背骨の動きやすさが、自律神経の良好な状態を保つために重要
脊柱の動きやすさと、自律神経の状態には、深い関係があります。
良好な自律神経の状態を保つためには、
良好な背骨の動きやすさを保持しておく必要があります。
逆に、背骨の動きが通常より制限が大きくなってくると、
自律神経の機能が低下し、慢性的な痛みや、
心身の不調につながりやすい状態が生まれます。
今回は、背骨と自律神経の関連について、考えてみます。
なぜ、脊柱と自律神経に関係があるのか?
神経の走行
脊柱は、脳と身体の各部位を繋ぐ神経が集中している場所です。
脊柱の柔軟性が低下すると、
神経が圧迫され、その結果、
自律神経の働きに影響が出る可能性があります。体性感覚受容体
脊柱には、体性感覚受容体と呼ばれる、
身体の動きや姿勢に関する情報を脳に伝える
感覚器が豊富に存在します。
脊柱の動きが制限されると、
これらの受容器からの情報伝達が阻害され、
自律神経のバランスが崩れる可能性があります。
筋緊張と自律神経
脊柱の動きが制限されると、
周囲の筋肉が緊張しやすくなります。
この筋肉の緊張は、
自律神経のバランスを乱し、
交感神経が優位になる傾向があります。
脊柱の動きやすさの低下が、自律神経に与える影響
交感神経優位
脊柱の可動性の低下は、
交感神経を優位にしやすく、
心拍数の上昇、血圧の上昇、筋肉の緊張、不眠など、
様々な症状を引き起こす可能性があります。副交感神経の働き低下
交感神経が優位になると、
副交感神経の働きが抑制され、
リラックス状態になりにくくなります。ストレスへの耐性の低下
自律神経のバランスが崩れると、
ストレスに対する耐性が低下し、
様々なストレス性の疾患のリスクが高まる可能性があります。
具体的な影響例
慢性的な痛み
脊柱の可動性の低下は、
慢性的な腰痛や肩こりの原因となるだけでなく、
頭痛や消化器系の症状を引き起こすこともあります。自律神経失調症
脊柱の可動性の低下は、
自律神経失調症の発症リスクを高める可能性があります。睡眠の質の低下
脊柱の可動性の低下は、
睡眠の質を低下させ、
不眠症を引き起こす可能性があります。
改善策
定期的な運動
ヨガ、ピラティス、ストレッチなど、脊柱の柔軟性を高める運動が効果的です。姿勢の改善
猫背など、悪い姿勢は脊柱の可動性を低下させます。
正しい姿勢を心掛けましょう。マッサージ
筋肉の緊張を緩めることで、脊柱の可動性を改善できます。専門家への相談
症状が気になる場合は、
医師、理学療法士、カイロプラクターなど、
専門家に相談するのもいいかもしれませんが、
どんな専門家の言うことも、
そのまま真に受けないことが重要です。
まとめ
脊柱の可動性は、
自律神経のバランスを保つ上で
非常に重要な役割を果たしています。
どんなエクササイズも、
過剰にやりすぎることは禁物ですが、
脊柱の可動性を高めることで、
自律神経のバランスを整え、
様々な不調を改善できる可能性が高くなるでしょう。
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