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私が記事を2時間で書ききれないときの失敗ポイント3つ

今日の記事もほぼ自分用のメモ。



3000字以内のnote記事であれば、なるべく2時間以内で書き切ってしまいたいと思っている。

細かいことを気にしないでフリーライティング的にまずは書ききり、あとで読み直して整えていくのが結局一番効率が良い……ということはいろんな文章指南本にも書いてある通り(例、ピーター・エルボウ『自分の「声」で書く技術』)。実際、私もここまでの経験から、それが一番いいと感じている。

が、これが全然できないことも多い。

冒頭の、全体で言えばおそらく3分の1から4分の1程度の箇所でひっかかり、いつまでもいつまでもそこを直し続けてしまう、というのが私にありがちな失敗である。ここに入ると、壁ハメをくらった格ゲーみたいなもので、起き上がる度にすっ転ばされてそのままHPが尽きて死ぬ。

今日も実は、子どもを寝かしつけて家事をすませた夜の8時半くらいからぼんやり書き始め、見事に「冒頭ハメ」にハメられた。いや、ハメられたという受動態の書き方はよくないな。ハマったのだ。結局、10時頃夫が帰ってくるまでに全く目処が立たず(夫が帰ってくると執筆に全集中するのは難しい)、そこからもしばらく足掻いたものの途中でギブアップしてしまった。

昨日は2時間かからず書ききれたのに……と思い、失敗した要因3つを振り返ってみた。

  1. 主題を決めたようで決めていなかった
    →3つなどと書いてはみたが、結局はこれに尽きる。言いたいことがはっきりしていないのだ。私の場合、「嬉しかったこと悲しかったこと」的な文章を書くときにこのパターンに陥りやすい。自分の感情を解説することのみに意識がいってしまうのである。木を見て森を見ずというか、これによって結局「冒頭の木」にかかりきりになる、ということが起きる。ゴールを見定めるところをまずは大事にしなければ。ただし、「書く前に、頭の中で概念として主題をはっきりさせる」ことは私にはできない。ラフ文章を書き切ったときに、初めて主題をはっきりさせる材料が揃う。ここも間違えやすいポイントだ。

  2. 途中、いらん蘊蓄及びいらんエピソードトークを入れようとした
    →これもありがち。「思い出したこと全部言わずにおれない」になるのは典型的なオタクの悪癖である。主題に対して必要な情報は入れればいいが、必要でないことをやたらめったら入れる必要はないのである。ただ、最初のフリーランティング時にはむしろ「入れるのか入れないのか」の取捨選択はするべきでなく、まずは書いてしまった方がいい。一度書き切って、主題を再確認してから残すかどうか判断するべきだ。「これ書いちゃおうか、書かないでおくか」と途中で悩み始めると、ケチ心が発動してなんだかんだ捨てられなくなる。あるいは捨てても何かで挽回しようとしてすぐ別の蘊蓄あるいはエピソードトークを持ち出してしまう。

  3. 半端に時事ネタとからめようとした
    →これはしょっちゅう起きることではないが、それでもしばしば出てくるスケベ心だ。今日は共同親権のニュースがなかなかにこたえたため、昨日のうちに書こうと思っていたテーマを、無理やりそれに絡めようとしたのである。しかし、「話題同士をからめる」のは主題を絞り込むこととは当然別の行為であるし、むしろそれを難しくする。こういうときは、欲張って頭の中にあるものを両方書こうとするのではなく、書きたい要素を並べてみて、新規でひとつの新しい主題をつかみだしてから進めるべきだろう。


……というわけで、このような状態になったらただちに自覚し、軌道修正を試みたい。「冒頭ハメ」を小一時間もやってから脱出するのは残り体力的に無理なのだ。

本当は1200字くらいの記事を30分でさらっと書いてパッとアップするのが理想なのだが、疲れているとどうしても長く書いてしまう。短いものをさらっと書くためにもまずはすみやかに主題を仮決めし、とにかく一気に書き切った方が良い。


この文章を書いて、自分で自分に説教するだけでも1記事になるという学びを得たのでそこはよかった。明日またリベンジしよう。



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小池未樹
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