オープンしたので行ってきました! お茶の文化創造博物館 & おーいお茶ミュージアム
新茶の美味しい季節になりました。
飲んだ時の、あの清々しい味や香りはこの時期ならではのものですね。
私は「新茶」と書いてあるお茶を見ると、すぐに買いたくなってしまいます。
それぐらい気分が上がるのですが、皆様は今年の新茶は飲まれましたか?
さて、2024年5月1日に伊藤園さんによる複合型博物館「お茶の文化創造博物館」と「お~いお茶ミュージアム」が開館しました。
お茶おたくの私としては行かずにはいられません。
というわけで早速行ってまいりました。
場所は
東京、新橋駅のすぐそば。
旧新橋停車場内にあります
こちらは日本最初の鉄道ターミナルである新橋停車場の駅舎の外観を、忠実に再現したものです。遺構が発掘されたため、その直上に建設されたそうです。
鉄道歴史展示室もあり、無料で見られます。
鉄道とお茶。
私が子供の頃、長旅で電車に乗る時は、いつもお茶と冷凍みかんがあったような記憶があります。
そんなところからのつながりでしょうか?
面白い組み合わせです。
まずはお茶の文化創造博物館へ
こちらは入場料は大人500円、学生300円、70歳以上の方と高校生以下無料です。
展示はエリアに分かれています。
1「茶の伝播と歴史」
お茶の歴史についてです。
中国から始まって約4000年の壮大な歴史がありますが、日本に伝わってからも独自の発展をしているのがわかる展示となっています。
2「お茶シアター」
こちらでは10分くらいの映像が見られます。
とてもわかりやすく、大人も子供も、外国の方も楽しめる内容になっていました。
スクリーンが平面ではなく、曲線(弧を描く感じ)なので、茶畑の映像などは迫力があります!
順番としては、こちらの映像を最初に見てから、他の展示を見る方が、より楽しめるような印象を持ちました。
3「茶の飲み方・つくり方の変遷」
こちらは切り口の違う歴史です。
最後はちゃんとペットボトルに至っています。
4「日本の茶畑」
いくつかの産地の茶畑写真が大画面で見られます。
風景が全然違って、どれも美しいです。
5「チャノキの一生」
茶の木の一生のアニメーションです。
イラストが素敵で、とても洗練された展示だと感じました。
6「喫茶の変遷と茶屋の再現」
ここでは喫茶の習慣について焦点が当てられています。
各種茶道具の展示もあります。
最後に
「蘭字」の展示がありました。
「蘭字」とは中国から伝わった業界用語で、明治初期から昭和にかけて日本茶を輸出する際に茶箱に貼られていたラベルのことです。
浮世絵職人によって作成されて、日本のグラフィックデザインの始まりと言われています。
こちらは、どれも惚れ惚れするものでしたが、残念ながら撮影不可でした。
でも、売店に模写した商品が販売されていました。
というわけで、お茶の文化創造博物館は以上になります。
分かりやすいながらもスタイリッシュさもあるところが気に入りました。
今後は体験イベントなども考えているようです。
次は、おーいお茶ミュージアムへ
こちらは入場無料です。
博物館とはだいぶ雰囲気が違います。
全部で9つのコンテンツがあります。
子どもが喜びそうな雰囲気ですね。
全部載せたらもったいないので、一部だけにします。
おーいお茶の誕生秘話やヒストリーも、歴代ペットボトルと共に展示されていて、「これもあったなぁ」と感慨深いものがあります。
サスティナブルな取り組みについても触れられています。
また、リサイクル(原料の状態に戻してから新たな製品を作る)ではなくアップサイクル(製品をそのまま使用)という言葉、今日初めて知りました。
結構、勉強になりました。
茶殻を利用したアップサイクル商品がたくさん紹介もされていました。
そして、おーいお茶といえば新俳句大賞がありますね。
ここでは自分だけの俳句を創作して、シールにしてプレゼントしてくれます。
俳句など詠んだこともないし、私には無理だからやらなくていいか、と思って一度スルー。
しかし、せっかく来たのだからと、とりあえず創作用のタブレットを見てみることにしました。
すると、夏井いつき先生が監修で、上五(季語)などは選択方式となっていて、初心者でも詠めるようにできていることがわかりました。
これは、なかなか考えてますね!
というわけで、僭越ながら、私も。
走るのが好きな私にとってスニーカーは大事な存在です。
今日もお気に入りのスニーカーで参りましたので、そんな仲間に向けて詠んでみました。
最後はお茶飲まないと
カフェスペースでお茶を。
こちらは「茶ポンス」なる飲み物。
アメリカで日本茶店を開いていた神宮栄蔵さんが1926年のフィラデルフィア万博で提供したメニューとのことです。
ここでしか飲めなさそうなところに惹かれました。
抹茶と炭酸が程よく混ざって、美味しかったです。
今日の戦利品
売店で購入したのは、もちろん新茶です。
まとめ
「お茶の文化創造博物館」が大人向けで「おーいお茶ミュージアム」が子供向けかと思っていましたが、そうでもなかったです。
どちらも、誰が行っても楽しめる作りとなっていました。
「人はなぜ、お茶を飲むのか。」がテーマとなっている2つのミュージアム。
喫茶習慣やお茶の持つ多様な魅力について、発信していこうとする姿勢を感じました。
ちなみに、日本茶にご興味ありましたら、こちらもよろしくお願いします!
画像使用させていただきました。
ありがとうございます!