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意外な形で回ってきた新札

2024年7月3日に新札が発行された。
1万円札が渋沢栄一
5千円札が津田梅子
1千円札が北里柴三郎
デザインも今までとは違うので、「自分のところにいつ回ってくるのだろう?」と考えていた。

とはいえ、キャッシュレスが増えている世の中。
メルカリを始めてから、私はメルペイをメインで使っている。大きいお買い物はクレジットカード。

ICOCAにチャージしたり、メルペイが使えないお店の為に月に1度ほどお金を引き出しているけど、確率は以前より格段に減っている。

そもそも前回新札になったのは2004年。
私が中学生の時で、当時使っていたのは1000円札ぐらいだったので全然実感がなかったように思う。
確か夏目漱石と野口英世って髪の毛のボリュームぐらいしか違わないじゃん!とかひどいことを言っていたような…。

あの時よりは使う金額も大きいし、お金の価値もわかるようになった。
買取のお店で働いているし、きっと普通の人よりも見かけるようになるのは早いだろうと思っていた。しかし、私が新札を手にしたのは意外な方法だった。

先月後輩とカラオケに行った時のこと。
カラオケの会計時に後輩が言った。
「はい。これ2000円です!」
私が機械で払ったのでその分を渡してくれた。
それが両方とも1千円札の新札だった。

「あ?これ、新札やん!置いとかなきゃ。財布に前のお札ないの?そっちでいいよ。悪いよ〜」
と私が言ったのも虚しく、
「千円札これしかないんですよ!だからはい!」
後輩はお金おろしたらたまたま1万円札も出てきたという。

「まだお名前覚えてない方の千円札、ありがたくちょうだいいたします〜。」
と受け取った。

5千円札の新札もこの日の晩、手に入ることになる。
このカラオケの日に母に化粧品を買って帰ってきてほしいと頼まれていた。
購入後、その代金を母から受け取った。
その5千円札が新札だったのだ。
まさか2種類ともお釣りとしてではなくて、知り合いとの精算やお使いでのやり取りで手に入るなんて!

新札のホログラムやデザインをジロジロ見て財布に入れる。時々見返している。
いつか気にすることなく使う日が来るのかな。
私にはまだまだな気がした。

ちなみに昨日マクドのドライブスルーで、母が受け取った5千円札が新札だった。
しかし、母は違う意味で叫んだ。

きったな!

新札なのに、既にぐちゃぐちゃとシワが入っていた。前使った人が小銭を落とさないようにお札ごと握りしめていたのかな?

思わず大声で叫んだ母と、助手席で爆笑する私の声がドライブスルーのマクドの店員さんにまで聞こえていたと思う。

母曰く、「5千円札はきれいか、ぐちゃぐちゃかのどっちか!」だそうだ。

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