熊本県小国町 寺尾野温泉 薬師湯
以前、近くまで温泉を探しにきおたのですが、その時には見つけきれずにあきらめていた温泉です。
今回、事前にgoogle mapで調べた上で訪問しました。下手なカーナビより、google mapの方が優れています。恐るべし…。
それでも、一度この前を通り過ぎてしまいました。
目印は「車は通れません」の看板。
一旦上の集落で車を転回させ、少し横のスペースがあった部分に駐車をして、歩いてみます。
周りは田んぼが広がり、いくつかの田には水が引かれていました。そろそろ田植えの時期でしょうね。お昼を少し回ったくらいの時間。農作業をしている方も誰もおらず、入っていいのか…?少し迷いながら奥に進みます。
見えてきました!
本当に奥に隠れるように温泉の湯小屋がありました。湯気抜きの特徴的な屋根で、温泉好きの方であればすぐわかりますよね。
番台などはなく、無人で運営されているようです。
戸も窓も開けっぱなし。中に入ると簡単な説明が掲示されていました。
入浴料100円!今は100円の浴場もずいぶん減ってしまいました。
入って右側が女湯、左側が男湯になっています。早速入ってみましょう。
もう、見ただけで温泉のすごさがわかります。漂う硫黄の香り、きれいに整えられた浴槽。きれいに掃除されている脱衣場。
これ以上、必要なものはないですよね…。
お湯としてはかなりぬる目です。湯口に近い方でも40℃ないかもしれません。遠い方は5月初頭でもかなりぬるく、冬場の寒い時は、入浴自体が厳しいかもしれません。真夏は最高でしょうね。いつまでも入れそう。
のんびり入浴させてもらいました。
温度の割にただよう硫黄の香りはかなりのものです。
硫黄のお湯って結構温度が高いことが多いので、成分の濃さもあいまってなかなか長湯できないのですが、温度が低いからか、じっくり入ることができました。
お肌はつるつる。30分ほど滞在しましたが、結局誰とも会うことなく温泉をいただきました。
上がって帰ろうかとしたときに、何人かの方がやってきましたが、この人たちも地元の人ではないようでしたが、何度か訪問しているようで、知る人ぞ知る温泉なのでしょうね。
夏は最高に良い温泉だと思います。
でも、この開けっ放し感だと、夏は虫がすごいでしょうし、冬は寒くて入り切れない日もありそうです。
生活に溶け込んでいる温泉に寄らせてもらって感謝です。生活の中に温泉がある。そんな集落の人の生活を垣間見ることができました。
また機会があれば、真夏に来てみらいですね。さっぱりと汗を流せそうです。
■ 寺尾野温泉 薬師湯
住所:熊本県阿蘇郡小国町上田寺尾野
営業時間:24時間(おそらく戸が開いていればOK)
休業日:おそらく無休
入浴料:100円