京町温泉 松尾旅館
京町温泉は、宮崎県えびの市にある温泉地です。
宮崎といっても、熊本・鹿児島にかなり隣接した地域で、このあたりは温泉が点在しているものの、どうしても素通りしてしまうことが多いところです。日帰りで京町観光ホテルのお風呂に入らせてもらったことはあります。
今回、なぜこの旅館にしたかと言うと、たまたま京町観光ホテルのお風呂に入ったあと、セブンイレブンで飲み物を買っていたら、その裏手に、このツタのからまった旅館が目についたからです。
ホームページはあったものの、宿泊はネットではしておらず、直接電話をかけて宿泊してみました。
場所はなかなかいいところにあります。
これはガチだったな…。やっぱり別の宿にすればよかったか…。
玄関は網戸になり、蚊取り線香が焚かれています。
だけど蚊に刺される（笑）まさに昭和。
入るとおばちゃんが、部屋まで案内してくれました。名前だけで終わり。そういえば宿帳書いてないな…。ゆるい（笑）
部屋
部屋は2階の部屋を案内してもらいました。6畳一間の部屋です。すでに布団は敷いています。
行った日はとにかく暑く、涼しくなるのにだいぶ時間がかかりました。朝はかなり涼しかったです。やはり標高がそれなりに高いからでしょうね。
謎の掛け軸と置物。コンセントはテレビの横に２つだけ。テレビを使うとコンセントの口は１つだけになります。
トイレは共同で1階にあります。気になる人は多分ムリなレベルです（笑）
昭和の公衆トイレをイメージしてもらえればいいかと…。
角部屋なのに、周りを廊下に取り囲まれている、謎な造りの部屋でした。
昔は障子だけで仕切った長屋風の部屋だったのかな？と思います。
畳はかなり擦り切れていますが、掃除自体はしっかりと行われていました。
コンセントがもう少しあれば。ということと、冷蔵庫があったらなぁ…。と思いました。この値段で文句は言えませんけどね（笑）
暑い季節は冷蔵庫がないのはちと辛かったです。
温泉
温泉は1階にあります。宿泊だけでなく、日帰りでも入浴は可能なようで、湯道具を持った地元の方が夕方に訪れていました。
なかなか強烈な浴槽が登場しました。
浴槽は段差になっており、湯が投入されているところが深くなっていました。
色は見ての通りモール泉。なかなかの勢いで湯が投入されており、思ったよりも温度が高かったです。
かけ湯をした時、「ちょっと熱いかな」と思ったのですが、浸かってしまうと本当に適温で快適でした。
湯口がライオンなのがおもしろかったです。洗い場はありましたが、これだけ湯が出ていましたので、浴槽の湯をそのまま汲んで洗いました。
シャンプーやボディーソープは、なんだかそのあたりにいっぱいおいてあって、誰のかわかりませんが、勝手に使っていいよ的な感じでした。
ゆるい（笑）
そういえば、宿泊したら何時から入浴可能なんだろうか…？
お風呂の場所だけで、何も聞いていません。たぶん一晩中流しっぱなしな感じもします。
夕食
2食で7500円だというのに、まさかのうなぎが登場しました！！
付き出しいろいろ くだもの
焼酎でも飲もうかと思ったのですが、おばちゃんあっという間にいなくなる（笑）飲み物すら聞いてこない。ただ、結果的に良かったかも。
これだけのボリューム。おなか一杯になりました…。
煮物はおいしかったし、茶わん蒸しは具だくさん。セロリの漬物はピリ辛でおいしかったし、お吸い物にはレモンが入っていてさっぱりしています。
予想外の食事でした。
一気に食べ、お風呂に入ってこてッと寝てしまいました…。
朝食
朝食はシンプルな和食。
鮭はカリカリに焼いており、皮まで美味しかったです。
まとめ
「昭和レトロ」というレベルでなく「ガチ昭和」です。
ここは大好き！という人と「無理！」という人がかなり分かれる宿だと思います。
ただ、言えることは、あと10年もすると、もしかしたら消滅してしまう宿かもしれません。
今のうちに入れる温泉に入り、泊まれる宿にはなるべく泊まるようにしておきたい…。つくづくそう思いました。
■京町温泉 松尾旅館
住所：〒889-4151 宮崎県えびの市大字向江626
電話：0984-37-1511
宿泊料金
一泊二食付き 税別 6500円～7500円 ※今回は7500円で宿泊
一泊朝食付き 税別 4500円(税金450円入湯税150円)で5100円
素泊まり 税別 4000円(税金400円入湯税150円)で4550円
日帰り入浴 10:00〜20:00 大人300円 小人200円
※掲示はありましたが、かなり自由な感じなので事前に問い合わせた方がいい気がします。