河内長野木戸町探訪2 ~国道170号線市町と木戸東町に囲まれたところ~
さて、シリーズで行っている河内長野木戸町探訪。破片のように散らばっている木戸町をめぐる第二弾です。第一弾はこちらをご覧ください。
今回は国道170号線を北側に、そのまま行けばやがて富田林市に到達するあたりに行きます。ここは破片の中でも本当に細かい場所が2か所並んでいました。
この④と⑤の部分。これだけでは少しわかりにくいのでもっと大きな地図を用意しました。
このようになっています。実は西側に府営木戸住宅がありますが、こことその隣にある大阪南医療センターは木戸東町。隣接しているのにもかかわらず、この2か所はなぜか木戸町のままなのか? 本当に不思議ですね。
ということで、歩いて実際にはどうなっているのか見てみることにしました。
こちら国道170号線。旧国道と並行して通じているバイパスのような道路で、一般的には大阪外環状線と呼ばれている道です。
大阪南医療センターと書いている陸橋がありますが、ここから山の見える方向に行くと、近鉄汐ノ宮駅や千代田神社に到達します。
さらに国道沿いに来たの富田林方向に進みます。Googleマップがないと先ずわからない木戸町探し。そしてようやくそれらしきところに到達しました。
どうやらこの部分、草が生えている盛り土と、ブロックになっているあたりが、どうやら木戸町の境界線です。地図上ではこの盛り土の上だけでなく、ここで撮影している道路沿いの歩道も木戸町のようでした。
では、この盛り土の上に行けるのかどうか、もう少し進むと。
マンションの入り口があり、奥に入れます。どうもこのマンションの立っているあたりが今回訪問したかった木戸町となっているようです。
すこしあるいて、この緑の建物を過ぎるともう木戸町を過ぎました。ところでこの小さな木戸町の破片ですが、後日ある町に囲まれていることが判明します。
それはこちらで、反転しているところは市町(いちちょう)と呼ばれているところ。今見てきた木戸町は、左上の部分を見て分かるように、この市町に囲まれていたのです。
市町はかつて市村があったところで、木戸町だった市村新田や南側にある向野村(現向野町)らが合併して千代田村になるような歴史が有るところまで確認済み。
つまりそれだけ古くから存在していた村の由来なのに、飛び地と言うのは不思議で仕方がありません。過去に何らかの理由があるのでしょう。ちなみに南にある灰原池のあたりは前回探訪した木戸町ですね。
先ほどの所から少し進むと本当に小さなもうひとつの木戸町があります。その位置と反対方向には、大きな府営木戸住宅がありました。
そしてここに映っている数軒だけが木戸町。なぜここだけ違うのか?不思議ですね。
その数軒の本当に小さな木戸町を反対方向から見ました。これを知ったところで別に今の生活に何のかかわりもないのですが、ついつい気になって調べてしまいました。
今回は④と⑤の木戸町に行きました。このシリーズもう少し続きますが、それはまた後日。