すごい先生と教材研究には金を惜しむな
昨年度末に宗實先生の本と出会った。
いや、実際には以前から宗實先生の本は拝読していたのだが、この本が自分の中で結構衝撃的だったのだ。もし社会科(特に小学校)を教える先生方で読んでいない先生がいれば、是非ご一読していただきたい。
で、大変失礼且つ恥ずかしい話だが、当時先輩上司と読書会をしながらの率直な感想は「ホンマにこんな書ける子供おるんか?」というものだった。そのすごさに対して半信半疑になっていたわけである。
でもそんな授業が本当に出来るようになるなら、越したことはない。見様見真似でやってみる。
授業や子供が一朝一夕に変わるなんてことはないが、それでも自分の授業作りにおける、もやもやしていたポイントの方向性が見えた気がして、授業をしていて楽しくなった。当然授業者が楽しいと子どもも楽しんでくれる可能性は上がる。良い循環が生まれた。
そうしているうちに実際に見てみたいと思うようになった。「生の宗實直樹」を見て何を感じるのか知りたくなった。そこで参加したのが1月6日の研究会だ。
これがヤバかった。ぶっ飛んでいた。
講話の回し方、教材研究の量、子供達への理解とその手立て…。かつて自分が信じられなかった授業がそこに存在していて、その悔しさは言葉にならなかった。社会科の教員を名乗るのが恥ずかしくさえなった。
でもこの出会いが授業に対するギアを一段階上げてくれた気がしている。もっと教材を幅広く深く研究したいし、もっと子供たちを社会でワクワクさせたい。
手っ取り早いのはすごい先生の話を聞きまくることである。
やっぱりすごい先生の周りにはすごい先生が集まる。日文セミナーに至っては4時間の研修だったが、どの話も面白くあっという間だった。
関社研にて仙田先生は「子どもも大人も楽しめる授業をしたい」と仰っていた。
まさにその通りで、この場に立つ人たちは皆大人ものめり込める授業なのだ。すごいよな…。
こんな授業が出来るようになるための金や時間は惜しみなく使っていこう。そう思えるこの頃です。先生方、今後ともよろしくお願いいたします。
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