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マインドフルネスと運動で脳を鍛える話と血糖値スパイクが起きる原因について

こちらの本によると運動で脳を鍛えることが出来るそうです。

認知症予防にも運動が良いとされています。認知症が増えているのは、身体を動かす機会が減っていることに原因があると言う研究者もいるくらいです。


運動は脳を鍛えるだけでなく、免疫力を高めたり、炎症度を低下させたり、病気の発症リスクを下げる効果があることがわかっています。

運動は毎日、行うことをお勧めします。出来れば中強度以上の運動が良いでしょう。

ウォーキングが健康に良いと言われていますが、その健康効果については過大評価されていると考えています。

一日中デスクワークの人やダラダラ座る時間が長い人にとっては、それなりに効果があるでしょうが、やらないよりはやった方がいいというレベルです。

1時間、ウォーキングするのであれば10分間のスクワットや階段上りをする方が効果的です。時間の節約にもなります。

ウォーキングで筋肉量を維持することは出来ません。なぜならウォーキングは運動強度が低すぎるからです。

筋肉量を維持するのであれば、それなりの負荷を筋肉に与えてあげる必要があります。

「筋肉量を維持するためにタンパク質を多く摂取しろ」みたいなことを言う人がたくさんいますが、運動していない人が高タンパク質の食生活を送っても筋肉量を維持することが出来ません。

筋トレもしていないのにプロテインを飲むとかお金の無駄です。企業が仕掛けるマーケティングにやられています。

極端に偏った食生活でなければ、今の日本人はタンパク質が不足することはありません。「タンパク質が足りない」「もっとタンパク質を取れ」は売ることで得をする人達が言ってるだけで根拠はありません。

逆に高タンパク質の食生活を送ることで腸管のバリア機能が低下する可能性があると指摘されています。



筋肉量の減少は糖代謝や身体機能の低下を招きます。

特に糖代謝は健康を維持する上で非常に重要です。糖代謝が低下している人は少し炭水化物を摂取しただけでも血糖値が急上昇します。

いわゆる血糖値スパイクと言われているやつですが、血糖値スパイクが起きる原因は「GI値の高い食品を摂取するから」ではなく、筋肉量が少ないことなのです。

筋肉は糖を代謝する人体最大の器官です。筋肉量が少ないと糖の代謝能力が低下します。その結果、糖が余り血糖値が高くなるのです。高くなった血糖値が下がらない状態を糖尿病と呼びます。

血糖値を上げたくないから、一生懸命にGI値の低い食品ばかりを選んで食べても筋肉量を増やさないとあまり意味がありません。

血糖値を上げる食品が問題なのではありません。血糖値がすぐに上がる身体に問題があるのです。

茶碗一杯くらいの白米を食べた程度で、血糖値が急上昇するのは明らかに身体がおかしいのです。そんな身体を持っている人でも数か月、きちんと筋トレを行えば、血糖値が急上昇しないようになります。

そもそも「血糖値が急上昇する=悪」は洗脳です。糖尿病の人や糖尿病予備軍の人にとっては部分的に正しいのですが、健康な人には関係ありません。

もっとも小麦や乳製品の多量摂取、高脂肪食の蔓延と慢性的な運動不足、心の筋肉の弱体化によって健康な人自体が少ないのですが。

この辺りのことも個人レッスンで詳しく具体的なクリア方法もお伝えしています。身体の健康と心の健康は大きく関係していますから。


話を脳を鍛えるに戻します。

脳は運動や勉強以外にマインドフルネスの瞑想でも鍛えることが可能です。マインドフルネスの瞑想を継続すると脳のあらゆる部位が厚みを増し、それに伴って脳機能が向上します。(もちろん正しいやり方で)

IQアップはもちろん、感情のコントロールや共感能力、コミュニケーション力(特に聴く力)も向上します。

現代はスマホの触り過ぎで脳機能が低下している人がたくさんいます。スマホ中毒は本当にヤバい。スマホに触れている時間をマインドフルネスの実践に当てることをお勧めしています。


「マインドフルネスで脳が鍛えられるのか?」「エビデンスは?」みたいなことを聞いてくる人がいますが、探せばいくらでもエビデンスは見つかります。大半は英語ですが。

エビデンスなんか探さなくても正しい方法で続ければ、誰でも「それ」を実感することが出来るはずです。

「何年も行っているがそんな実感はない」と言う人は、やり方が間違っているか、実践の時間や頻度が足りないのです。

瞑想や座禅経験者に山ほどいます。指導者レベルでもたくさんいます。そんな人ほど「マインドフルネスは過大評価されている」と言います。

世間一般に広がっているリラクゼーション的なマインドフルネス瞑想にいくら取り組んでも、脳を鍛えることは出来ません。脳の機能は向上しません。

あれはただの休憩みたいなものです。実践中の気づきも何もありません。逆にリラクゼーション的なマインドフルネスの瞑想に取り組むと、脳の機能が低下する可能性もあります。

マインドフルネスの瞑想によって脳を鍛えるためには、本気で取り組む必要があるのです。

しかし「脳の機能を向上させる」「IQを高める」という目的を持って、マインドフルネスの瞑想や実践に取り組んではいけません。

目的を持っての実践は邪道です。


マインドフルネスの瞑想を運動と組み合わせることで脳を鍛える効果がより高いと実感しています。

中でもお勧めなのは、ボディスキャンと運動の組み合わせです。 

歩く瞑想がその代表例。普通に歩くより、身体の気づきを持って歩くと脳がより活性化し脳機能が向上します。

もちろんリラクゼーション的な歩く瞑想や頭の中で完結する歩く瞑想ではなく、本気の歩く瞑想でなければいけません。

「歩こう」や「どう動かそう」という意識や思考を手放して、身体に任せて歩き、気づきを得て囚われを手放していきます。

先日、あるクライアントにいろいろなバリエーションの短い歩く瞑想を行ってもらったところ「脳が疲れてもう無理」とダウンしました。これは脳を思いっきり使っている証拠なのです。

瞑想中に脳が疲れるくらい身体の気づきを意識することはなかなか出来ません。かなりの集中力が必要です。

しかしこれを継続するとIQが格段にアップします。仕事でも勉強でも人間関係でも実感することが出来るでしょう。

体感したい人は体験レッスンにお申込みください。

プロフィール
西山 純一 
大阪マインドフルネス研究所
https://www.mindfulness-lab.com/

メンタルトレーナーとして多くのプロアスリートや経営者、アーティスト、医療従事者、教師や心理士、学生やビジネスマンなど幅広い人にマインドフルネスをベースとしたマインドの使い方やメンタルコントロール、食事改善や運動、ダイエットを指導。

指導歴は18年 1000人を優に超える人達に指導してきた。

20代前半でアメリカのパーソナルトレーナー資格を取得して、大手フィットネスクラブや関西のスポーツ強豪大学や高校でスポーツトレーナーとして活動。

同時期に大学で心理学の単位を取り、心理カウンセラーとしての訓練も受ける。専門僧堂や禅寺でも禅や瞑想を学び実践する。

プロアスリートや年商数十億円を超える経営者をクライアントに持ち、うつ病を始めとする精神疾患やガン患者、難病患者のカウンセリングやメンタルケアも行う。

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