1回400件ほど電話かけた発達検査終了!発達検査の体験記
先日、1回につき400件(2台の携帯を一度に電話かけまくるという、コンサートのチケット並の予約方法をしなければならないのです)ほど電話して、数ヶ月がかりでやっと予約できた「娘の発達検査」が終わりました。
発達検査の予約が取れたのは、10/16。
↑頑張って予約とった時の話
頑張って予約を取ったので、「子供が発熱、または何らかのトラブル(事故とか)に遭遇したらどうしよう」と思うこともしばしば。
前日までなら、予約日は変更できるみたいだったけど、当日何が起こるかわからないし、
そのため、この数ヶ月は生きた心地がしなかったように思います。
もう、あの悪夢の「電話かけまくり時期」は2度と送りたくない……。
診察の流れと、びっくりしたポイント
病院の受付を無事済ませ、まずは初診のための問診書を記入します。
「親族に、疾患や持病の方はいますか?」的なチェックをする欄はまだ理解できるのですが(遺伝子的な意味で)、びっくりしたのは「親族に、反社の人はいませんか?」という欄があったこと。
他にも、いくつか一般的な病院では見かけないチェックポイントがあったので、問診書を書きつつ、胸のドキドキがおさまりません。
問診書をチェックしつつ、改めて自分の健康や行動も気をつけて、日々生きようと思いました。
検査の流れ
検査では、医師と発達検査に携わる方の2人が立ち会いました。
医師は、ウーマンラッシュアワーの村上さんを色白にして、より一層無表情にした感じ。
これまでいろんな子を見ているのか、ずっと顔色ひとつ変えず淡々と業務をこなしてました。
検査前には、「田中式ってできます?児相の検査では、何か言われました?」などと聞かれてから、90分ほどじっくり検査がスタート。
今までいろんな検査をしてもらったけど、ここまで細かく見てもらえたのは初めてなので、流石専門の病院だなぁといったところ。
やがて検査が終わると、医師から「検査の結果って、必要です?」と言われました。
私の中で、病院といえば「必ず医師から診察結果を言われる」というイメージがあったので、まさか結果の聞く聞かないを自由に選択できるとは……!
夫はどうやら急に不安になったのか、「僕は別にいらないと思うんですよね……」と弱気になる始末。
医師もつられて「そうですね。別に結果を聞かなくても、手帳さえあれば医療機関からサポートは受けられますし、困らないなら不要かと思いますね〜」とのこと。
おいおい!
まてまて!
私は、明確な結果を知りたいから、ここまで頑張って電話かけたんだよ!!!!
この辺の認識って、多分男女で違うのかもしれません。というか、人によって違うのかな。
私の場合、療育に通うとお母さん同士で「相談会(という名のお茶会)」もあるし、その場で「娘さんは、どうして通ってるんですか?」とか聞かれることが多いので、明確な診断結果が欲しいと思ってました。
相談会では、療育経験者のお母さんから貴重なアドバイスが貰えるので、できればこちらも情報を伝える必要がありまして。
そんな時に、「それが、わからないんです」とばかり答えてると、向こうも何をアドバイスしたらいいかわからなくなってしまう。
むしろ、うちの子はパッと見普通なので、「何が悪いの?」と毎回聞かれるのも、結構大変でして。
今まで「何かがおかしいけど、それが親もわからない。診察してもわからないと言われる。だから困ってるんですよ……」って毎回答え続けるのも大変だったので、私はずっとハッキリした診断を求めていました。
医師にその旨を伝えると、「あー。そうなんですね。一応、○○で、○○なんですけど。まぁ診断といっても人それぞれなんで。本当は、何百通りもあって、それは人によって違うから、一概には何とも言えないんですよね」ということでした。
そして、発達的なものは「治す」よりも「それより悪くならないよう、現状維持をしていく」というのが大事らしいのです。
診断を終えて
診断が無事終了し、結果も言われることも正直「想定内」だったので、特別何かを感じるということはなく。
ただ、現実を知ったことで「次のステップ」を知ることができたのは、本当に良かったと思います。
次は、保育園に行ってから「人との関わりで、悩むこと」があった時のために、数ヶ月後にフォロー診察をすることになりました。
医師より「初診の予約はめちゃくちゃ大変だったと思いますが、まぁああいうもんなんで。次からは診察も楽ですし、予約変更もスムーズですのでご安心ください」と言われ、ホッと一安心。
ただ、この「予約」が大変だと、専門の機関に繋がることを諦める人も多いのでは
……。
私はフリーランスだから鬼電話をかけて予約できたけど、日中仕事のお母さんは予約も大変な気がします。
みんなが予約取れて、サポートのきる子供たちがみんな必要な機関につながる世の中になると良いのになぁと願うばかりです。
そういう思いも込めて、その願いをここに記しておきます。
予約は大変だったけど、流石有名な病院だけのことはあり、みっちり見てくれる所も、今後のフォローがあることも嬉しかったです。
もちろん、診断は貰えばゴールという訳ではなく、むしろこれからがスタートといった所。
さまざまな機関のフォローを受けつつ、いろんな人の助けを受けながら子育てを楽しもうと思います。