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国語教育

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国語に関する記事を集めたものです。自身の仕事に関係するものを挙げていくので、質はそれなりに高いものとなっています。写真は東博の書道具の展示を撮影したものです。
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#中島敦

寅年記念の記事:『山月記』をより楽しむための表現に関する雑話

寅年記念の記事:『山月記』をより楽しむための表現に関する雑話

 あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いします。この記事はタイトルのように寅年を記念して虎に関する作品を取り上げたいと思い、『山月記』をよりたのしむための表現に関する雑話という内容で記事を書いてみましたので、お暇な時に読んでみてください。

本文が手元にない方のために、青空文庫のリンクを載せておきます。
青空文庫『山月記』(https://www.aozora.gr.jp/cards

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中島敦「狐憑」(こひょう)を国語の授業風に読む #6 味読 (最終回)

中島敦「狐憑」(こひょう)を国語の授業風に読む #6 味読 (最終回)

 このシリーズでは、国語の授業のように丁寧に作品を読み深めながら、1人で読書しただけでは気づかない作品の良さを知ることを目指しています。授業風ということもあり、長さは適量でカットし、深めたい人は参考文献を見てさらに深めてほしいという形をとりますので、物足りなさを感じたらぜひ参考文献類も確認してみてください。この記事は#6ですので、最初から読みたいという方は#1からご覧ください。
 今回は味読という

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中島敦「狐憑」(こひょう)を国語の授業風に読む #5 精読 山場の部、終結部

中島敦「狐憑」(こひょう)を国語の授業風に読む #5 精読 山場の部、終結部

 このシリーズでは、国語の授業のように丁寧に作品を読み深めながら、1人で読書しただけでは気づかない作品の良さを知ることを目指しています。授業風ということもあり、長さは適量でカットし、深めたい人は参考文献を見てさらに深めてほしいという形をとりますので、物足りなさを感じたらぜひ参考文献類も確認してみてください。この記事は#5ですので、最初から読みたいという方は#1からご覧ください。
 今回も精読という

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中島敦「狐憑」(こひょう)を国語の授業風に読む #4 精読 展開部後半

中島敦「狐憑」(こひょう)を国語の授業風に読む #4 精読 展開部後半

このシリーズでは、国語の授業のように丁寧に作品を読み深めながら、1人で読書しただけでは気づかない作品の良さを知ることを目指しています。授業風ということもあり、長さは適量でカットし、深めたい人は参考文献を見てさらに深めてほしいという形をとりますので、物足りなさを感じたらぜひ参考文献類も確認してみてください。この記事は#4ですので、最初から読みたいという方は#1からご覧ください。
 今回も精読というこ

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中島敦「狐憑」(こひょう)を国語の授業風に読む #3 精読 展開部前半

中島敦「狐憑」(こひょう)を国語の授業風に読む #3 精読 展開部前半

このシリーズでは、国語の授業のように丁寧に作品を読み深めながら、1人で読書しただけでは気づかない作品の良さを知ることを目指しています。授業風ということもあり、長さは適量でカットし、深めたい人は参考文献を見てさらに深めてほしいという形をとりますので、物足りなさを感じたらぜひ参考文献類も確認してみてください。この記事は#3ですので、最初から読みたいという方は#1からご覧ください。
 今回も精読というこ

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文章を国語の授業風に読む 中島敦「狐憑」(こひょう) #2 精読 導入部

文章を国語の授業風に読む 中島敦「狐憑」(こひょう) #2 精読 導入部

このシリーズでは、国語の授業のように丁寧に作品を読み深めながら、1人で読書しただけでは気づかない作品の良さを知ることを目指しています。授業風ということもあり、長さは適量でカットし、深めたい人は参考文献を見てさらに深めてほしいという形をとりますので、物足りなさを感じたらぜひ参考文献類も確認してみてください。この記事は#2ですので、最初から読みたいという方は#1からご覧ください。
 今回は精読というこ

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文章を国語の授業風に読むー中島敦「狐憑」(こひょう) #1 導入と範読

文章を国語の授業風に読むー中島敦「狐憑」(こひょう) #1 導入と範読

 このシリーズでは、国語の授業のように丁寧に作品を読み深めながら、1人で読書しただけでは気づかない作品の良さを知ることを目指しています。授業風ということもあり、長さは適量でカットし、深めたい人は参考文献を見てさらに深めてほしいという形をとりますので、物足りなさを感じたらぜひ参考文献類も確認してみてください。今回から数回にわたって中島敦「狐憑」を見ていきます。
「狐憑」は中島敦の代表作「山月記」も含

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