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日記;2024年6月
押し入れを整理していたら、古い日記帳が出てきた。
2020年代かあ。♪あの時 君は若かった……
当時、「ジャーナリング」なんてのが流行していて、感じたことを書き出すと心を整える効果があるとか言われていた。
それで、みつきも始めたんだった。
ちょっと恥ずかしいけれど、お見せしちゃいますね。
あの頃のロクデモナイ政情、世相を反映してドロドロした感情を吐きまくっているので、覚悟して読んでね。
エロい話もあるよ♡
* * *
6月某日
朝ドラ「虎に翼」。
3日からの第10週は、思わず共感の声を上げてしまうセリフがたくさんありました。
女性代議士(伊勢志摩さん)「どうして男性は封建的な家父長制にしがみつきたいのかしら。古き良きなんて、明治時代から始まった決まりばかりじゃない」
ネトウヨ、カルト、自民党らの言う「日本の伝統」が、たかだかカッペ侍による明治維新以後の底の浅い歴史でしかないことを喝破!
寅子「前の民法で言う『家という庇護の傘の下において守られてきた』という部分が確かにあるのだと思います。しかし今も昔も思っております。個人としての尊厳を失うことで守られてもあけすけに申せば、大きなお世話であると」
そうそう。施しじゃないんだよ。ありがたがれじゃないんだよ。
寅子「私は、もし娘が結婚したとして、夫の名字を名乗ろうと、佐田の名字を名乗ろうと、私や私の家族への愛が消えるとは思いません。『名字一つで何もかもが変わる』だなんて悲しすぎます」
選択的夫婦別姓に頑なに反対する一派の「名字が変われば家族がバラバラになる」なる妄言を一発で粉砕する寅子。痛快です。
「730条が残ったことが、なんとも残念だよ」
「直系血族及び同居の親族は互いに扶(たす)け合わなければならない」
「そんな当たり前のことを、わざわざ法律で規定することを、国民はどう感じるのかねえ」
この「家族で扶け合う」をわざわざ憲法に書き込もうとしているのが、自民党、日本会議、反社カルト教会の一派なのよねえ。
憲法の掲げる主権在民・基本的人権の尊重・平和主義・平等、集会・結社・言論の自由……といった理想に、いまだ「馴染めず」(寅子)、その実現に「不断の努力」(同)を放棄した方々が「憲法変えろ」といきり立っているのが今の日本なのですよ。
そんな方々が目論む改憲で、この国が良くなるはずがない。
6月某日
東京新聞1面に「東京の出生率 東京0・99」「23年全国1・20 最低更新」。
国は少子化対策に躍起だけれど、この結果は当然でしょう。
そもそも、この国で産みたくない、と思わせる状況が一番の原因じゃないの?
産んだところで、心穏やかに子育てできる環境がない。ベビーカーを邪魔者扱いする人、赤ちゃんの泣き声に「チッ」と舌打ちする人、公園や保育園で遊ぶ子どもの歓声や笑い声に「うるさい!」と文句をつける人……「社会で子育てする」なんて理想からほど遠い雰囲気がこの国にはある。
それに、産んで育てて成人したと思ったら「お国のために死ね」だなんて未来もあり得そうな雰囲気が年々強まっているこの国で、産もうなんて気にはならん。
幼保全入や支援金を充実させる以前の、不安・不穏な気配が漂っているうちは、出生率向上なんて、まず無理です。産んだら地獄、って状況をなんとかせえよ。
漫画家の槇村さとるさんに共感!
