ガマン修行思考を手放そう
無意識に潜む「ガマン修行思考」に氣づこう
私たちはつい「これを乗り越えたら幸せがくる」「ここをがんばれば豊かな生活が待っている」と自分を修行させるクセや思考が身についています。
特に日本人は「努力・根性・忍耐が人生の哲学」のような教育を小さい頃から叩き込まれ、何事も苦労と我慢の修行をすることが成功への道のような思考が染みついていると感じます。
人は知らずに、心に鎧をまとい、自由な一歩への道を縛る
その結果、心のモヤモヤがない状態を自分の思考と感情でいくらでも創ることができるのに、ラクだったり平和だったりすると「このままじゃいけない」と何らかの障害を無意識にも創ろうとします。
たとえば、今まで大変な苦労をしていたことから一氣に解放されるとポッカリ心に穴が空き、なんとなくこのままノンビリ穏やかに生きていいのかと悩む・・・・
これがストレスともなり、スポーツアスリートはこのストレスを自分のモチベーションに変えて更にパフォーマンスを上げる発奮材料にしますが、一般的な私たちだとこのストレスを抱えたまま悶々としたり、また元の苦労を自ら選ぶ生き方に戻ったり。これがコンフォートゾーン（無意識の安全領域）にいる状態。
このブロックはかなり手強く、死ぬまで自分の中で存在するので、うまく飼い慣らすことがとても大切。
そこで、今回はこの修行思考を手放すための具体的な行動を私の経験からシェアさせていただきます。
ガマン修行思考とサヨナラできる５つの行動
1.瞑想で意識を調える
瞑想は、私たちの内なる静けさを呼び起こし、心をクリアします。深呼吸とともに今この瞬間に意識を向けることで、ガマン修行思考から距離を置き、もっとフラットに物事を見つめられるようになります。朝や夜に数分でも、意識を静かに見つめ時間を増やすだけで、思考の負荷が軽減されます。
2. 「空き時間」を作る
私は、予定や目標でいっぱいのスケジュールに縛られがちです。 ただし、一部「空白の時間」を作ることで、ガマンや努力といった意識から解放され、本当に必要な先に意識を向けられるように空白の時間は、新たな気づきを得るための空間でもあります。
3.体を労わり、癒しを考える
心と体は続いています。ガマン修行思考で心が疲れているとき、体も知らずのうちに疲労しています。 時々マッサージをしたり、アロマを使ったリラックスタイムを設けたり、十分な睡眠を自分を癒す行為は、シンプルでありながら非常に強力な「解放」の方法です。
私は毎回エステで何もしない贅沢な時間を過ごしている時、急に仕事がポンと入ったり新しいご縁ができたりします。
その日は何も仕事を入れずただゆっくりエステを楽しむだけです。
これが一番、効果が高いので超おススメです。
4.一人の時間を大切にする
周りとの関係が密接であるほど、私たちはガマン的に考えようとなります。一人の時間を持つことで、本当に大切なものに気づけるようになり、「今ここ」に存在することの価値を再発見できるでしょう。
5.フィジカルを鍛える
私の趣味はトライアスロンと伴走です。
トライアスロンはまさに自分の命と向かい合いながら臨むスポーツ。
このスポーツほどレジリエンス（困難をしなやかに乗り越え克服する力）向上に役立つスポーツはないと思っています。常にいつもの目線からちょっと高い所で臨むトライアスロンは、私にとって永遠のセルフマインドの伴走者です。
また、視覚障がい者との伴走は、彼らの努力している姿に直に触れるだけでも頭が下がり、人のもつ無限大の素晴らしいリソースを肌で感じます。
世界的に著名なマインドコーチや経営者は大体ジョギングやトライアスロンなどの有酸素運動や筋トレなどで自分を鍛えています。
これは過去の自分を乗り越え新しい自分に向かう時、本当にパワーとなります。
何でもよいのでできることから自分のフィジカルを鍛え続ける事は超おススメです。
「チャレンジには痛みを伴う」と悟ることが大切
私の経験から一番おススメなこと。それは「何かにチャレンジしたり壁を乗り越えるときには現実とのギャップで痛みは伴うと悟っておくことです。
自分の波動が高くなり強くなるとステージが変わるので、これまでの生き方との差が思いきり拡がります。それは経済的なことや（急にお金が減ったり）人間関係（これまで仲良くしていた人との縁が切れる）等、表層だけ見ていると決してハッピーなことではありません。
でも、このときは実は「自分が変わっているビッグチャンス」です。
1億円ほしいと思っていても、新幹線を指定席からグリーン席に変わる時にビビるようでは1億円を手にすることはできません。この金銭感覚に慣れたりいつもいる環境のステージをアップさせるときには必ず自分のココロに修行をさせる必要はあります。
でも、ある程度それができるようになったら必ず自分を認めてあげることが大切！そうしない限り、かつての私のように「ガマン修行思考」が永遠に続いてしまいます。
自分のココロが平和な状態に氣づくにはやっぱりこの５つの方法をぜひ、実践し、軽やかな人生を過ごそう。