見出し画像

メンタル強めの私の心が折れた日。夢の全否定から始まった、私のnote

あなたは「夢」はありますか?
心からやりたいこと
心から望んでいること


なにかがきっかけで思ったのかもしれない、
物心ついたころから恋焦がれているものかもしれない。


「夢」があると、生きる糧になりますよね。
「夢」は心の支え。
しんどいことがあっても、「夢」があるから乗り越えられることもある。


でも、その「夢」が壊されてしまったら?


今日はそんな話。



一年前、私の心は複雑骨折をしていた。
あの日、私は確かに聞いた。
心が折れる音を。
ボキって重くて鈍い音がした。
自分の心の中に根を張り巡らせていた太い木の幹が折れた音。


その日から私は廃人のように過ごした。


フリーランスのパーソナルトレーナーとしてフィットネスクラブや整形外科で活動しはじめて3年経ち、私の仕事は順調そのもの。
売上も店舗でトップだった。


そんなとき、ふと思う。
「私、このままでいいのかな」


パーソナルトレーナーだから、カラダの面からクライアントをサポートしていた。
でも、クライアントの悩みを根本から解決するためには、マインド面も大事。
フィットネスクラブや整形外科の活動では、マインド面までカバーできない。


時代はパーソナルトレーニングブーム。
カラダに注目が集まっていた。
「〇ヶ月で10Kg痩せます」
「糖質制限で・・・」
ハードな筋トレと食事制限で理想の体型になることが周知され、私も連日のように相談を受けていた。


私の心は叫んでいた。
「そんなことばかりしていたら、いつかは壊れるよ。自分の本心にも目をむけて。本当はあなたはどうなりたいの?」



痩せたり、スタイルが良くなることで自信はつくかもしれない。
でも、心の声に目を向けないと、いつまでも心は満たされない。
それでカラダも心も壊してしまった人を何人も見てきた。
そうなってからでは遅いのだ。



どうにかして大切なことを届けられないか・・・
その頃から、マーケティングの勉強会に参加するようになった。


でも、マーケティング的には
「ダイエットは売れる(儲かる・ドル箱)」
私はダイエット企画製造機になった。


やりたくないのに、売れそうなダイエット企画を毎日考えさせられる。
私が届けたいマインド系は市場ではうけないと言われ一蹴された。


頭では理解しつつも、
別に売れたいわけじゃない。
インスタで有名になりたいわけでも、
バズりたいわけでもない。
頑張っているのに、傷つく人を増やしたくないだけ。


私の想いは、誰にも理解されなかった。


それでも諦められない私はブログで発信していこうと頑張った。
当時の私の頭の中はごちゃごちゃ。
マーケティング講座で
「あ~でもない、こ~でもない」
「ペルソナがぁ」
とか言われ過ぎていて、自分がなくなってしまった。
どうにか書いても、上澄みだけの薄っぺらいウィキペディアのような内容。
「そんなの誰にでも言えるし、なんならAIの方が表現が上手だよ」って内容。



私は自分の言葉でブログが書けなくなった。


書けないのに、私がブログを諦めなかったのは、心の中に「いつかは書くことを仕事にしたい」と熱い想いがあったから。
物心ついたころから読書が大好きで、同じくらい書くことも好きだった。
大学に入るまでは「ジャーナリストになりたい」と言っていた。


その後、つきあったメンヘラモラ男に否定され続けたので、口に出さなくなったけど。


社会人になると、現実に追われる。
日々の仕事、日々の生活。
現実に追われているうちに「夢」は心の片隅に追いやられた。


何十年かの時を経て、心の中で眠っていた夢が目を覚ました。
「自分の想いを届けたい」
と強く望んだら、目覚めたのだ。


どうしたら、カタチになるのか見当もつかなかった。
「ブログをひたすら書き続ける?」
自分のブログを育てるのは長期戦だ。
そもそも、マーケティングに洗脳されていたので、
「私はなにをしたいのか」
「私はなにを望んでいるのか」
自分がわからなくなっていた。


そんなときに凄腕のカリスマコンサルタントがいると聞いた。
「物事の本質を見抜く力がずば抜けている」
自分が本当にやりたいことを指摘されて、泣き出す人が続出している。