「『こんな社会じゃ、誰が産めるか』とみんな感じているし、産んだところで冷遇される。女として生まれただけで、なぜこんなに戦わなくちゃいけないのか」
「押し付けられている慣習や思い込みを外そう……自分自身の革命を起こし、もっと自由を知ってほしい」(3月9日、東京新聞)
結婚しようがひとりでいようが、産もうが産むまいが、わたしたちの自由。誰の指図も受けません。
あと一つ。みつきの同期、涼子と職場結婚したあの男。日ごろから「イクメン」「家事メン」「料理男子」気取りのイケすかない奴なのだが、二人目の子どもの出産に合わせて育児休業に入った。周りの男連中は「さすが」なんて褒めていた。
けれど、こいつ、「家ではろくに家事もやらない、夜中に赤ちゃんが泣いても爆睡。育休? 冗談じゃない。3食昼寝付きの長期休暇を満喫してる」って、涼子から聞かされてるんだよね。さっそく女子社員情報網に乗っけて拡散してやったわ。
6月某日
きょうの「虎に翼」(第51回)。
よねさんの絞り出すようなセリフが頭から離れない。
よね「読んだか、新憲法。ずっとこれが欲しかったんだ、私たちは。男も女も人種も家柄も貧乏人も金持ちも、上も下もなくて横並びである。それが大前提で当たり前の世の中が」
部屋の壁には憲法14条が墨で書かれている。
字からいく筋も垂れた墨が血のようだ。
多くの血を流した末に得た私たちの憲法を、政治屋・極右・カルト・レイシストらに変えさせてなるものか。
時代にそぐわない? 憲法の理念は普遍的なもので、時代の趨勢で変えるものではありません。それが変わるというのは暗黒の軍事独裁ディストピア大日本帝国に舞い戻るってことで、そんなのは真っ平御免である。
6月某日
きょうは書くことがたくさんありすぎ。
便乗値上げ→収益増→賃金に還元せず。もうけを会社が丸取り…「強欲インフレ」が日本を覆う、と東京新聞一面トップ。
そもそも円安で原材料、エネルギー代、搬送費が高騰したことを値上げの理由にしているくせに、なんで儲けがウハウハ出るんだ? 過剰に上乗せして価格を引き上げているからではないのか。
昔の西部劇でロバート・ライアンが言っていた。
「便乗して値をつり上げるなど泥棒と変わらない」(「誇り高き男」1956)
経団連だの、資本屋だの、献金裏金自民党だの、強欲な連中のことだよ。
小池百合子都知事が3選出馬。8年もやってまだ足りないのか。自民を敵に回して初当選したのに、いつの間にか自民と親密になって、あげく裏金自民のステルス推薦、権力にすり寄る連合おばさんの支持を得ての出馬だってさ。
「7つのゼロ」(満員電車、残業、待機児童、介護離職など)とかいう公約だってほとんど実現できていない、ってのは無能の証明でしょ。
都議会で野党の質問には自ら答えない、記者会見では御用丸出し記者のどうでもいいお追従質問(テレ朝の記者、反省しろ)にしか答えない専横な態度。
都民猛反発の神宮外苑再開発だって、都幹部の天下りなど三井不動産との癒着がささやかれている。学歴詐称問題もある。
潔く退くのがマンスジってもんでしょ。あら、失礼、筆が滑ったわ、おほほ。
加えて小池百合子(あえて呼び捨て)の差別発言は絶対許せない。
小池が自民党安倍派議員だった当時、玉城デニー議員(現沖縄県知事)に「あなた日本語読めるんですか? わかるんですか?」と言い放った。
この発言で小池はウチナーンチュを敵に回したね。東京にもウチナーンチュはたくさんいるよ。
投票日は7月7日。わたしは小池には投票しない。
「男女平等 日本118位」
先進7カ国(G7)で最低、韓国(94位)中国(106位)よりもずーっと下。
私の実感からすると、この国の男どもは、「虎に翼」の時代からほとんど進歩していない、ふてほど野郎が大半。やっと若者世代、とくにZ世代にマシなのが増えてきてるかな、ってくらい。
日本って、ジェンダー平等だけじゃなく、あらゆる面で「先進国のふりをした途上国」(在日外国人記者)なのよね。
4月の衆院東京15区補選を取材した記者のコラム。
ある候補者の事務所で支持者の多くが視聴してるネット番組を見ているか問われ「本当のこと、真実はそこでしか知ることができないのに。なぜ見ないのか」と詰問されたという。
コラムには書いてなかったが、候補者が誰か、これで想像がついた。あの出鱈目だらけのポンニチ国紀なる歴史改竄本を書いたあのお方が代表を務めるネトウヨ政党だろう。
「日本すごい」と胸をそっくり返し、差別発言を繰り返しているあの方々の番組のどこに本当のことがある? 真実がある?
