ミミハムココロ

毎日書くわけではない日記

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最近の記事

スキーだの炊飯器だの

今月の初めに内定式があった。オンラインでの開催だったのでオンライン授業の気分でちんたらと準備をしていたのだが、なぜか最後のネクタイの結び方が分からなくなり大慌てで「ネクタイ 結び方」と調べた。いくら普段着る機会が無いとはいえ情けないなーと凹んだ。当初は「うわ弊社オンライン開催やん、楽やな〜」とか思っていたが、周りの話を聞いてると対面開催で東京に行く人だらけで羨ましくなった。 最近、自炊をする頻度が増えた。まあ増えたと言ってもちょっとだし、作れる料理は以前からさほど増えていな

    • カミカミのカミーノ

      この前、『ぼくのお日さま』という映画を観に行った。大好きな池松壮亮が主演だったので、その存在を知った日から何ヶ月も公開を待ち続けた作品である。 なによりもまず、映像がキラキラしていた。とにかく光で溢れていてキラキラしまくっていた。差し込む陽射しが北海道の雪やスケートリンクの氷に反射していて、画面は常に白や黄色に輝いていた。写ルンですで撮ったかのような哀愁漂う色合いがひたすらに続くので、観ている時も観終わった後もポケーーっとしてしまった。 そして僕は、分かりやすく結末まで描

      • 情熱に従え

        さっきnoteを開くと「○○さんがはじめての記事〜〜を投稿しました」という通知が来ていた。僕がたまにnoteを書いているから良かったら読んでくれと言ったらすぐに垢を作ってくれた、近所に住む友達のことである。彼はもっぱら読む専だったので「お、まさかこいつが書く側になる日が来たか」と嬉しくなりすぐさま記事に飛んだ。内容は普段から聞いている話がほとんどだったので特に驚きは無かったが、感じる印象はまるで違った。やはりこいつはすごく心が純粋で良いやつだなあと思った。 ここのところ自分

        • ベトナム旅行直前記

          待ちに待ったベトナム旅行出発前夜、それも「さあそろそろ寝ようかな〜」なんて思い始めた23時半にゴキブリが現れた。 いつからこうなったのか自分でも不思議なのだが、僕は本当に虫が苦手だ。昔はここまで酷くなかったはずだが、今ではセミやカマキリはおろかダンゴムシですら気持ちが悪い。そんな人間の部屋にゴキブリが出たのだ。終わりである。出現場所を見るに、窓からではなく玄関のドアが開いた一瞬の隙を攻めてきたのだろう。 留学から帰国して以来ずっと今の部屋に住んでいるのだが、ゴキブリが現れ

          もうエアコンが手離せない

          夏休みに突入した。正真正銘人生最後の夏休みだ。泣いても笑ってもこれでファイナルラストだ。これくらい今のうちに唱えておけば、いつか振り返った時にそれほど後悔しないような過ごし方ができるんじゃないかなと思って書いてみた。 まず開幕と同時に、学科の友達と三重県を旅行した。せっかくスペイン語を学んでいるんだから志摩スペイン村に行こう、となったのだ。チュロスとかアトラクションもすごく良かったのだが、「あ〜これ授業で習ったやつや〜」とかみんなで言いながら涼しい博物館の中を歩いてた時間が

          もうエアコンが手離せない

          ケーキ生活終了のお知らせ

          バイト先のケーキ屋が10月をもって閉店することになった。「シェフから話があるから出勤前に本店に寄ってほしい」とシェフの娘さんから連絡があったので自分はいったい何をやらかしたのかとビクビクしながら行ってみたら、そんな話をされた。 留学中も籍を置かせてもらっていたので一応今年で4年目となるこのバイトは、まぎれもなく大当たりだった。ワンオペなので客が来なければ永遠にぼーっとしているだけでいい。たまに来る客も、ケーキという幸せの塊を買いに来るだけあって心に余裕があるというか優しいと

          ケーキ生活終了のお知らせ

          ダブルヘッダー

          今月に入ってベースが届いた。2020年末のコロナ最盛期に暇つぶしと思って買ったものの3ヶ月で挫折し実家に置き去りにしていた、あのベースである。 きっかけは、大学の友達が音楽室でギターを弾いていたことだ。わざわざ重たいギターを家から持ってきて1時間ちょっと音楽室を借り、ちょこちょこ練習しているという。ある時、彼に誘われたので軽い気持ちで練習風景を覗きに行ったところ、アンプに繋がれて室内に響き渡るその爆音のあまりのかっこよさに震えた。そしてこの日の夜、「時間がある時にベースとそ

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          睡眠浅男の睡眠導入法

          もういつからかも覚えてないほど長い期間、睡眠の質が悪い。正直慣れてきた部分もあるが、それでも心底うんざりしている。絶対に寿命が縮んでいる。途中で目を覚ますことなく朝を迎えるのは本当に珍しいことであり、だからこそそんな日は起きたと同時に「よしっ」と心の中でガッツポーズをしている。「よしっ、今日は成功した。今日は良い日だ。まじでありがとう」という具合に。特になんの宗教も信じてはいないが、何かしらの誰かしらに感謝したくなるのだ。 だいたい夜の1時に眠り、3時辺りに目が覚め、再び眠

