これからの価値観を考える
『お金2.0、新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽氏著
この本は、今年はずっと座右にもっておく必要があると思っています。
なぜなら、お金と経済の在り方の話から始まりますが、後半には、これからどのように考えて歩めばいいか?を語っている指南書だと思うからです。
資本主義から価値主義へ
次世代の考え方とするお金と経済の在り方へのの気づきを与えてくれます。愛情や共感や信頼などの内面的な価値も、社会持続性を高める活動などの社会的価値がテクノロジーで可視化されて、今まで扱えなかった価値まで経済に取り込めるようになるとの説明しています。
価値主義の世界をどう生きるか?
今、情報には急速に価値がなくってきています。なぜなら、検索すればなんでも知識や情報が手に入るからです。それも高度な情報までフリーで手に入るものになってきました。情報価値でビジネスしていた方々の変革の時代がきていますね。
私たちは、どう働いて、稼いでいけば良いでしょうか?
この本は、こう語っています。『ざっくり言ってしまうと、この先は、「自分の価値を高めておけば何とでもなる」世界が実現しつつあるからです。』
従来の働き方では、どの会社が安定していて、どの会社が自分を高く買ってくれるかでしたが、これからは、本当に価値を提供できる人は会社に属して働く必然性が消えてきていると言っています。私も急速にこの言葉を体感している毎日です。このNOTEの世界でもそうですが、個人の価値が高まっていると強く、強く感じます。
個人の価値で生きる時代に
私が一番惹かれたこの本の箇所は、「お金のためでなく、「価値」を上げるために働く」の章です。ここでは、重要なことは、「個人の価値」としており、個人の価値さえ高めておけば、それをお金に変換することもできるし、お金以外の他の価値にも変換することができると言っています。
この章で言う価値とは、
①スキル、経験のような実用性としての価値
②共感や好意のような内面的な価値
③信頼、人脈のような繋がりとしての社会的な価値
です。
こういわれると、リアルの現場では、会員制のオンラインサロンを運営している西野亮廣さんの「西野亮廣エンタメ研究所」などやゆうこすさんが運営しているインスタグラムやYOUTUBEなどをはじめ、個人がインフルエンサーとして活躍している時代になってきたのを実感しますね。
インフルエンサーになるは、そう簡単なことではないと感じます。でも、インフルエンサーは、一般の人々のココロや求めているものを理解しているところがポイントだと思います。それぞれの価値観が多様化しているので、どのようなニッチなマーケットでもファンはいますね。
これからは、フォロアー数や「いいね!」数が本当に個人の社会的価値にもなっていくかもしれませんね。
読んでいただいてありがとうございました。
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