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【覚書】修学旅行を辿る(珍道中編)

修学旅行の目的地二つ目は宮島。
平和記念公園を後にして、
宮島のホテルを予約していた私たちは、フェリーで宮島へ渡ることに。

今回の旅行は新幹線で行った我々。
娘は初・新幹線。
最近彼女はお兄ちゃんが使っていたこどもケータイを手に入れて、
いく先々でブレブレの写メを撮りまくっている。
新幹線でも楽しそうに風景を撮っていたが、
走る新幹線からとった風景は大体ぶれている。間違いない。

我が家で一番大きなスーツケース一つに、私と子どもたちの荷物をまとめ、
パパは一人で一番小さなスーツケースに自分の着替えを入れていた。
娘は自分の荷物(着替え以外)をリュックサックに詰め込む。
出発前、荷物を詰める彼女に、
「いい?何を持って行ってもいいけど、このリュックは
必ず自分で持ってね」と言い聞かせる。
はーい、といい返事をしていた通り、
途中「持ってー」なんて言うことはなかったが、
ホテルについて荷物を広げ始めた中身は、

お兄ちゃんからもらったクワガタの形の木でできた入れ物(図工で作った作品)
その中には大量のキーホルダー(実家の片付けで出てきた私の子どもの頃のもの)
ぬいぐるみ3点

いる?それ、旅行にいる?ねえ、いる?
思わず聞きたくなるが、自分で持っていたのでよしとしよう。

息子は息子で、自分の荷物(着替え以外)を
用意していたが、鞄はなぜかランドセル。
変わってる…こいつ、変わってる…と思うが、
いろんな使い方があっていいかもしれない、と思い
あまり声を大にするのはやめておいた。

そんな荷物を持ちながら、
宮島口までJRにて移動中の時。
駅構内で、電車到着のアナウンスが流れる。
娘が「パパ、6秒で電車来るって。今、言ってたよ。」
「え、そんなん教えてくれるん?」
「ちゃうやろ。六両やろ。」と私。
夫よ、そんなアナウンスあるわけないがな。
てか、言うてるうちに、電車着いてもうてるやん。
娘にちゃんと教えてやってくれ。

電車に乗ってから、
「宮島口からは船に乗るんだよ」と娘に伝えたら、
娘がパパに
「船でどうやっていくの?」と質問。
パパは頭にハテナを浮かべた表情で
「どうやって行くってどういう意味?」と聞く。
「荷物とか、どうするの?」と重ねて娘。
私は横から、
「○○ちゃん、船って大きい船だからね。バナナボートじゃないからね。」

娘が乗ったことのある船といえば、
沖縄のホテルで乗ったバナナボートもしくは、石垣島で乗ったカヤックのみ。

「あーそうなんだー。よかったー」とほっと胸を撫で下ろす娘。

娘よ、揺れるバナナボートにスーツケース二つは乗るまい。
てか、それでホテルまで移動ってサバイバルすぎるやろ。
てか、自分、その格好でバナナボート乗る気なん。

なんだろう。
経験って大事だな、と思った今回の旅行。
娘よ、いろんな経験していかなくちゃダメね。
ごめんね。
車ばっかりで移動してちゃいかんね。
電車に乗って、電車が6秒では到着しないことも教えないといけないし、
スーツケースが乗るような大きい船があることも
知らないといけないね。





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