電話は毎回200〜400回リダイアル!娘の発達検査が予約取れた!
本日、娘の発達検査の予約が取れました。今回のnoteでは、その時の「頑張った自分を記録したい」という記録が残っています。
同じような悩みを抱えて電話してる方の、希望に繋がることを祈っております。
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今日、無事娘の「発達検査」の予約が取れた。この予約を頑張ったのは、娘の「本当の状態」を知りたかったからこそ。
そして、早い段階でプロに診てもらい、適切な対応をとってもらいたいから。
私の周りには、夫の仕事関係もあり、医療従事者が多い。その他にも、さまざまな疾患を抱えつつも、なんとか前に進もうとしている方が少なくない。
そして、自分の本当の病気や、自分のことがわからないまま「なぜ私は、生きづらいんだろう」と苦しむ人も沢山見てきた。(SNSの出会いで、とくに多かったかもしれない)
実は私自身も、ある一つの「病気(命に別状はないのでご安心ください)」を、幼少期から患っている。
私の場合は、薬さえ飲めば普通に生活できる。何かに悩んだり「生きづらい」と感じることは、ほぼない。
それでも、ある薬を貰うために診察を受ける必要があるし、医師からのアドバイスが必要なシーンもしばしば。
だからこそ、私は思う。何らかの病状を抱えているなら、早いうちにプロに診てもらい、適切なアドバイスを受けた方がいいと。
もちろん、それで生きやすくなるかどうか、楽になるかは本人によるが。
「どうしたらいいか」をアドバイス貰うだけでも、少しでも悩まなくて良くなるんじゃないかと。もちろん、悩む人は悩む理由見つけるの早いから、人からアドバイス受けてもすぐ悩むんだけどね。
さて、そんな話はいいとして。
娘の予約電話が取れたことについて、話をしようと思う。
思い起こせば、「娘の発達検査の予約電話」について電話したのが、8月28日。
つまり、この日から毎週月曜日(月曜日が祝日なら、火曜日)に電話をかけ続けていたことになる。
8月28日の「あの日」も、携帯電話を2台フルでリダイヤル。
やっと繋がったのが1時間後で、「予約埋まりました」と言われた時は、「こんなに頑張ったのに」と涙が出そうに……。
その後も、毎週毎週。月曜日になったら、予約のために、携帯2台を片手に電話をかけ続ける日々。
慣れって怖いもので、数週間が過ぎると「また、予約電話かけなきゃ」くらいの感覚になっていた。
最初の頃は、予約電話を再びかけるのが「憂鬱」になるのではと思っていたが。「毎週の恒例行事」という感覚だったこともあり、憂鬱にはならなかったように思う。
そもそも、病院に鬼電話がかけられたのも、私がフリーランスだったからこそ。
X(旧Twitter)では、フリーランス最高説を唱える方も少なくない。
普段は「正直、そこまでいいか?社会保障もないのに?仕事しないと、収入ゼロだよ?有給ないよ?」と思っていたが、この時ばかりは時間に融通がきく「フリーランス万歳」を何度唱えたことだろうか。
予約できる時間は、平日月曜の14時から。会社に通勤されている方は、どうやって予約してるんだろう……。
なお、私が今通ってる「療育保育」の看護士さんも、かつてはお子さんのために電話をかけていた頃があったそうな。
その時は職場の人にお願いして、その時間に電話を頑張ったそうだ。そうだよね。
職場の人が理解ないと、電話なんてかけられないよね。
というか、大抵の職場は毎週30分〜1時間、業務関係ない電話をかけてたらクビを言い渡されるのではないだろうか。職場が病院や療育施設なら、まだ理解ありそうだよね。
担当の看護士さんからは、何度も「大丈夫です。なかなか繋がらなくて大変かもしれないけど、絶対いつか繋がりますから」と、何度も励ましの言葉をもらっていた。
もし、その看護士さんがいなかったら、私は途中で「電話予約」を諦めていたかもしれない。励ましてくれる人がいると、なんとか頑張っていけるものだ。おかげさまで、私は諦めずに電話をかけ続けることができた。
