河内長野の山向かいにある 和歌山・橋本駅前の歌碑
山に囲まれた河内長野からその山を越えると、和歌山県橋本市があります。山を越えるし別の都道府県。ですが、南海電車一本で行けることから意外に近くにあります。また河内長野には、和歌山由来のスーパーや銀行が存在。山があるとはいえ非常に近い関係です。
これは山の中にある県境のトンネルを越えた後だったと思います。車窓から取りました。
こうして橋本駅に到着。この駅は和歌山方面に行くときに乗り換えでしようします。例えばこちらの加太に行くときなど。
しかし駅の周辺がどんな雰囲気なのか気になったので下車してみました。
こちらが駅前。橋本と言う名前の駅は、神奈川県とか全国にあるのですが、河内長野のように紀伊橋本とかそうではないのが、なんとなくすごいですね。
橋本駅の駅前。やはり河内長野とは雰囲気が全然違いますね。
観光マップがありました。車があればいろいろ回れますが、今回は徒歩なので、駅の周辺と限られたところを訪問します。
駅前にこういう物を発見。橋本の万葉歌碑、紀ノ川の万葉とありました。
以下引用すると
橋本の万葉歌碑
歌の意味 信土山の川(落合川)で 私の乗る馬が難渋している。家人が私を思っているらしい。
第8回橋本万葉まつり と併せて
JR和歌山線全線の開通百周年を記念し
大阪大学名誉教授 甲南女子大学名誉教授 文化功労者
文学博士 故犬養孝先生の著書「紀ノ川の万葉」より
その遺墨を刻し 郷土のためにこれを建つ
2000年11月 第8回橋本万葉まつり実行委員会
映っていませんが、歌は次の通り。
白栲に にほふ信土の 山川に わが馬なづむ 家恋ふらしも
隣りの石を見ると次のように書いています。
こんにちは草ぼうぼうになった古い小道をくだると、土地の古老らが神代の渡り場と称している落合川(真土川)の渡り場に出る。
ふだんは水の少ない涸川(かれがわ)だから、大きな石の上をまたいで渡るようになっている。
ここがおそらく古代の渡り場であったろう。
ちなみに右にあるのは楳図かずお氏の『まことちゃん』人形。調べると楳図氏が橋本市の出身ではなく、南隣にある高野山町の生まれで、東隣の奈良県五條市で育ったとありました。青年時代の散歩コースとも。
さて長くなったので、駅からの散歩はまた後日紹介します。最後に河内長野と橋本との位置関係の地図を載せますね。
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