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インスタントな文章に慣れすぎていたみたい

まわりにいい影響を与える人がうまくいく。

このタイトルに「そうだよなぁ」と共感して読み始めたこちら。

まだまだ読み込んでいる途中です。
読んでいて思いました。
なんだろうこの、全然読み終わらない感じ。
読んでもまた戻って、もう一回読みたくなる感じ。

この本、書いてあることは優しくて簡単なのに、なぜかサラ〜っとは読めない本なんですよ。

noteでも本でも、サラ〜っと読むだけで「言いたいこと」がスッと入ってくる文章ってあるじゃないですか。
強調したいことが太字になっていて、時には箇条書きでまとめられているような文章。

それはもちろん、書いた人の「読む人に伝わりやすいように」という心遣い・努力のおかげなので、素晴らしいものです。

この本「ポジティブ・インパクト」がそういった心遣いをしていない!ということでは全くなくて。

なんというか、自分がそういう「読みやすいように調理された文章」に慣れすぎていたのかも、と思ったんです。

お湯を注ぐだけで食べられるインスタントラーメン的な。
レンジで6分チンするだけで食べられる冷凍パスタ的な。

この本はどちらかというと、「パスタ・トマト・にんにくをあげるから、トマトパスタを自分で作ってみてね。作り方は教えてあげるから。」っていう感じです。

読み込んで理解して実践するのは、インスタントな文章にくらべたら大変かもしれない。

でも、冷凍パスタだけ食べてたら、永遠にパスタの作り方は覚えられないですよね。

この本を読みながら、そんなことを考えました。

これはきっと、本当に大事なことで、身につけてほしくて、そのためには「材料」と「レシピ」を渡すだけにしなきゃいけない!って思ったのかなぁ。なんて考える。

もう一度、最初から読み返してみたらこんな文章を見つけました。

あなたにお願いがあります。どうか本書をゆっくりと読み進めてください。最大の効果を得るために、小説のように一気に読まないでください。

わあ、書いてあった。

ここも読んだはずなのに忘れてました。
いかに、「読んだつもり」になってるかですよね・・・

書いてあったことも、読んだことも忘れてたけど、「ゆっくり読むべき本だ」ということに読みながら気づいたのすごくないですか。

文章全体から「ゆっくり読んでよ〜これ材料とレシピだから、インスタントじゃないからね〜」っていうのが伝わってるってことですよね。

ということで、まだまだ読み終わってないし、自分のものにできてない一冊です。

それでも、何度でも読みたくなってしまう一冊です。

たまにはインスタントじゃない文章もいいなぁ。

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