商工会議所青年部会長になった時の想い
商工会議所青年部を皆さんご存じでしょうか。
日本の経済3団体の1つ日本商工会議所に所属する地方の商工会議所。
その中の1つの組織としてあるのが青年部となるわけです。
その青年部は年度ごとに組織が変わり、毎年地方の発展に携わる団体です。
実は私令和4年度会長を仰せつかっております。
そして毎年10月には次年度の会長予定者が決まる時期なのですがこの夏時期ぐらいから次年度会長の話になってくるわけです。
つまり1年前に私が予定者と就任したなぁとい振り返ってみると懐かしく思いましたので、就任した際の挨拶をご紹介。動画で見たい方はこちらからどうぞ。
何かの就任の挨拶で困ったら参考になるかな???(笑)
ー-ここからが挨拶本文ー--
まずは、挨拶の前に皆さんに3つのお礼を述べたいと思います。
1つ目が、先ほどの議事にて次年度会長として承認して頂いたこと。
2つ目が、本日の臨時総会開催にあたり、担当である竹尾委員長率いる総務委員会の皆さん、また各委員会の委員長・副委員長の皆さんがメンバーに沢山のご連絡をしていただき、参加を促してくれたこと。
3つ目が、その連絡に答え、このように多くのメンバーが参加して頂いたこと。
この3つ、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
さて、ここから次年度会長予定者として初めての挨拶となります。
先ほどご紹介もございましたが、令和 4 年度 中津商工会議所青年部 会長予定者となりました野田峰一です。
さっそくですが今日は青年部の仲間だけなので、堅苦しい挨拶じゃなくてもいいかなと思ってお話させてもらいます。
皆さん、自分の会社の課題は何ですか?人材に関して、お金に関して、営業に関してなど、何かしらありませんか?
そして、会社は儲かっていますか?やっぱり、儲かりたいし、課題も解決したいと思いませんか?
次年度は5つの取り組みをしますが、全て会社経営に活用できる事をやります。
会社経営の為に令和 4 年度の青年部を利用して自企業の発展に繋げる年にしてください。
そして、次年度は皆さんに自ら委員会を選んでもらおうと思っています。
各企業で今抱えている課題や目標って色々あると思うんですが、これから話す5つの取り組みで、自企業に繋げたい取り組みを選んでもらいたいんです。逆に得意な取り組みだから更に磨きをかけたいでも良いと思います。
青年部には学びや、人脈など様々な価値に溢れ、その価値を使えるかどうか、使うかどうかは自分次第です。
まず、5つの取り組みの一つ目は、社内の連携強化です。皆さんの会社のことを従業員はどう思っているでしょうか?皆さんがしていることや、想いが全員に伝わっていますか?
色んな従業員の方がいると思います。やりがいを感じている従業員もいれば、なんとなく働いている従業員もいるかもしれない。
そこにインナーブランディングとして、情報の共有や、時には交流などを行うことで『会社の向くべき方向を整える』ことが可能になると思います。
二つ目は、『営業力の強化』です。
さきほどの委員会とは逆に自企業のアウターブランディングです。皆さんの会社がいかに素晴らしい会社であっても、イベントを企画しても対外に向けて発信ができなければ売り上げもあがりません。
皆さんは「会社が周りからどう思われているのか?」「認知度はどれくらいなのだろうか?」一度は考えたことがあると思います。ただ、どんな方法で宣伝しようが、自社の魅力だったり、イベントの目的などをしっかり理解していないと無駄な広告になってしまい、うまく集客に繋がりません。SNS での発信はほとんどの企業で行っていると思いますが、プレスリリースを行っている企業は少ないのではないでしょうか。自社がプレスリリースでテレビや新聞に取り上げられる。素晴らしいブランディングになると思います。
様々なチャネルを駆使し、地域に根差す企業として自社の魅力づくりをしませんか。
三つ目は、新規ビジネス展開です。
やっぱりみんな儲けたいじゃないですか。
会社経営において切っても切り離せないのが「お金」です。既存の経営でももちろんビジネスは成り立っているとは思いますが、新しい時代の流れに乗っていくためにも、新規事業の立ち上げは自社にとっても今後の経営課題の 1 つと思います。これだけ多くの異業種の経営者と出会える青年部だからこそビジネスチャンスはあるし、違う畑から新しいヒントをもらいましょう。
四つ目です。
自分の右腕が欲しい。会社を任せられる人材がほしい。何度となく思ってきた課題だと思います。つくりましょう。
もちろん今日明日で人材は育ちません。僕だっていきなり次年度会長になろうと思ったわけではありません。色んな先輩から学びもありました。自分でも学ぼうと思いました。
会社でも同じです。しっかり教育方針だったり、基盤さえできればリーダーの育成をもっとスムーズに行えて、今後の自企業の継続に大きな力となります。まずそれを、青年部という場所で体感してみるのもいいと思います。
五つ目は、会社規模の拡大として高みを目指したチャレンジを行います。
新規事業とかではなく会社の規模の拡大は皆さんも目指すべくところではないでしょうか。
現状に満足していたり、売上があがらないことを他人のせいにしていては企業の成長はありません。世の中にはプラスの言葉とマイナスな言葉があると思います。口から+と-を伝 える事を「吐く」と書きます。自らマイナスの言葉を吐いていませんか。そういうマイナスの言葉は従業員をマイナスの方向へ引っ張る力が強いです。逆にマイナスの言葉を無くすと「叶う」と言う字に変わります。つまりプラスの言葉、良い言葉を発信して前向きに取り組んで夢を叶えさせてあげるのも経営者の務めではないでしょうか。
いかがでしょうか。この5つの中から自分にとって何が一番プラス、つまり自企業の課題解決が叶うのか試してみたいと思いませんか。
来年度は皆さんが潤い、成長できる年にするために、“知覚動考”というスローガンを掲げさせてもらいます。
人は物事を知って、覚えても、動かなければ結果は変わりません。最初の一歩が踏み出せない人は始める前に考えすぎてしまうからです。「悩んで動かず」よりも「動きながら考え」、気づく事が大切だという事です。
“知覚動考”と読みますが、これは「とも・かく・うご・こう」とも読めます。
僕たち青年経済人、YEGは動きを止めてはならない。僕たち自身が行動し先導者になる。そんな願いを込めてこのスローガンにさせていただきました。ぜひ、自ら行動し、自企業の発展のために青年部を使ってもらいたいと思います。
結びになります。
青年部には長い歴史があります。その歴史を大切にすることも大切です。
しかし、「今まで」を想い、「今から」を築いていくのが僕たちの役目だと思います。僕自身“ともかくうごいて”いく年度にします。
本来であれば、九州ブロック大会中津大会が 10 月に終え、1 月の総会後には次年度のスタート次期となります。ですが皆さんもご存じの通り大会は 2 月へ延期し、その大会の成功に向け、今まさに皆さんが一生懸命考え、行動していることを十分に理解しております。可能であれば大会を成功させ、その後次年度をスタートさせたい。
その可能性を少しでも上げるために、次年度についての方向性を本日、共有させてもらいました。
以上で予定者挨拶とさせていただきます。令和4年度、どうか皆さんよろしくお願いいたします。