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孫悟空とcontact Gonzo。パフォーマンスって緊張感が大事だ。


2024年3月1日(金)

大谷結婚はヤバいよ。
メジャーに行って以降、気が付けば広告も報道も大谷だらけだ。
今、日本で最も注目される人と言って良い。
自分と比べることすらおこがましいんだけど、どこかほんの少しでも大谷に勝てそうな所を探してしまう男にとって、恋愛だけが最後に残された一縷の望みだったはずだんだが。
比べてすみません。
一応フォロー(?)しておくと、そんなアホな対抗意識を抱きつつも、僕は去年現地に見に行った程度にはファンです。
いやはや、本当におめでとうございます。
羽生結弦、大谷翔平と来て、次誰が結婚したら驚くかと考えたら、藤井聡太かなとかゲスいことを考えてしまう。
すみません。

アホな話をしたから、取りつくろう為に真面目な話をする訳ではないんだけども・・・
猿には尻尾があって人には尻尾が無い。
その違いを決める遺伝子が見付かったという論文が発表されて、科学誌Natureの表紙を飾っていた。
"Tail of tales (尻尾の物語)"と、英語ならではの韻を踏んだ言葉が踊っている。
上手いこと言いよってと思っていたら、尾てい骨を強打した。
マヂで折れたかと思った。
多分折れてないけど、今日も花粉症でくしゃみをすると痛みが走る。
尻尾があれば守ってくれたか・・・と思ったけど、あったらもっと大事だったかもしれない。
論文では、本当にその遺伝子が原因なのかを確かめる為に、その遺伝子をいじって、尻尾が無いマウスを作ったりしている。
生物学やってる身としては、そりゃそういう検証が必要だよなと思うけども、冷静に考えるとヤバい。
でも、一般の人も、恐らく論文書いた研究者自身も、もっと気になるのは、じゃあ人の遺伝子をいじったら、人にも尻尾が生えるのか・・・ってことだと思う。
流石にそれはやっていないんだけども、多分技術的には検証可能なんだろうなぁ。
孫悟空が現実に・・・?

板橋区立美術館で「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」の内覧会を見た。
板橋区立美術館って面白い展示やるよなぁ。
23区でも端っこの方にあって(と、なんとなく思ってたからちゃんと調べたら、ほぼ埼玉だ)、駅からも遠いから、行きづらくて、ついスルーしてしまうことがあるけど、やっぱイイとこだなぁと再認識した。
担当学芸員の方が、日本のシュルレアリスムの良い資料が無いので、書籍として作ったと胸を張っていた図録もめっちゃ充実している。

その後、代官山のヒルサイドプラザでパフォーマンスユニットcontact Gonzoのパフォーマンス公演「my binta, your binta // lol ~ roars from the skinland ~」を見た。
演者の肌の感覚を、観衆もリアルタイムで体感するというもの。
演者の体にセンサーが付いていて、触られたり殴られたりしたら、その強さに合わせてスピーカーとウーファーから爆音の低音が響き、こちらの肌も震える、という仕組みになっている。
とんでもなかった。
目の前で4人の男が、エネルギーをほとばしらせながら、体をぶつけ合い、つかみ合い、殴り合う。
それに合わせて爆音が鳴り響き、こちらもその衝撃を感じる。
気が狂いそうだった。
緊張で汗が出た。
でも、緊張しっぱなしという訳ではなくて笑いもいっぱいあって、最後はアカスリで低音が響きわたるという「演奏」で終わった。
スゲぇの見たわ。

東京では色んな展示やイベントがやっている。
ヒト・モノ・カネ、どんどん東京に集まり、東京はさらに加速していく。
時々、この街が作ってる渦に自分が巻き込まれていて、自分も渦を作り出していることを自覚して、自分が嫌になる。
もう何も見たくなくなる。
それでも見てしまうんだけども。
土日も予定がある。
何を思うだろうか。

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