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明治神宮に厄払いに行ったので、「感謝」と「八百万神」についてプチ考察してみた
あなたは神社で厄払いをしてもらったことはありますか?
厄年や厄年の前後は、厄払いを意識することもあるかもしれませんね。
私は初めて厄払い(除災招福)をしてもらいました。
去年までの3年間、なんとなく体調がすぐれない日が多くて、
仕事以外は寝ていることが多かったんです。
それが影響しているのか、いないのか。
執筆活動もまったく進まず。
気持ちも落ち込みっぱなしで、
自己肯定感はダダ下がり。
そこで、気分転換もかねて、友達と一緒に厄払いに行ってきました。
厄払いをしてもらったのは
明治神宮。
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神社って鳥居をくぐると、空気がガラリと変わるから不思議。
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明治神宮の御祈祷は30分ごとに行われています。
私たちが参加した回は、平日の昼間だと言うのに30名くらい。
けっこう多いですよね。
いくつかの儀式が続いて、参加者一人一人の住所、名前、ご祈祷内容の順に読み上げるのだけど、
私だけ、なぜか神主さんがカミカミ。
住所で間が・・・
私の住所、ちょっとトリッキーで。
一般的な読み方と違うんです。
フリガナをふってはいるものの、
ふつうに漢字を読んだら
「そうだよね」
って流れなんだけど、違うカナがふってあるから焦ったのかな?
続く名前もめっちゃカミカミで。
(名前はふつうだと思う?)
・・・住所と名前、めっちゃかんでたけど、
「ご利益あるよね?」
「厄払いできているよね?」
・・・ちょっと焦る私。
だけど、きっと効果はあるはず。
ご祈祷では、巫女さんの舞(倭舞:やまとまい)もあって、とても美しい。
神楽の音色と、ぴったりと息の合った二人の巫女さんの舞を見ていると、
日本人で良かったと心から思えました。
日本人は無宗教の人が多いと言われていますよね。
私も特定の信仰はしていないけど、
食事をするときに
「いただきます」
と手を合わせたり、
ご飯粒は残さずいただく。
(ご飯粒1粒に7人の神様がいると祖母から聞いて育った)
神社を見かければ、お参りをしたり。
自然が美しいと、畏敬の念を感じたり。
富士山を見ると、お祈りをしたり。
日本人特有の八百万神信仰が、自分にも根付いている。
そして、改めて八百万神信仰って理にかなっていると思ったんです。
自然や自分の身の回りのものに感謝しながら生きる。
感謝をするといいと言うけど、
あなたはどんな時に感謝をしますか?
何かをしてもらったとき、
何かに心を動かされたときに、
感謝をすることがあると思います。
でも、もう一歩踏み込んで、
私は感謝はあるものに気づくこと
だと思うんです。
それは、生きるために必要なものは、すべて揃っているということ。
人は「ないもの」に意識が向きがちだけど、
すでに十分に持っているんですよね。
そのことに気づくと、
生きていることに感謝ができる。
八百万神信仰って、そういうことじゃないかな、と勝手に解釈しています。
自分が生きていること。
今、この世に生かされていることへの感謝。
その感謝があるからこそ、森羅万象に感謝できる。
八百万神を敬い、森羅万象に感謝する心は、
日本の文化であり、とても美しいと改めて感じています。
この記事を読んだあなたが、
あなた自身や周りにある小さな幸せに目を向けるきっかけになったら嬉しいです。