見出し画像

都会の中の伝統文化


2024年9月8日(日)

昨日、わだつみのこえ記念館に行く途中、久々に本郷キャンパスの赤門の前を通ったら、なんだか泣きそうになった。
なんなんだろう。
工事のためか門は閉まっていて、改めて見てみると、立派な門だなぁと感心した。
歴史の重みを感じた。

母校愛とかは別に無いけど、この自分も、長く、重厚な歴史の中の一部であったことは間違いないので、歴史を意識することは時々ある。
例えば、自分は、わだつみのこえ記念館で見るような学徒として出陣した方々や、館の運営に携わってらっしゃる皆さんの後輩なんだなぁと感じて、身が引き締まる思いがする。
記念館に行って先輩方の遺品に触れる直前だったことと赤門を見て泣きそうになったことは関係無いと思うんだけど、去年初めて資料を拝見して、先輩方のインタビュー映像を見たりなんかして、大学に対する気持ちや、大学の歴史への関心には少なからぬ影響を受けたのは間違いない。
たかが大学、卒業してからの方が長い、と言えばまぁそうなんだけど、時を重ねたら重ねたで、自分と大学の関係にも変化が生じるものなんだなぁと実感する。

世田谷区、下北沢駅近くの北澤八幡神社のお祭りに行った。
大賑わい。
やっぱお祭りは、なにはともあれ、人がいっぱい集まって盛り上がることが第一だなぁと思う。
都心は住んでる人の移動も激しいし、どんどん街も変わるから、普段の生活で伝統文化みたいな色は全然感じないけど、とにかく人口密度が高くて人が集まるから、なんやかんやで盛り上がるからイイよなぁと思う。
楽しい。

以前、北澤八幡神社のお祭りに来た時に、生まれて初めて神楽の奉納を見て感動した。
雅楽の演奏の中、舞が行われる。
それを、老いも若きも、みんな見ている。
神聖なものが、ワイワイガヤガヤとした賑いの中に自然に溶け込んでいるなぁと思った。
多分、そういうのが大事なんだと思う。
特別だけど、特別過ぎないと言うか。
なんだか分からなくても、こうしてみんなの心の中に残っていくんだと思う。

2日連続クラフトビール屋でビールを頂いた。
贅沢な週末だ。
たまにはイイもので。
満足です。
やっぱりお店で醸造してる所は、作っている人から話聞けていいなぁと思う。
お値段もお手頃になるし。
この辺は、酒蔵や醸造所巡りをして日本酒やウイスキー、ワインを作ってる場所を見て、作ってる人の話を聞くのが大好きだった頃の気持ちと通ずるものがある。
最近行けてないなぁ。
また行きたい。
でも、都会でも、こうして気軽に作り手に会えるなんて、良い時代になったなぁ。

ビールを飲んでいたらどこかのテーブルの会話から、「ガンジス川でバタフライ」という言葉が聞こえてきた。
ずっと忘れられない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?