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川内高城温泉 竹屋旅館本館

川内高城(せんだいたき)温泉は、鹿児島県北西部、川内市の山間にある温泉地です。西郷隆盛がよく訪れたということで、いたるところに西郷さんの逸話が残されています。

ちょっとシュールですが…

詳しくはHPをごらんください。

以前は宿泊はせず、途中に共同湯だけ立ち寄り入浴をしたのですが、その時に、ぜひいつか宿泊したいな。と思っていた温泉地でした。

基本、素泊まりの自炊宿がメインの温泉地で、温泉街には、酒屋が1軒のみ。自炊をするにも、川内市内で買い出しをしてから訪問する必要があります。最寄りのコンビニまで車で十数分。特に海側は細い道になります。夜間に行き来するのはあまりおすすめできません。

その中で選んだのが竹屋本館です。バス停の名前になっているのがスゴイ。

竹屋前バス停

ということで、今日はこちらにお世話になります。
素泊まりプランで宿泊です。

廊下

きれいにリフォームされています。きれいな廊下。食堂はあるのですが、現在は営業していないようです。きれいな厨房なのにもったいないなぁ。

部屋

6畳の部屋を借りました。ふとんはセルフ(翌朝なので出していますが、押し入れに入っています)
お茶セット、テレビ、冷房、流し台があります。トイレは廊下にある共同ですが、きれいにされています。

炊事場

一通りの炊事道具はありますので、簡単な料理は十分可能。準備が必要なのは、調味料関係。共用ですが、冷蔵庫もレンジも炊飯器もあります。
氷と書いていますが、氷は入っていないので、使うのであれば、買ってくるといいと思います。(製氷皿は入っているので、作れないことはないですけどね…)

炊事場②
案内はこれだけ

外湯というのは「川内岩風呂」のことです(これはあとで書きます)内湯は部屋の近くににある、半地下式の温泉です。

入り口
脱衣場
浴槽

まぁ、何の変哲のない浴槽ですが、とにかく湯がすばらしい。
窓が開けっぱなしなのは、開けておかないと湯温が下がらないそうで、すぐ裏手に家があるのですが、すべて空き家だそうです。うまく湯温も調節されており、人も全くおらず、宿泊の間常に貸し切り状態で使わせていただきました。
夕方、夕食後、朝、チェックアウト前、4回入りました。
特に朝風呂が良かった…。
若干香る硫黄の匂い。入ると肌にぬるっとする感じ、でもしばらく入るとキュッとする感じ。温泉に来たなぁ。
浴槽の角に頭を置き、浴槽にゆらゆら揺られると、時を忘れてしまいます。本当に温泉地に住もうかと思うくらいです。

明るくなってから、よく見ると、本当に細かいタイルの細工がなされています。今はこんな浴槽、なかなか見なくなりましたよね。

きれいな浴槽

壁のタイル。細かい。

壁のタイル
浴槽に敷き詰められたタイル

今の時代にはない、本当に細かな職人の仕事。その都度はがれたタイルを補修する必要もあるでしょうし、管理は大変だと思うのですが、こういうお風呂を残してくれることが本当にありがたい。

自由な感じで宿泊させてもらいました。たまにはこういう泊まり方もありですね。ぜいたくな時間を過ごさせていただきました。
温泉に何を求めるかは人によって異なると思いますが、私はこういう宿が大好きです。また来ようと思います。

■竹屋旅館 本館
営業時間:7:30 ~ 20:20
料金
立ち寄り湯:大人 300円 小人 150円
      休憩(税込)1,500円/人 入浴料込み。
      ※休憩室のご利用は10:00~16:00までになります。
素泊まり(税込) 3,850円/人〜 ※楽天・じゃらんで予約可
電話:0996-28-0015
設備
共用 炊事場(自由に利用可) 
   食器類、冷蔵庫、コンロ、電子レンジ、洗濯機、洗面台


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