南河内以外でおすすめのお酒は近江の国にあった
河内長野は大阪府に属しています。したがって現在緊急事態宣言下。本来大阪市から離れており、人口も少ないことから南河内の中でも本当は影響が少ないです。しかし大阪府内にあるのでそうもいきません。
ということでGWはおとなしくする雰囲気。仕方がないですね。
さてどうしようかと思っていたら次の企画を見つけました。
企画はふたつあるようなので、まずは「お酒の銘柄」を紹介するというものから行きましょう。
①「おすすめのお酒の銘柄」を、宴会屋アカネに教えてください。
この質問にそのまま答えれば、過去に記事にした河内長野の地酒「天野酒」となります。そのときの記事はこちらをご覧ください。
とはいえせっかくの企画参加の機会ですから、今回は河内長野や南河内以外のお酒を紹介しましょう。それは道灌という銘柄です。
これは近江の国(滋賀県)の草津にある地酒です。草津というと群馬県の温泉を思い出しそうですが、こちらは滋賀県。江戸時代には東海道と中山道が合流する地点に存在した宿場町です。
ちなみに道灌とは、江戸城を築城した太田道灌から来ているようで、酒造会社が太田酒造なのでいろいろ関係深そう。
ということで調べると、創業者が安土桃山時代の武将・太田資武の二男正長で、資武の曽祖父が太田資家。そしてこの資家は、太田道灌の甥で養子になったとありました。つまりご先祖の名前を銘柄の名前にしていたんですね。
②どのようにオススメか?を教えてください。
味に関しては、細かいことは解りません。実際に飲んだ感覚としては、飲みやすいのにしっかり味わいがあるというイメージがありました。私的な好みということになります。それ以上に別の意味においても気になりました。
それはこの道灌という銘柄を作っている大田酒造のある草津宿が、河内長野の高野街道沿いとの雰囲気が少し似ているという点。それに加えて、異なる街道が合流する地点にあるという共通点が気になりました。
河内長野の場合、東高野街道と西高野街道が駅前で合流して高野街道となり、その先に天野酒の酒蔵がありましたが、街道としてはややマイナー。
でもこちらは東海道と中山道という超メジャー級の街道が合流している地点のすぐそばなので、よりインパクトがありますね。
以前ここに来たときに撮影したのですが、大名が宿泊する本陣が残っています。街歩きをした記憶をものに酒を飲むとよりおいしいですね。
③一緒に食べたいものは何ですか?(つまみ・食事)
一般的な日本酒に会うものなら何でも良さそうですが、しっかり味があったのであまり味の濃いものではないのかなという気がしています。酒の味を邪魔しない味のものを食べながら、酒そのものをじっくり味わいましょう。
もし地元滋賀の特産品どうしで、合わせるのなら「赤こんにゃく」というのがいいかもです。