大切なのは「決して諦めない」こと - レディー・ガガのアカデミー賞受賞スピーチと年の瀬に思うこと
2023年も残すところ本日のみとなってしまいました。
コロナ禍のゴタゴタがやっと終息に向かってきたと思えるようになってきた2023年は、パンデミック中に味わった滅多にない貴重な体験を振り返りながらも、リアルな生活の喜びと尊さを噛み締める1年間でした。
激動のこの数年間で、思い描いていた将来の設計図が予定通りに進まなくなってしまい、まわり道や変更を余儀なくされた時や、挫けそうになった時に時々思い出す映像と言葉があります。
それはレディー・ガガが2019年2月24日に、第91回アカデミー賞にてヒット作『アリー/スター誕生』の『Shallow(シャロウ)』で最優秀歌曲賞を受賞し、彼女にとって初めてのゴールドのオスカー像を手にしながら涙ながらに述べたスピーチです。
"To my sister, my soulmate, I love you. My family's here, I love you, Mom and Dad. Bradley, there is not a single person on the planet that could've sung this song with me but you. Thank you for believing in us. Thank you so much. And if you are at home, and you're sitting on your couch and you're watching this right now, all I have to say is that this is hard work. I've worked hard for a long time, and it's not about, you know...it's not about winning. But what it's about is not giving up. If you have a dream, fight for it. There's a discipline for passion. And it's not about how many times you get rejected or you fall down or you're beaten up. It's about how many times you stand up and are brave and you keep on going. Thank you!"
「妹へ、私のソウルメイトへ、愛してる。家族がここにいてくれて、愛してる、ママとパパ。ブラッドリー、この歌を一緒に歌ってくれる人は地球上に一人もいないと思う。私たちを信じてくれてありがとう。本当にありがとう。」
そして涙ながらに彼女はこう続けます。
「もしあなたが自宅にいて、そしてソファに座りながら今これを観ているのなら、私が言いたい事はただひとつ、これは努力以外の何物でもありません。私は長い間、本当に一生懸命頑張ってきました。そして大切なのは勝つ(受賞する)ことではなく、諦めないことなのです。もしあなたに夢があるのなら、そのために戦ってください。情熱には鍛錬がつきものです。何度拒絶され、倒れ、打ちのめされたのかは関係ありません。何度も立ち上がり、勇気を持って進み続ける事が重要なのです。ありがとう!」
レディー・ガガでさえ、あの輝かしい成功の裏で、何度拒絶され、打ちのめされても立ち上がり、勇気を持って進み続けていたのです。それを知った瞬間でした。
当たり前といったらそうなのですが、人から「成功者」と思われている人物たちも、目に見えない失敗や努力を重ね続けた結果、今の「成功」があるのだと思うと、ちょっとくらい失敗しても諦めず、何食わぬ顔して続けていく、ある意味「往生際の悪さ」は本当に重要なのだなと思います。
この先の道が、本当に正しい道かどうかは誰にもわからない。知らない道をひとりで前に進むのは本当に怖い。でも自分を信じて先に進み続けることしか、その道が正しいかどうかを知る術はないとしたらあなたは前に進みますか。
前に進むことも、諦めることもどちらも間違いではないと私は思っています。でもそれを決めるのはあなた自身で、結果的にたとえ前に進んで失敗しても、諦めて後悔してもそれは人のせいには出来ないということです。
あくまでも自分の進む道は自分が責任を持って決めるということが大切なのではないかと思っています。
私は本当にビビりで、石橋を叩いて渡らないと前に進めないのでどうしても進みが遅くて、本当に前に進んでいるのか心配になったり焦ることがありますが、それでも自分のペースで、時々うしろを振り返っても休憩を入れても、それでも前に行くことを諦めないような2024年を迎えようと思っています。
noteもなかなか前には進みませんが、私にとってnoteは大切な「書く」表現の場のひとつなのでこれからも少しづつ続けていきたいなと思っています。
皆さん、良いお年をお迎えください。
そして、2024年も皆さんの夢が叶いますように。