【書籍案内】平成小品集
書籍詳細
第二十八回文学フリマ東京新刊。
「平成時代の終わりに」「平成小品」「置キ土産」の章題のもと、小品35点収録。
初刷 2019/5/1 / 文庫判(A6) / 本文114ページ / ¥800
あらすじ
まずは気取ったあらすじがこちら。
旧字体が読みにくいと思われるため、新字体でも以下書き起こします。
新しい元号が決まりました。
新しい時代の始まりです。
過ぎた世に戻ることはできなくても、ただ振り返ることはできる。
平成年間に書いていたものをかき集めました。
新しい世を地続きに歩むための短編集。
著者雑感
平成の間に書き連ねたいくつもの何かしらを詰め込みました。
小説とも随想とも言えるようなものが多いため、小品としています。
古いものが本当に古く、よくデータが残っているなと自分でも思っていたのですが、もう読み返すのが恐ろしい。
薄目でぼんやり読んで、誤字脱字の修正のみをしています。
冒頭のものが最新、読み進めるに従って古いものになっていきます。
どうやって拾ったかは忘れましたが、書いた年月日も入っていますので、どれだけ以前に書かれたものであるのかを確認できます。
字書きの皆様方は最初に書き上げた小説のことを覚えていますか?
私は家で飼っていたうさぎが死んだ時、初めて書き上げたような覚えがあります。
原稿用紙に書いていたはずなので、どこかでデータとして自ら入力したのだと思うのですが、果たしてどうしてそれをしたのか全く覚えていない。
まあとにかくそれがなぜか残っており巻末に入っていますから、恐ろしいものですね。
現在の鳩の文章を知っている方々は、幼鳩の文章との違いでも見つけてください。
物質として、自分が書いたものをまとめておきたかった、という極私的な理由で編まれた書籍です。
書影
こちらから読めます!
書籍は完売しました。
再販の予定もありませんので、以下にて読むことができるよう、本編からいくつか抜粋して公開します。
いただいた感想など
少しだけご紹介します。
書いた当時のデータがPCの奥深くに積もっており、見ないように触らないようにしていたら残り続けていました。
発行した時点で、古いものが多かったため、こんなに良いご感想をいただけたことに驚いた記憶があります。
発行して数年経った今(2023年/令和5年)となっては、鳩自身が収録されている内容を細かく覚えていないのですが、楽しんでいただければ幸い。