【まとめ】サバ定食を食べながら泣いた話
私さ、学生の頃、作る人の顔が見える食堂に行って、サバ定食を食べながら泣いたことあるの。
これは、早食い・暴食・やけ食いが癖になってる人は「チェーンじゃない食堂」に行くと良いよ、という話。
チェーンじゃない食堂の多くは、家族経営や仲のいい人たちでやってるお店で、作ってる人の顔が見えます。 「どんな思いで作ってるのかな?どんな思いでこのお店始めたのかな?」とか考えながら食べる。お店の人たちの世間話を聞いたりね。忙しくなさそうなら参加しちゃったりして。
食べ物には作る人の体温(ぬくもり)があり、数字には表せない側面がある。食事は文化であって、カロリーや栄養素や胃を満たすためだけのものではないんです。
やけ食いなど、食べ物で心を埋める人は、食事を科学的視点で見すぎているのかもしれません。ちゃんと作り手の体温を感じる料理食べてる?
コンビニやチェーンには届けられないのが「ぬくもり」です。ダイエットに失敗したり、摂食障害の傾向がある人の多くが、この食事のぬくもりを無視した食生活をしています。
カロリーとPFCばかり見てる。「栄養素的にメリットのあるもの」しか身体に入れちゃいけないと思ってる。
私がカロリー計算ばっかりしてた時は、食べるたびに罪悪感を感じてました。特に、"悪い"食べ物を食べた後は「せめて身体にいいことをしよう」と走りに行ったり。ランニング嫌いなのに。
これは、摂食障害の一歩手前「乱れた食生活」の特徴の1つです。
あの頃はきっと、死んだばあちゃんがよく作ってくれてたおはぎも心から楽しめなくなってたと思う。喜びの後に残る罪悪感が後味で。
この仕事を始めて、私みたいな人がたくさんいることを知りました。ダイエットを頑張るほど削られていく心。その心を埋めるように食べ物を口に入れていく。
そんな人たちを横目に、ダイエット業界は「カロリー収支で痩せる!」「PFCを抑えれば痩せる!」という方向で盛り上がっています。
たしかにそうではあるんだけどね、人の身体って心とも繋がってるじゃないですか。痩せりゃいいんか。心を削って痩せようとする人たちをこれ以上増やしていいんか。
今回帰国した時に、京都を散歩してたら見つけた小さい居酒屋に寄ったんです。 そこで店主のおばちゃんと「どこから来たの?」なんて世間話して、そのまま常連さん達の話に混ぜてもらって、「これも食べな!」っておばんざいオマケしてもらって。世界中のどこでも得られないここだけの経験をした。
胃だけでなく、何より心が満たされて、帰り道、サバ定食を食べながら泣いた時を思い出しました。
摂食障害で吐かなくなった頃に行きだした思い出の定食屋さん。 ぬくもりを感じる食事で、自然とゆっくりになったし、やけ食いすることもなかったし、その後吐くこともなくなった定食屋さん。
久しぶりに本当の意味で心が満たす食事をして、砂漠に水を垂らしたみたいに、乾いた心に染み込んでいって涙となって溢れ出てきたんだろうなあ、と思う。
あれ以来、外食する時は、チェーンや機械が作るコンビニ食は避けてローカルなお店を選ぶようにしてます。
食事の「数字では測れない側面」も考慮しながら栄養バランスのとれた食事をすることを、マインドフルイーティングと言います。ダイエットには必須の項目。
一人暮らしや普段の生活圏でいきなり始めるのは難しいので、まずは近所や旅行先の食堂が気軽に始めやすいかもね、というお話でした。
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連載記事:ヨガジャーナルオンライン
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