関東大震災虐殺はなかった
(朝鮮人、中国人だけでなく、ウチナーンチュや訛りのある地方人も殺されたぞ、日本人に!)
南京大虐殺はなかった
従軍慰安婦は売春婦だ
軍艦島・佐渡金山で強制労働はなかった
重慶爆撃では民間人を殺さなかった、などなど
荒唐無稽な戯れ言をまき散らしているだけだ。
そもそもジャーナリストでもその道の専門家でもないネトウヨタレント評論家風情が本当のこと、真実を探り当てられると思っていることが理解できない。
その心酔ぶりは反社カルトに熱中している方々と似ている。
この候補者はめでたく落選してくれた。有権者はまともなのだよ。
6月某日
なんか、やれやれな話題。
ミセス・グリーン・アップルとかいうバンドの新曲のミュージックビデオが不適切と指摘され公開停止だって。
コロンブスに扮したメンバーが未開の類人猿に音楽などを教えたり、人力車を引かせたりする内容が植民地主義、奴隷制度、人種差別を思わせるとネット上で批判された。プロデュースは、あの電通だとか。
14日付の東京新聞「本音のコラム」では「これはどう見たって白人が飼い慣らす未開人の図。しかも白人役はかつてイエローモンキーと蔑まれた民という倒錯。暗い歴史が明るく修正され、在ったことがなかったとされると、本邦でも朝鮮人慰霊碑が撤去されたり都知事が関東大震災の虐殺への追悼を取りやめるようになった。人権と差別への鈍感、炎上しているうちはまだマシなのか?」(要旨)と書いていた。
コレはろくに勉強してこなかった無教養無関心な人間が、業界人特有(?)の軽佻浮薄な「ウェーイ」なノリで作り上げてしまった代物なんでしょう。「無知」は免罪符にはならないよ。
ミュージシャンはやはり、こうでなくちゃ。
「今の政治体制をいいと思って音楽をやってるやつがいたらバカでしょう。ロックは生き様、主張ですからそもそも反体制です。でなけりゃ、意味がない」
(2023年12月25日、東京新聞「朴保という生き方 貫く反差別、反核、反原発」)
みつきはこういうプロテストする歌手が好きだ。
ここで一首。
「無知と軽薄がコラボして差別ビデオが出来上がり」
炎上乙。
6月某日
職場のテレビで「ちゅらさん」(2001年)の再放送(第54回)を見ていたら、古波蔵恵里(国仲涼子)がいい事を言ってた。
「お年寄りは偉いんですよ。だって、それだけ長く生きてるわけですから。いろんな事知ってるし、偉いんです。当たり前ですよ、そんなの。東京では違いますか。沖縄ではお年寄りは偉いですよ。私もオバーを尊敬してます。敵わないですよ、オバーには」
そうなんです。ウチナーンチュは、ぅんめー(オバー)、たんめー(オジー)を大切にするよ。
ウチナーでは「老人は集団自決しろ」なんてひどいことを言う成田某みたいなフラーな学者(なの?)は育ちようがないのだ。
6月某日
会社帰りにジュンク堂書店で購入。
沖縄タイムス「鉄の暴風」(1950、ちくま文庫)と週刊金曜日6月14日号「沖縄文学」特集。
