気持ち良すぎな"((ika))"
昨日はTempalayのライブに行ってきました。"((ika))"ツアー初日のZepp Osaka Bayside公演です。
かなり直前にチケットを買ったので整理番号は1005番。まあこれは見にくい場所になってもしょうがないな〜と腹を括ってたんですが、なんと前から5列目くらいにいけました。早めに会場に着いて大正解でしたね。
開演まで40分以上あったので入場時に手に入れたビールを早速カッッッと決めさせてもらいました。居酒屋とはまた違う非日常感のおかげで簡単に酔いが回ります。そうしてふわふわと気持ちよくなり、スタッフ達の楽器チェックの音漏れを聴きながらぼけーっと開演を待つ。これが気持ち良すぎる!!!
そして19時になり、ライブが始まりました。万が一、いや億が一、Tempalayファンの誰かがこの記事に辿り着くかもしれないのでセトリに関しては触れないでおきます。ただ新しいアルバムを引っさげたツアーという事で、やはりほとんどが新曲でした。
ライブの良さというのは、アルバムで聴いてて「ん~微妙やな〜」と感じていた曲が化けたりする点にあります。どれだけ好きな歌手でも、アルバムを聴いていて最初から全曲ハマるというのはまあ無いです。だからライブに行くんです。それでも刺さらなければそれはしょうがない。ある日急にその曲の良さに気付けるかもしれませんし、永遠に「微妙やな枠」に留まるかもしれませんが、そんなもんやと思ってます。
そういう意味では僕はTempalayの歌詞に全然共感できません。何を言ってるのかいまいち分からないんです。でも「音の気持ちよさ」に関しては天下一品やと思ってます。歌詞は韻が踏まれてることが多くて「やっぱ声も楽器やねんなあ」と感じるくらいに聴き心地が良いし、楽器の音との組み合わせが天才的なんです。
今回初めて生で聴いたんですが、とにかく音の殴り合いというか浴びせ合いというか。ジャングル感満載のパーカッションも、耳が壊れそうなほどジャカジャカな爆音ギターも、透き通るようなAAAMYYYちゃんのコーラスも。もう全てがただひたすらに、んんんあぁぁぁぁぁきもちぃぃぃぃよぉぉぉぉってなるんですよ。
だから体が勝手に揺れるわけです。横ノリ縦ノリなんでもありで頭も体もぐわんぐわん。自分自身の気持ち良さ、そして周りのお客さんの気持ち良さそうに揺れている姿も相まって終始ニコニコにやにやしてました。普段写真を撮られる時もこのくらい自然に笑いたいですね。
途中のトークで「僕らのライブ乗り方むずいっしょ(笑)煽ったりしないんで。なんでまあ自由に楽しんでください。」って言われて感動しました。「そうまさにそれ!!みんな自由で気持ち良いよ!!!煽らないでくれてありがとう!!!!」と心の中で叫んでました。
自分より後ろのお客さんがどんな感じやったんかは知りませんが、僕の見える限りでは「サビだから手を上げる」みたいな雰囲気が無くてですね。それはもう居心地が良いのなんの。
まずね、手を上げるって単純に疲れるんですよ。ほんで疲れるなあとか感じちゃったらその瞬間から客観視になるというか、要はライブに集中できなくなるんですよ。そしたら「あれやばいライブに冷めてる自分がいる」と認識し出してもう終わりです。なかなか寝付けない時に「うわーやばい寝れへんどうしよ」と意識し出したらなおさら寝れなくなるのと同じ感じ。
だから今回はひたすらゆらゆら揺れてました。途中でどうしようもなく手を上げたくなる瞬間が何回かあったんでそこではぶち上げたんですけど、後で「うわこんな衝動いつぶりやろう」と思ってまたにやにやしました。
ライブが終わりメンバーたちが退場すると、まあ当然のごとくアンコールを求める手拍子が始まりました。今回のライブですごくびっくりしたのがこの手拍子の一体感です。基本的に手拍子って段々テンポが速くなって途中から維持できないペースになってぐちゃぐちゃになります。ほんでどこからともなくゆっくりとした手拍子の新勢力が現れて、またそのペースに全体が合流していき、また徐々に速くなって、の繰り返しです。体感ですが、この消えては生まれの流れを平均4、5回はやります。
でも今回のお客さんは猛者揃いでした。手拍子が解散したのは1回だけでそれ以降は一定のペースを永遠にキープしてたので「うお~~こんなことあるんや~~スゲ~~」と一人で思ってました。
しばらくしてステージに全員が戻ってきてくれました。誰のライブかは忘れたんですが手拍子は起きたけどそのままライブが終わった経験があるので、それ以来はアンコールがあると「良かった~~」と感じるようになりました。
小原綾斗さんが「最後の曲が終わった時点で僕らのライブは終わってるんで。僕ら基本的にアンコールはやらないんですけど今日はツアー初日やし、一曲だけやって帰ります。はよ飲みたいんで。」みたいな事を言ってて痺れました。そう、この姿勢であるべきやと思うんですよお互い。
去年観に行ったずとまよのライブ、むちゃくちゃ楽しかったんですけどライブが終わってすぐに「叩く??」みたいな表示がスクリーンに映し出されたのだけはもやっとしたんですよね。いや、ライブ中に随時スクリーンでノリ方が表示されてたのは全然気にならなかったんですけど、アンコールまで露骨に誘導するのはどうなんやって感じちゃって。
まあライブってモッシュ・ダイブとかの話も含めて色んな形があって良いと思いますし、ACAねちゃんのライブ作りへのこだわりを知って感動したのでこれからもずとまよは観に行くんですけど、僕はTempalayのスタンスはすごくかっこいいなと思いました。
今日は友達と一緒にとある高校の学園祭に行ってきました。友達が塾講師をしていて生徒に誘われ、僕も彼に誘われたという流れです。
僕の母校の学園祭もかなりの規模感と言われているんですが、なんか桁違いに賑やかに感じました。みんなの楽しそうな様子が眩しすぎて、ああついに自分も高校生を見て「若いなあ~きらきらしているな~」と感じる側になったんだなあとしみじみしました。
昼過ぎに吹奏楽部のマーチングが始まりました。間近でちゃんと見たのは初めてだったんですが、もう音が鳴りだしてすぐに泣きそうになりました。みんな笑顔で楽しそうに振り付けを踊ったり爆音を奏でながら歩くんですが、その統一感といったらもう。行進の最後尾は誰でも付いていけたので、保護者や生徒たちと一緒にマーチングするという珍しい経験をしました。
30分間ほとんど歌わずにひたすら演奏をしてはったんですが、やっぱり音だけでも伝わるものってあるよな~うんうんと昨日のライブを思い返しながらまた泣きそうになりました。もう涙腺がじじいなんですよ最近。
僕は感化されやすいので、今度親が来る時は実家に置き去りのベースとアンプを持ってきてもらう事にしました。やっぱり音楽って痺れるくらいに気持ち良いんですよ。ほんで弾ける人って痺れるくらいにかっこいいんですよ。なので、もう一度ゆっくり気ままに練習してみようかなと思います。