もし、誰からも励ましの言葉をかけてもらっていなかったら、発達検査の予約をかけ続けることは厳しかった。
人から「粘り強い」「強い」「頑張り屋さん」「しつこい」と言われることも多い私ですら、心が何度折れそうになったことか。
予約電話をかけ続ける中で、ふと思い出したのは、不妊治療を続けていた日々のこと。
あの頃ほどキツくはなかったけど、終わりの見えない日々に不安が募っていたのは確かかもしれない。
発達検査がとれないままだと、保健師さん、通っている他の病院、療育などなど。色んなところで、「○○病院で、発達検査は受けましたか?」と聞かれ続けることになる。
正直、同じことを聞かれ続けるのも、なかなかしんどいものだ。
仮に「他にも病院はないのですか?」と聞いても「ごめんなさい。ここで受けられる病院は、そこしかないから。予約電話をかけ続けてください」と、色んな人から言われる日々。
そんな日々が続いて、ようやく本日予約が取れた。
電話の向こうで、受付の人から「予約取れますから、しばしお待ちくださいね」と優しい言葉をかけられた時、思わずその場で泣きそうになったほど。
やった……やっと……やっと繋がったよ……ワイ頑張ったわ……。
繋がった時の私は、生理2日目。
腹の激痛に襲われ、半裸でトイレにうずくまりながら、両手には携帯2台。
ここまで来たら、もう執念しかなかった。
もう繋がった時は、明日のジョーみたいに真っ白になったよね。
ディズニーの物語などの作品で、「諦めなければ、夢は叶う」という台詞は多いものだ。
そんな台詞を聞くたびに、捻くれモノの私は「諦めずに頑張れば、多少は目標に近づくかもしれない。けど、夢を叶える人はそれに見合った資質があるのだよ」と突っ込んだりしてきた。
今思えば、それは自分が「頑張るのが面倒」だからという言い訳だったのかもしれない。
もちろん、どんな物事にも「資質(才能)の有無」は必要かもしれないが、頑張らなければ一歩も近づくことはできないのだ。
一歩でも進めば「今度は、どうやって電話かけてみようか。フライングして、5分前?いや、10分前から電話してみる?」とか、次に向けての対策も取れる。
誰かにそのことを相談したら、何か情報を教えてもらえるかもしれない。
今回、実際に色んな人に相談したり、Xに「繋がらない」とツイートしまくったら、色んな人が情報を教えてくれた。
「行動すれば。諦めないでいれば。頑張らないより、一歩近づける。よし!」
そう信じて、電話をかけ続けてきた。執念と気力をフル駆使してやっと電話が繋がったので、嬉しくて嬉しくて仕方ない。
この経験から、私はどんなことでも失敗してもいいから「頑張ってみよう」と思えた気がする。そのきっかけをくれたのは、娘だ。
娘のお陰で、私は色んな経験ができて、成長できているように思う。
最近「子どもを持つのはメリット・デメリット」みたいな話で、はてなダイアリーがバズっていたが。メリット・デメリットで語れるものではなく。
そもそも、デメリットというか。たとえ子どもにおいて「困難」が起きたとしても、親は乗り越えていかないといけないのである。
それが不幸とか、「子ども持たない方がいい」とかそういう話じゃなくて。それが、親の責任なのよ。
もちろん、困難は必ずしも悪いことばかりじゃない。困難を乗り越えれば、自分自身も大きく成長できるのだ。
そして、親子で喜びを共に分かち合える。親にとって、子と共に喜べるのは嬉しいの極みでもあるのだ。
私は思う。メリット・デメリットを乗り越えた先に、お金やキャリア構築では得られない喜びや、豊かさが得られるのではないかと。
これから先も、どんな困難が訪れるかはわからない。
いや。いっそ、困難なんて来ないでほしい。
でも、私はこの「鬼電話の日々」を乗り越えたことで、少し自分に自信もついたし。また困難が訪れても、娘と一緒に乗り越えられる気がしているのだ。