「鉄の暴風」はなんと初の文庫化。沖縄戦の実相を知るための入門書として「総史沖縄戦」(岩波書店)と並ぶ双璧です。
「沖縄文学特集」。沖縄本大好き乙女としては買わずにおられんさ。
母も本好きで実家には本がたくさんある。当然、「鉄の暴風」「総史沖縄戦」もね。
山之口貘さん、大城立裕さん、霜田正次さん、石野径一郎さん、東峰夫さん、又吉栄喜さん、目取真俊さん、大城貞俊さん、池上永一さん、崎山多美さんなど(順不同)、そうそうたる作家の作品、総合雑誌「新沖縄文学」「青い海」、沖縄大百科事典、近現代史、ノンフィクション、写真集などが本棚にずらりと納まっていた。よくぞ蔵書してくれた、とオジーに感謝したのが金城哲夫さん、上原正三さんのシナリオ集。ウルトラQ、ウルトラマンなどの脚本は超貴重。
母は「本はぜーんぶ、あなたのものだから、好きに読んでいいよー。私もオジー、オバーに同じこと言われたさー」
うれしくなってどんどん読んだ。「沖縄の艶笑譚」(1982、那覇出版社)だけは、こっそり読んだけどね。
6月某日
沖縄県議選の結果はショックだった。与野党同数だったのが玉城デニー県政与党が4減の20議席、野党が4増の28議席。
辺野古埋め立て反対運動に取り組んでいる人が、サイトで敗因を分析していた。
(以下、「チョイさんの沖縄日記」の記事を要約)
①候補者調整をせず与党乱立
②大浦湾の工事が進んでいるにもかかわず、知事や与党候補もほとんど「辺野古」に触れず争点にならなかった。
特に②。代執行で工事が強行されているにもかかわらず、県は対抗策を示すことができなかった(工事中止を求める行政指導は行ったが、防衛局がそれを無視したことに対する次の策を打てなかった。防衛局は、県の45回にもわたる行政指導を全て無視)。
そのため、県民の間には、「もう辺野古は止まらない」という諦めの意識が拡がり、県議選でも、「辺野古」に触れる候補者がほとんどいないという状態になってしまった。
私たちはこの間、県に対して『埋立承認の再撤回』を何度も要請した。選挙期間中に知事が、「埋立承認の再撤回」に言及しておれば、「辺野古」が再び大きな争点となり、選挙の結果も変わっていたのではないかと残念でならない。
そうか、そういう事情があっての、あの結果か。
にしても行政指導を無視する防衛局って、何様だ?
今回の県議選、唯一の救いは、辺野古基地の賛成反対については同数だった、ってこと。
6月某日
東京都知事選挙が告示された。過去最多だった前回を22人上回る56人が出馬だってさ。
過去の都知事選には泡沫でも土性っ骨の通った一家言あるユニークな候補者が多かった。秋山祐徳太子、東郷健、赤尾敏、太田竜、内田裕也、マック赤坂、ドクター中松とかとか。あ、ドクターは今回も出ている。96歳。どうかご安全に。
でもって、今回の泡沫有象無象の質というかレベルの低さにはうんざり。
選挙を金儲けの道具にする輩、ヘイト、野次を撒き散らしたいだけの輩、ミソジニー(女性嫌悪)のロクデナシ、売名目的な噴飯者が多すぎる。
なんなんだ?
