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高く澄み渡る 青い空 昨日の夜 街を濡らした 薄墨色の 雲たちは どこへ消えた こっち…
今夜もまた その扉を開けて 誰かが やって来る 見知った顔がほとんどで みんな笑顔をのぞか…
どんなに強く抱きしめても 君の心は奪えない どんなに愛の言葉を尽くしても 君の心は奪えな…
この輝きは 誰のため この煌きは 何のため すり替えられた 理由のために 流れるように動く…
思い出に頼らないと 生きてゆけないわけじゃない でも 僕らが駆け抜けた あの蒼い時代は い…
冷たい北風から顔を背けるように 約束の星座を見上げる 点滅するような輝きは 僕を呼ぶ君の声…
ふたりで歩いた 最後の浜辺 冷たい風が 君の声を掻き消した あのとき 君は たしかに 「もう会えないね」と言った まるで 何かが ふたりの仲を引き裂くみたいに ほんとに あれが 別れの言葉だったのだろうか 聞こえないまま 荒れた海に 消えていった「サヨナラ」があったのなら 君の声で 記憶に残したい 伝えられないまま あのときに 隠してしまった「アイシテル」が言えるのなら 今すぐ 君に会いたい ふたりを引き裂いた冬の風 君への想いを断ち切れずに 今年も ここに来た
一年前の今頃も 同じように 背中を丸めて歩いてた 駆け足で通り過ぎる秋が 冬へのバトンタッ…
ただいま 久しぶりだね 囁いた言葉が 暗闇に吸い込まれる リビングの明かりをつけ 窓を開け…
木漏れ日のなかを 並んで歩く 手をつないでも いいかな 突然 あなたの手を握ったら あな…
握りしめた掌から 零れ落ちる砂の数を数えるような 空しいばかりの時間を 過ごしていても 真…
悲しみに 傷ついて 立ち上がれない ときが来ても わたしのなかの あなただけは 微笑んでい…
わたしが感じた温もりは あなたの手から伝わったものは わたしが「愛」だと信じていたもの そ…
もう一度戻れるなら あのときに戻りたい わたしは あなたのことなど まったく知らず あなたも わたしのことなんか 知らずにいた あのときに 違う方法で わたしはあなたに打ち明ける まわりくどい言い方などせずに “好き”とだけ