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ケーン!!!


恥ずかしいことがありました。

私はしょっちゅういろんなことを間違えるので、恥ずかしいことには慣れっこなのですが、

それにしても今回は恥ずかしかった…


口に出した瞬間に間違いに気づくことってありませんか?

(あっ!これは違う!!)って。

自分から出た言葉が聞こえて、それが違うと瞬時に気づく、あの瞬間。それがきました。


昨日、夫に

「ノーベル賞をとった、あの人、ほら、あの人の本」と話しかけられたんですよ。

「ノーベル賞受賞」と「本」で、

それが物理学賞や平和賞ではなくて、

ノーベル文学賞かな、と想像することができます。

そのあと、ノーベル文学賞を受賞した人のことを思い浮かべます。

日本人なら川端康成、大江健三郎…

村上春樹は毎年期待されているけどまだ。

でも川端康成や大江健三郎の話を夫にふられるとも思えず、

それで文学賞受賞者なら、

あっ、もしかして…



「ケーン!!!」


ケーン!イシグロじゃない?!」

と、叫んでしまいました。


口に出した瞬間、

あっ!間違えた!!

ケン・イシグロはこちらだ。

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石黒賢さん。



ちがう、ちがう、ちがう!!

カズオ・イシグロだ!


イシグロに引っ張られてケンが出てきちゃった…。

カズオだった…。ケンじゃない…。

もう、恥ずかしくて泣きそう。


夫がニヤニヤしながら、

「ねぇ、石黒賢はわかるけどさ『ケーン』って真ん中のばして叫んだよね?なんでケーンにしたの?」と、しつこく聞いてきます。

多分…

なんだろう??「カズオイシグロ」が浮かんだ興奮で、イシグロだけが前に出て、カズオの3文字にケンを合わせて…伸ばしたのかな…ケンは2文字だからケーンで3文字にって。バカだな。


自分で叫んだ

「ケーン」

が、まだ耳に残っています。


皆さん、ノーベル文学賞受賞者は

「ケーン・イシグロ」じゃありませんよ。

「カズオ・イシグロ」ですよ。


ちなみに夫が言いたかったのは、

こちらのカズオ・イシグロさんの新作『クララとお日さま』でした。

ほぼ合ってたのに!!!悔しい!!!



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