24人も立候補させてその掲示板を1万円で売り出して立候補もしてない奴のポスターを貼らせるだと? (某N国等)。
露出狂も出張ってきてヌードを張り出して大騒ぎになってるぞ。
目立ちまくってユーチューブ動画、ツイッター(現X)のインプレで稼げれば、供託金300万円なんてあっという間に回収できるんだってさ。
世も末だ。美しい国とやらの、この腐れナイチャーがた、どこまで下品でさもしくなるのかしら。
6月某日
「カスハラする人の例に『退職シニア層』 厚労省、抗議受け資料削除」(東京新聞)。
ハラスメント対策のホームページに、いばり散らす行為をする人について「社会的地位の高い人、高かった人、定年退職したシニア層など」と明記していたそう。
たしかに暴走老人は多いよ。でもカスハラする輩は老若男女問わずいるよ。
学生時代にスーパーや飲食店でバイトをしていたときの経験から断言できる。
「バカ老人たちよ!」(勢古浩爾、夕日新書)という本に「バカ老人とはそのバカ日本人のなれの果てである。つまりバカ老人は若い頃からバカだったのだね」とあった。
カスハラ老人は老いてそうなったのではなく、若いころからそうだった、ということなのだ。
この国の将来は暗いね。はあ。
6月某日
21日付のアイリッシュ・タイムズの一面に掲載された写真から目が離せなかった。
ガザ。がれきの中に立つウェディングドレス姿の少女。崩れたビルに埋もれていたドレスだ。
シオニストによる虐殺が続くガザにも人々の営みがあったことを思わずにいられない。
ナクバ以来80年近く続くイスラエルによる武力弾圧、人権侵害にさらされながらも、笑い慈しみ泣き労(いたわ)り合う生活があったはず。それを破壊し続けるシオニストこそ「人の顔をした獣」だ。
イスラエルだけでなく米国やカナダ、欧州に住むユダヤ人の間にも虐殺に対する反発が広がっているそう。
「イスラエルこそがユダヤ人にとって危険。世界中のユダヤ人の安全を脅かしている」(哲学者・鵜飼哲氏、サンデー毎日7月7日号「ガザの惨劇」)。
ネタニヤフ政権が1日も早く打倒されることを願う。フリー・パレスティン!
6月某日
東京新聞書評面の気になる本。
ちくまプリマー新書「沖縄について私たちが知っておきたいこと」(高橋哲哉氏)
「国連機関がアイヌとともに『琉球/沖縄の人びと』の先住民族としての権利保障を勧告しても政府が拒否しているのは、基地を置けなくなるからでは…沖縄を踏みつけにしているのは誰?」
沖縄を踏みつけているのは、米軍、日本政府です。間違いない!
6月某日
政権の品性を疑うこんなニュースが。
LGBTQ差別発言の経産省・レイシストA、通商政策局長に昇格、だとさ。
これは自民党・公明党政権、 岸田文雄らの国民に対する明確なメッセージでしょう。
「差別容認するよ」って。
経産省の真っ当な職員は「こんな局長、見るのも嫌だ」「同じ部屋にいたら嫌だ」と内心、毒づいていることでしょう。
とことんロクデモナイもない政権だ。
政権交代で自公政権的なるあらゆるものをリセットしてスッキリしたい。
「(性的少数者)はいないのではなく、見えてないだけ。身近にいるという意識でいたら、自然と傷つける言葉は減っていくんじゃないかなと思います」
(6月1日、東京新聞「再読 あの言葉 西原さつきさん」
6月某日
沖縄の女性がまた犠牲になった。
「少女わいせつ 沖縄米兵起訴 16歳未満を車で誘拐 政府3カ月 県に起訴伝えず」
沖縄タイムス、琉球新報が1面トップで伝えた。
激怒のポイントは2つ。
①繰り返される米兵犯罪。
沖縄タイムスによると、復帰から22年までの米軍犯罪摘発件数は6163件。うち性犯罪134件、強盗398件、殺人27件、放火25件(沖縄県警調べ)
県警が意図的に隠蔽したものを含めると、さらに増える。
②日本政府が県議選(16日)、慰霊の日(23日、岸田が出席)への悪影響を考え事件を隠していた可能性が大。
その後の報道で、5月にも米兵による性犯罪が発生。これも隠していた。
日本政府、米軍、沖縄県警、那覇地検総ぐるみで隠蔽していたのだ。悪質この上ない。
16歳未満ということは幼女の可能性だってあるんだぞ。即公表して警戒、注意を呼びかける必要があったのでは。それなのに県議選で自民党がボロ負けするのを避けるために公表しなかったのだとしたら。ウチナーンチュの人権、安全を毛ほどのものにも思ってない証だ。
自民党・公明党政権のこの悪辣さはなんだ!