          睡眠浅男の睡眠導入法

          書き殴り読書感想文

          六月のくせに暑すぎる。まだまともに梅雨も迎えてないシャバ僧のくせにふざけている。先週の水曜日は昼すぎにおばあちゃんと映画を観に行く予定だったが、ランチがてら入った喫茶店でだらだらと涼んでいるうちに「今日はもう家でゆっくりしようか」という話になり、そのまま帰ってきてしまった。二階のおじいちゃんの部屋で友達と一時間ほど電話をし昼寝をした後、お互いに黙々と読書をして穏やかな夕方を過ごした。夜は僕の大好物であるチキンライスを食べた。おばあちゃんが作るそれは尋常じゃないほど油ギトギトで

          書き殴り読書感想文

          「鶏肉は ブラジル産より 国産の 方が高いが その分美味い」

          今日は昼過ぎにバッセンへ行ってきました。最近ランニングのついでに友達と通ってるんですが、今回は1つ学びがあったんですよね。それは「最初に110㎞/hを1セット打ってから100㎞/hの打席に入るとむちゃくちゃ遅く感じれる」ということです。天才かな? まあこんなの野球経験者なら当たり前すぎるんですが、僕はすっかり忘れたまま今まで無限100㎞/h編を繰り広げていました。野球部だった中学時代よりも今の方が、打席の中で修正しようとしながら一球入魂できてるので楽しいです。「30球300

          「鶏肉は ブラジル産より 国産の 方が高いが その分美味い」

          傍聴記録

          最近、村上春樹の『アフターダーク』を読みました。3年前に卒業した先輩が引っ越す際に5冊くらい小説をくれたんですが、ずっと積ん読状態だったんですよね。なので、これでようやく1冊目かあって感じです。 物語の途中で高橋という男が「地方裁判を何度か傍聴した事がある」という話をし始めます。別にそんなに重要な場面じゃないんですけど、なぜか僕はすごく惹かれました。 「で、裁判が終わって、霞ヶ関の駅から地下鉄に乗ってうちに帰ってきて、机の前に座って裁判のメモを整理し始めたんだけど、そのと

          インタビューの振り返り

          ついにメールが届きました。先月末に受けた無名人インタビューの原稿チェックのメールです。無名人インタビューはインタビューを受けて、文字起こしと編集をしてもらい、その原稿に参加者が目を通して加筆修正を加えて返却する事でようやく、noteの記事となり世に解き放たれるのです。大量のストックがあるので、公開はだいたいインタビューから1か月後らしいですね。 そんなわけで今原稿を確認してるんですけど、むちゃくちゃ落ち込んでます。自分って本当に話すのが下手くそやなあ、質問に対して結局何が言

          インタビューの振り返り

          気持ち良すぎな"((ika))"

          昨日はTempalayのライブに行ってきました。"((ika))"ツアー初日のZepp Osaka Bayside公演です。 かなり直前にチケットを買ったので整理番号は1005番。まあこれは見にくい場所になってもしょうがないな〜と腹を括ってたんですが、なんと前から5列目くらいにいけました。早めに会場に着いて大正解でしたね。 開演まで40分以上あったので入場時に手に入れたビールを早速カッッッと決めさせてもらいました。居酒屋とはまた違う非日常感のおかげで簡単に酔いが回ります。

          気持ち良すぎな"((ika))"

          どたばた黄金週間

          先週の水曜の朝、祖父が亡くなりました。ずっと気になっていた『ティファニーで朝食を』の再上映をついに観ようと朝早くに家を出た矢先、父からLINEで知らされました。ここ数日は様態が急速に悪化していて週末が山場かもとは言われていたので、すごく驚きがあったわけではないです。ただ、ぽかーんとしました。そんなわけで来た道を引き返し、ぱぱっと用意をしておばあちゃんの家に行き、祖父の待つ病院へと向かいました。 真っ白の小さな個室に案内されると、そこにはベッドで横になった祖父がいました。近づ

          どたばた黄金週間

          気絶寸前体験記

          ついに日記の1冊目が完成しました。 昨年の6月からちまちまと書き進めてはや10ヶ月。飽き性の僕にとってこれは快挙も快挙です。試しに最初のページから読み返してみたんですが、まっっったく覚えてない文章の数々。とりあえず引き出しにしまいますが、たまには引っ張り出して「うわ~そういやこんなんあったな~」と1人同窓会をしようと思ってます。 そういえば、この「日記」をテーマに卒論を書こうと考えているみたいな記事を4月初頭に書きました。たしかその記事には「変化を恐れなくなったのが自分の

          気絶寸前体験記

          今年1番面白かった本(4/14時点)

          湖南と湖西の境目はどこだろうか。 どうやらWikipediaでも曖昧らしい。だが、僕の生まれ育った場所が湖南と呼べることは分かった。つまり僕と成瀬はシンクロ率80%くらいと言っても過言ではない。これは嬉しい。 『成瀬は天下を取りに行く』はすごい本だ。ものすごく滋賀だし、ものすごく大津市って感じの本だ。こんなにも地域色が強いのに本屋大賞を取ったのだから、滋賀に来たことがない人からしても面白いと感じる作品だったのだ。そこがすごい。 これまで県外の人が「膳所」という漢字を読め

          今年1番面白かった本(4/14時点)