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小正月に五穀豊穣を願ってつくられるケズリバナ。 埼玉県唯一の村、東秩父村ではいまでもこの風習が生きています。 一本の枝を何度も削ってできています。 いろんな人に聞きながら少しずつ、つくれるようになりました。 東秩父村ではお蚕さまの足の本数と同じ16段のケズリバナをつくります アイヌではケズリバナと似たようなものがイナウと呼ばれつくられていると聞きました。 また、群馬県でもつくられていたそうです。 ケズリバナについてまだまだ分からないことがたくさんあり、もしこれを見
美しい椿の種を追い求めていたらいつの間にか種だらけに。何かに活用できないか考え、椿油をつくることにしました。 ○材料 ・椿の種(153個) ・ガーゼ ・カマ(トンカチが行方不明中のため) ・ミキサー ・蒸し器 ○参考にしたもの 鉄腕ダッシュ先生 本当はお正月休み中につくろうと考えていました。しかし、参考にした鉄腕ダッシュ先生の椿油づくりの冒頭にはこう書かれていました。 「10日間天日干しする」 さっそく出鼻をくじかれました。 それから10日間、お天気にも恵まれ、ほ
ケズリバナは作物の豊かな実りを願い小正月につくられるモノツクリです。 作ったものは神棚や家の門口など様々な場所に飾っていたそうです。 ミズキを削ったもの まだまだ不恰好ですが、簡単に作り方を紹介したいと思います。 材料はニワトコやミズキ、オッカド(ヌルデ)などの、節の少ない木を削って作ります。 右がニワトコで2メートル近くあります。左はミズキ ハナカキと呼ばれるケズリバナ専用の小刀を使い、表面の皮を剥いでいきます。 表面が削り終えたら、木を回しながら少しずつ削って
砥草(トクサ)を使って爪やすりをつくりました。 見た目は竹みたいだけど、触ってみるとなんだかザラザラしているトクサ。 その特長を生かして、つげ櫛のやすりがけなどに使われています。 100%植物でできたやすりなので、自然にも人にもやさしいです。 今回は爪やすりと書きましたが、トクサのやすりは木工はもちろん、金継ぎのやすりがけにも使えます。 今回はつげ櫛職人さんに教えてもらった方法を参考につくってみました。 ○材料干したトクサ…好きなだけ 木片または割り箸…好きなだけ ご
トクサでつくる爪やすりの番外編です。 ずいぶん前にお土産にもらった勾玉キットがあったので、トクサのやすりを使って作ってみました。 下絵を書いたらキットの中にあった紙やすりを使い荒削りしていきます。 初めからトクサのやすりを使うとかなり時間がかかりそうなのでまずは紙やすりで かたちを整える。表面はまだ傷だらけ 形を整えたらいよいよトクサやすりの出番です。 紙やすりと違い、トクサについた粉さえ落とせばこんなに小さくても何度も何度も繰り返し磨けるから不思議です。 割り箸