しかも犯人はすでに保釈されて、嘉手納基地内でぬくぬく(たぶん)暮らしてるってよ。
Hey, Yankee, Nip! You are taking Okinawan people for fools!
アメリカー、ナイチャーよ、ウチナーンチュをバカにするな!
沖縄は植民地かよ。
6月某日
今朝の「虎に翼」(第63回)。
家裁の調停員の「ま、知ると理解は別物ですからな。そう簡単にこの国に染みついた家制度の名残は消えんということです」
あの頃から全くアップデートできていない自民党、ネトウヨ、反社カルト界隈のことだよ。
「日本を取り戻す」とか「美しい国」とか叫んでいた元首相(つるんでいた反社カルトの被害者に暗殺された、あのお方ですよ)がその代表。
生きていたら、絶対、NHKに文句をつけて、ドラマの方向をねじ曲げさせたね。実際、首相当時、放送内容に介入したり、もの言うコメンテーターの首を飛ばした前科があるからね、このお方。
6月某日
ツイッターでフォローしている往年の映画俳優、高峰秀子さん。凛とした生き方が大好きで、ツイートに毎日励まされている。
今朝、流れてきたツイート。
「人間なんて、一生恥のかきくらべをしているようなものだ、と私は思う。そして、人は恥のつぐないによって成長するものじゃないかしら、と思う。」
うんうん、そうだよね。
と、共感しながら、頭に浮かんできたのが日本の悪徳政治屋の顔顔顔。
恥のつぐないを忘れ、恥を恥と思わず恥を上塗りしてのさばっているのが、今の自民党の面々だろ。
裏金メタボ光一とか、都知事選候補の緑のおばさん、もとい緑のタヌキとか、マイナ保険証ゴリ押しで岸田文雄より嫌われているくせに総裁になる気満々のブロック太郎とか、コンプレックスの裏返しかなんか知らんけど態度だけがでかいゴルゴ太郎とか、ドブ水に澱んでいそうな三下レイシスト議員とかとか。
ああ、心底うんざり。
なんか会社行く気、失せるから、あいつらの顔思い浮かべるのやめよう。心の屑籠にポイッだ。
6月某日
安倍晋三が画策して頓挫した東京高検検事長・黒川某の定年延長問題。
閣議決定は、安倍が手下の黒川を検事総長にするためだったって。
憲政史上最低最悪の首相と言われた安倍晋三だ。政治を私物化し、己れの利益のために権力を使い法律を平気でねじ曲げていたわけだ。
安倍の悪巧みは黒川の賭け麻雀発覚・辞任で辛くも実現しなかった。
裁判で画策関連文書の開示を求めた学者曰く「法治国家が揺るぎかねない。行政が特定の1人のために行った。常識では考えられない」。
ネトウヨが賞賛する「安倍が派閥での裏金取り止めを提案」。これだって定年延長が実現せず、危険を察知したから、と私は踏んでいるけれどね。
日ごろ「我が国は法治国家です。法の支配する国です」などと他国に向かって自慢していた安倍本人が恣意的に法をいじくり回していたわけだ。モリカケサクラ解釈改憲とやりたい放題だった彼、ここまで悪辣だったかと口あんぐりだ。
そんな安倍を未だに崇め奉っている方々がいるってさ。
ネトウヨ雑誌最新号の見出し。「夢枕に立った安倍元総理」「安倍総理を思わない日はない!」「誰もが懐かしむ安倍総理の指導力」などなど。怪しい宗教レベルの持ち上げよう。バカじゃなかろか。
仮に知り合いがこんな雑誌を愛読していると知ったら、私はさっさとおさらばするね。
そんな輩は、育児・家事をやらないだろうし、女性・障害者・LGBTQ・外国人・アイヌ・ウチナーンチュを差別するだろうし、パワハラ・セクハラ・モラハラ・DVし放題だろうし、自分より弱そうだと踏んだらカスハラ・ワザブツやりそうだし、選択的夫婦別姓にも反対だろうし、慰安婦像に鼻糞つけて喜んでいる旧皇族をもてはやし靖国神社あたりで日本兵やナチス兵のコスプレやって出鱈目満載のポンニチ国記なんてのを神棚に飾って悦にいってるミソジニーの可能性がほぼ100%だろうことが容易に想像できるからね。
こんなのも屑籠にポイッ!
