見出し画像

そして青森にて。2日目。


2024年8月18日(日)

朝ご飯にイギリストースト(青森のご当地パン)を食べて、新青森駅から七戸十和田駅へ。
イギリストーストは好きだし、色々味があって楽しいので、青森に来たら毎回食べている。

七戸十和田駅から十和田市現代美術館まで乗ろうと思っていたバスが土日運休なことに気付いた。
1時間ぐらい時間が空いたので、駅近くの道の駅を探索する。
赤じそまだ売ってるんかぁ、イイなぁと思ったけど、関東でも道の駅とかに行けばあるんだろうか?

立派な夕顔がいっぱい売っていた(写真)。
小さかったり傷があったりして流通に乗らないにんにくも、破格の値段でいっぱい売っていた。
しじみをスーパーみたいなパックじゃなくてネットに詰めて売っているのも印象的だった。
やっぱり馴染みのない地域の道の駅は面白い。
1時間でいっぱい楽しんでしまった。

でも・・・荷物になるから帰りに買おう・・・と思ってスルーしたら、帰る時間を勘違いしていて、帰る時にはもう閉店していたのがショックだった・・・。
そばソフトクリーム食べたかったなぁ・・・にんにくお土産にしようと思ってたのに・・・また来よう・・・。

十和田市現代美術館へ移動して、企画展「野良になる」(https://towadaartcenter.com/exhibitions/noraninaru/ )を見る。
担当学芸員の外山さんのギャラリーツアーがあったので申し込んでいた。
外山さんの話はとてもわかり易くて、聞かせてもらったお陰で、より作品がスッと入ってくるようになった。
普段ギャラリーツアーはあまり参加しないけれども、参加して良かった。
作品は、自分とも外山さんとも歳の近いアーティスト4人が青森での滞在を歴て制作したもので、自分との心理的な距離の近さを感じた。
同時代性を感じる、と言うか。
少なめの作品数ながらビシっと決まっていて、カチッとしたのから柔らかいのまで表現の幅も広く、それぞれの作品に集中して楽しむことができた。

青森県立美術館、国際芸術センター青森、十和田市現代美術館と、AOMORI GOKAN アートフェスの展示を回った。
弘前と八戸に行けなかったのは残念だけども、各館のアプローチの違いを体感し、楽しめて本当に良かった。
こうやって美術館がゆるやかに繋がるイベント、面白いなぁ。
また次回以降を期待してしまう。

午後から尾角典子さんのレクチャー・パフォーマンス+ワークショップ(https://towadaartcenter.com/events/okaku_noriko_performance/ )に参加する。
プログラミングでご協力させて頂いている「尾角典子 #拡散 」展の関連イベント。
作品に至る思考のプロセスをたどるトークがあった後、尾角さんがAIが生成した音楽をAIの音声と一緒に歌った。
尾角さんが、AIと交わった!
人間とAIを対比し、接点を探るようなトークをしてのコラボだったもんだから、おぉ人とAIの新鮮な関わりがここに誕生した!尾角さんが見ていた未来の形はこれか・・・?という気になった。
AIうんぬん抜きにしても、突然歌い始めたものだから、会場のカフェが盛り上がり、高揚感が生まれた。
あの時、美術館のカフェはライブカフェだった。

ワークショップでは、自分の名前のひらがなの各文字を周りの人と交換して、Tシャツにプリントした(アイロンで貼り付けるやつ)。
僕はちょっと間に合わなかったので、後日、自宅でプリントすることにした。

帰る時間になるまで、プログラムの修正をする。
応急処置だけど、やらないよりはマシになったはず、多分。
あと、来場者がやっている所を初めて見れて嬉しかった。

新幹線で帰る。
夜行バスと迷ったけど、贅沢をした。
心地良い・・・。
新幹線、好きだぁ。

七戸十和田から大宮まで3時間半もかかるけど、駅と駅の間隔が短くて、繰り返し停車するので、あんまり長時間乗っている気はしない。
仙台、大宮もイメージ的には関東と東北で遠いけど、乗ってると1時間しかかからないのであっという間だ。

停まる駅ごとに、人の乗り降りも頻繁にある。
横の席が空いたと思ったら、また新しい人が乗ってくる。
新幹線の線路は片道一本だけど、この一本道を境に、色んな人の生き様が交錯する。
僕もその中の一人。
アートに導かれて、そこに座っている。

いっぱい動いた。
いっぱい見た。
いっぱい交錯した。
もう満腹です。

いいなと思ったら応援しよう!