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【ポジティブ思考主義】の落とし穴
【ポジティブ思考】に疲れを感じた事は、ありませんか?
ずっと、私はポジティブ思考が正解でネガティブ思考は間違っているものだと思っていました。だから、ネガティブな思考や感情は感じないように、見ないように、蓋をして過ごしてきました。
でも、ネガティブな感情には必ず大切なメッセージがあります。
自己肯定感が高い人ならば、意識しなくても勝手にポジティブな感情や思考になっているのですが、自分に自信が無かったり自己肯定感が低い人が無理に「ポジティブにならなきゃ!」と、思ってもいろいろと無理が出てきます。
更に、「腑に落ちない」ポジティブ思考ばかりを繰り返していくと意外な落とし穴にはまる可能性があるので、私自身の経験を元に(笑)、
いくつかご紹介したいと思います。
■ポジティブ思考主義の落とし穴■
① 疲れが出てくる
上記のように、全く自分の腑に落ちていない状態で無理やり「ポジティブにならなきゃ!」と思考や行動を変えたところで無理が生じてきます。
人の行動が習慣化するまでに最低3週間かかるといいますが、ネガティブな思考や感情は「癖化」してしまっているので、この間に何度も何度も顔を出します。
その度に「ダメダメ!!」「ポジティブにならなきゃ!」と蓋をする事で、通常よりもエネルギーを使い、非常に疲れが出てきます。
② ネガティブな思考や感情が余計に出てくるようになる
感情は、抑えれば抑えるほど爆発して出てくる事がよくあります。
【ネガティブな思考や感情はダメなもの】として抑えれば抑えるほどに、その感情や思考はもっと大きくなって出てくる場合があります。
一方、自己肯定感が高く、常にポジティブな思考を持っている人はわざわざ「ポジティブにならなきゃ!」とは思わないのでネガティブな思考や感情が出てきても蓋をすることは無く、各々のやり方で上手にコントロールしている事が多いです。
③ ネガティブな人を見ると攻撃したくなる
「マスク警察」や「自粛警察」のような言葉があるように、人は自分が我慢していたり、自分に禁止してストレスを抱えている事があると、それをやっている他人に対して攻撃したくなります。
自分が現在、ネガティブな思考や感情にならないように、「ポジティブにならなきゃ!」と一生懸命に頑張っているのに、ネガティブな思考や感情を簡単に、思いっきり、表に出している人を見ると自分自身を見ているようでイライラしてしまう事があるのです。
■蓋をするのではなく、ただ認める■
私にとって、【感情】は振り子のようなものだと思っています。
ポジティブ側にもネガティブ側にも、どちらかに偏ると戻ろうとする力が働くのではないでしょうか。
だからこそ、【自分の中心=フラットな感情】が大事だと思います。
フラットな感情とは、ポジティブでもネガティブでもない【凪】のような状態です。
ネガティブな感情や思考になっても、それを見ないように蓋をするのではなく
『今はネガティブな感情や思考になっているんだ。』
と、ただ認識する。良い悪いのジャッジはしない。
そして思考や感情自体を取り除こうとするのではなく
・ 何故そう思うのか?
・ 本当はどうしたいか?
・ どこに一番感情が動くのか?? などなど。。
感情を深堀して自分の本音を見つけてあげると、ネガティブな感情は自然と癒されていきます。
それを繰り返していくと、自然とその振り子ごとメンタルレベルのようなものが上がっていくのだと思います。
そして、1人1人の振り子の高さは違うので、誰かが正しい、正しくない、という事はありません。
要は、自分の今の心地よさが一番大事だと思います。
もし、【ポジティブ思考主義】にお疲れを感じたら一度、フラットな感情に戻ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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