マインドフルネスで人生が変わるのか?
心が変わるとは、思考や行動、物事の捉え方がこれまでと違うものになることです。
心が変わると、これまでと同じ失敗やパターンを繰り返さなくなったり、人間関係が変わったり、周囲の評価が変わったり・・・といったことが現実に起こり、人生が変わります。
これは体感や実感を伴うことです。頭だけで「自分の心は変わった」と思うのは違います。
自己啓発本を読んだりセミナーに出ると、高揚感や心が変わったような錯覚を得ることは出来ますが、その場限りです。根本的な思考や行動は変わりません。
このような錯覚をきっかけとして、思考や行動が変わる人もいますが稀です。多くの人は何も変わりません。それどころかその場限りの高揚感や錯覚に依存し、抱えている悩みや問題がこじれることがあります。
心を変えるために、思考や行動を変えるためには、まず現状の自分を知ることです。現状がわからなければ「何をどうすればいいのか?」が見えません。
現実逃避をするのではなく、ダメな自分も含めて、現状の自分を知ることです。もっと言えばダメな自分と捉えている自分に気づくこと。それは一方的な見方であることに気づくことです。
そのためには、日々の思考や行動、気分や感情の変化に気づく必要があります。その瞬間に心の動きや身体の微細な感覚に気づくよう意識するのです。
出来れば細かく繊細に気づくことが必要ですが、これはなかなか大変なので最初はなんとなくでもいいかもしれません。
地味でめんどくさい作業かもしれませんが、この繰り返しが行動や思考の変容をもたらしてくれます。
呼吸や身体、五感を通してここでお伝えしたことを実践するのが、マインドフルネスの瞑想です。
だからマインドフルネスの瞑想に「本気」で取り組むと、思考や行動が根本的に変化して人生が大きく変わるのです。
世間一般で広がっているリラックスやストレス解消を目的とした瞑想では、このような変化は起こりませんので注意してください。
マインドフルネスで心や人生を変えたいと望む方は「本気」で取り組んでください。本当に変わります。