「書いて届けたい」気持ちだけはあったものの、具体的に何をどうしたらいいのかわからなかった私は、そのコンサルタントに会うことに決めた。
まさに藁にもすがる気持ちだった。


コンサルタントに経緯と自分の想いを伝えた。
社会人になってから自分の夢を人に話すのははじめてだ。
私の話を聞き終わると開口一番
「なんで今さらブログなの?」
私はきょとんとした。
「文章書くとかオワコンじゃん。なんで書きたいの?」



「書きたい気持ちに理由が必要?」
「書くのが好きなだけじゃダメなの?」
子どものころから当たり前のように思っていたこと、理由なんて考えたこともなかった私は面食らった。
「今から発信をはじめるならさ、Youtubeじゃない?ブログとか本とか誰が見たいのよ。今さら流行んないよ。そんなの」


私の心の中で鈍い音がした。
木の根元が折れる音。
頭の中は空白だった。
本当に空白。
何も考えられない。


とにかく目の前にいる人と話しても無駄なことだけはわかった。

大切にしていたこと、
ずっとずっと大切に育てていたものを失った瞬間だった。


私はメンタルが強めだ。
企業人事時代、採用や育成、制度設計をしていたというと華やかに見えるが、その裏では従業員が起こした不祥事や数々の問題への対応、リストラなども行っていた。
後輩スタッフが泣きながら人事を離れていったのとは対照的に、
私はいつも冷静に毅然と対処していた。


脅迫を受け「殺す」と言われたことは1回や2回じゃない。
逆恨みはしょっちゅうだ。
辞書やゴミ箱を投げつけられたこともある。



そんな私でも心が折れたのだ。
大切にしているものを全否定される。
大切にしているものを土足で踏みつけられる。
私の心はズタボロ、複雑骨折をした。


その日からの記憶は曖昧だ。
とにかく何もしたくなくて、仕事以外は何をしていたんだろう。
20年以上前に流行った韓流ドラマの「冬のソナタ」を繰り返し見ていた。
1話70分×20話を70回は通しで見たと思う(早送りで)。
おかげでちょっとした韓国語がわかるレベルになった。


それから暫くして、縁あって知り合ったコーチのサポートを得て、自分自身を整理した。
自分が大切にしていること(価値観)
自分の強みや得意
・・・
自分への理解(自己理解)が深まるにつれて
「書いていいんだ」
自分に許可が出せるようになった。


あの日、書きたい理由が言えなかったのが悔しかった。
理由が言えなかった私は、書いてはいけないような気がしていた。
でも、理由は必要ない。
私が私であれば、理由なんてどうでもいい。


私は書きたい、書いていい
そう思えるようになった。


そして、昨年の9月にいきなりnoteに自己紹介を書いて投稿した。
noteが推奨するお手本の自己紹介を見様見真似で必死で書いた。
この間、読み返したら
「この人(私)、なにが言いたいんだろう」
必死さだけは伝わってきたんだけど。


なのに沢山のクリエイターたちが
「スキ」や「フォロー」
をしてくれた。
それがどんなに心の支えになったことか。


「ここで書いていいよ」
って言われ、励まされ、少しずつ傷が癒えていくのを感じた。


それでも、体調に波があったので、なかなか投稿ができず、
なにを書いたらいいのかも、迷っていた。
正直、ちょっと怖かったのも事実。
「また、誰かに全否定されたら」
今度こそ立ち直れないのではないか・・・


恐る恐る書いた文章は、今読み返すと稚拙だ。
それにも関わらず「スキ」や「フォロー」そして「コメント」をもらう度に、少しずつ癒されていった。


だから、決めた。
私は誰よりも応援する人になる!
自分の夢や目標に向かって進んでいる人を誰よりも応援する人になる。
迷ったり、傷ついている人がいたら、
そっと背中を押したり、寄り添える存在になる。


私のnoteは、読者の皆さんが創ってくれているんです。



そして、一度はどん底に落ちたからこそ言える。
心からやりたいことがある人は、
何度でも這い上がることができる。


心からの想いは何よりも強い。
だから大丈夫。


ここまで読んでくれたあなたも。
「なにがあっても大丈夫」
noteと一緒に、一歩一歩前に進みましょう。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集