読書日記「全部できるのは文豪だけ」って思うことがすでに敗北
難しい。
書いてあることをすべてクリアできるのは文豪だけでは……
近藤康太郎さん著「三行で撃つ」を途中まで読んだ正直な感想です。
書いてあることが理解できないのではありません。内容はわかりやすくて、どんどん読み進めることができます。でも、書いてある内容をすべてクリアすることは相当ハードルが高い……震える……ということです。
記事のはじまりで読者の心をキャッチする。
なぜ、その文を書く必要があるのか、その文を書くことが記事全体のどこに作用するのか。そういうことを徹底的に考えなさい。読者は決して暇じゃない。つまらない文章も、読みにくい文章も絶対に読まれることはない。
常套句やオノマトペは、自分で何も考えていないのと同じ。
誰かが考えたそれっぽい言葉を並べているだけ。それっぽい言葉は、観察をすることから逃げている。
頭をぶん殴られた気持ちです。
なぜなら、思い当たることしかないからです。
記事のはじまりで気持ちを掴めない。文の繋がりを持たせることができず、書いてある意味のない文章になってしまう。常套句を使ってしまう。きれいにまとまっているから、利用しやすいのですもの……。観察が足りない。そのことに全く反論できない。
文章は誰でも書けるけど、人の心を撃つような文章を書くことは至難の業ですね。精進が必要です。