6月某日
ジュンク堂書店から「本が届きました」とスマホに連絡。
大雨の中、会社終わりに寄って購入。
パレスチナ人作家アーティフ・アブー・サイフ氏の「ガザ日記 ジェノサイドの記録」(地平社)。3080円。
一週間前、書店に在庫がなかったのでその場で注文していた本。アマゾンや楽天で買えばすぐ入手できたんだろうけど、やっぱり地元の書店を応援したいもんね。待つのも楽しいもんです。
出版社によると「本書の収益は全額パレスチナの支援団体に寄付されます」とのこと。
翌土曜日の東京新聞の書評欄が同書を取り上げていた。
「今朝、私たちの街は、古いヒロシマの写真のようだった」「いま何が起きているじゃなくて、何が起きてきたかだろう。この間ずっと75年以上にわたってだ」「正当防衛であるとするイスラエル側のストーリーから世界を引きはがす必要がある」
早く読もう。
新型コロナ発生直後の様子を報告した方方氏の「武漢日記」(河出書房新社)とともに要保存の現代日記文学です。
ところで、この日の書評面には「ガザ日記」のほかに気になる本がいくつもあった。
・エッセイ集「私の体を生きる」(文藝春秋、西加奈子、村田沙耶香、金原ひとみ、島本理生、藤野可織、鈴木涼美、千早茜、麻吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鵜飼茜、柴崎友香、宇佐美りん、藤原麻里奈、児玉雨子)
「女性の書き手ばかりを集めた本書であまりにも頻出する性被害の語りは、女性にとって『私の体を生きる』ことがいかに困難かを浮き彫りにするかのようである」
加害者が地獄へ堕ちていることを願うしかない。
・「語りつぐ東京下町労働運動史」(旬報社、小畑精武)
「この地域の運動が日本で初めて労働者の権利を勝ち取った事例は少なくない」そうだ。
富士瓦斯紡績(墨田区)での団結権、東洋モスリン(江東区)での「外出の自由」。
女工たちの闘いの成果だ。
労働運動や社会運動を嫌う方々がいるが、先人の闘いがあってこそ、今のあなたたちが享受する暮らしがあることを自覚すべきだ。
・「音楽を信じる」(日経BP・日経新聞出版、村井邦彦)
作曲家兼プロデューサー兼レコード会社経営者の著者による日経連載「私の履歴書」を基にした書き下ろしエッセー。赤い鳥の「翼をください」(知ってる!)、テンプターズの「エメラルドの伝説」(知ってる!)などを作曲、YMOを世界に売り出す。
歌好き必読。
・「きれいに生きましょうね」(文藝春秋、草笛光子)
週刊文春連載中のエッセーを単行本化。書名は亡母の言葉から。
「原爆投下後の長崎で米軍が撮影した写真『焼き場に立つ少年』。『日本を守っているつもりになっている方々は、あの少年の写真を見て、絶対に戦争をしないと念じて欲しいと思います』と書く」
「老いとは『億劫との戦い』。前はできたことができない。眠るのも大変。90歳になって面白くないことも増えましたけど、少しでも自分を楽しくするようにしています」
光子さんのように老いたい。
4冊全部買うと7590円。
うーん、ヒッジョーにキビシー。おごらせ上手のエイコからの飲みの誘いには乗らず、しばらく節約するとしよう。