旅とは、幸せを追求すること 〜私の香港〜
服を選ぶ。
旅の準備で、特に大事にしていることだ。
旅は、非日常体験をする貴重な時間。
だから、楽しく充実したものにしたい。
そのためには服は重要な要素になってくる。
なぜなら、服は特別な力を持っているから。
好きな服、しっくりくる服を着ているかどうかで、気持ちの満足度が変わるからだ。
旅の準備は「どこに行きたいか?」「何をしたいか?」からはじまり、次に「何を着たいか?」に続いていく。
それはすなわち、「その時の自分が、本当に望んでいることは何か?」を追求することに他ならない。
自分が望むものをいかに形にしていくか、それが旅なのだ。
だからこそ、旅は人生の中でも特別な時間になるのかもしれない。
そして、旅の準備段階での重要な仕上げとなる服選びは、自分自身と深く向き合う作業なのだ。
服選びには、もちろん、様々な制限がある。
旅の日数、現地の天候、旅行の目的等…。
そして荷物の量や着回しの影響も考えなくてはならない。
そんな条件を踏まえた上で、着たいと思う服は、着心地が良く、気持ちを上げてくれる、お気に入りの服だ。それらはたいてい、普段でも自分にとっての一軍の服なのだ。
反対に、条件には合うのに、この服で写真に写りたくない、持っていきたくないと思う服は、もはや、手放すべき服なのかもしれない。
旅を想像すると、そんな判断がシャープにできるようになる。
だから、「旅行中に着たいか?着たくないか?」は服の断捨離の際の、取捨選択の基準にもなるのだ。
昨年の秋、4年ぶりに香港へ。
大好きな街だから、服選びにも一段と力が入る。
香港では、トラム、地下鉄、船を使って街歩きをするのが好きだから、スニーカーはマストアイテムだ。
1日履いたら休ませたいから2足。
夕食用のキレイめサンダルと合わせて、靴3足が決定。
それらに似合う服を考えていく。
暑さは日本の猛暑並みだが、肌に張り付くような湿気は日本の比ではない。
汗をかくから、一度着た服はもう着たくない。
4泊5日の旅だし、着回しを考えなくていいならワンピースもありだ…。
といった感じで、頭の中はすでに香港に行きつつ、服を考えていった。
そんな私と私の服たちと香港の街へ…
美術館へ行った日。
4年前にはなかった現代アートの美術館、M+へ。
この日はあまり外を歩かないから、おとなしめのワンピースで。
広すぎる館内をたくさん歩くが、ゆったりしていて動きやすいから大丈夫だ。
室内は冷房が強いからショールも必要。
南Y (ラマ)島へ行った日。
街歩きをした後、九龍からフェリーで約30分かけてラマ島へ。
私のお気に入りスポットの一つだ。
生け簀から新鮮な魚介類を選び、海鮮料理をいただく。
暑さと、動きやすさを考えて、薄手のワンピースで。
夕方は海風にあたるから、長く着ているお気に入りヨットパーカーで防寒対策。
香港島めぐりの日。
西營盤の古い街並みやストリートアートを見たり、上環のお茶屋めぐりを堪能。
街並みがレトロな雰囲気の西營盤は、この時が初めて。
中国茶好きなので、お茶屋めぐりははずせない予定だ。
湿気の中を歩く時間が長いため、タンクトップとエアリズムのスカートで。
広東料理レストランでディナーの時。
ペニンシュラ香港の嘉麟楼(SPRING MOON )へ。
ドレスコードはスマートカジュアルだ。
以前、香港で買ったチャイナ服で。
細身に見えるが、伸縮性があるから着心地がいい。
この他にも、ローカルなお粥屋さんへ行く服、行き帰りのフライト用の服などもしっかり考えた。
こんな調子だから、いつも荷物が多くなってしまう。
大きめのトランクで旅することになってしまうのだった。
時々、キャリーケース一つで旅している人を見かけると、その身軽さを羨ましく感じることもある。
でも、それはそれ。
自分は自分だ。
大きめのトランク、それが私の幸せサイズ。
✈️ ✈️ ✈️
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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追記:コングラボードをいただきました!
お読みくださった皆様、ありがとうございました😊