶ姿勢、考える姿勢があると、あらゆる面で役に立つ。

そういった姿勢を身に着けるために、まずは強制的に勉強させる。

そのために義務教育があると思う。

と、答えた。



これは子供だけに限らない。

大人になっても学ぶ姿勢は必要であり、学び続けなければならない。


お金で損をしないため、生活を便利にするため、家族との関係を良好にするため、健康に生き続けるため。

学んで、行動し、振り返り、また学ぶ。この繰り返しである。


今ではYoutubeなど各種サービスで、無料で面白く学ぶことができる。

否、学ぶことが楽しいのである。


まずは「中田敦彦のYoutube大学」などから始めてみてはいかがだろうか?

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